ブログ個人トップ | 経営者会報 (社長ブログ)
企業を発展させるための経営のヒントについて、独自の切り口で紹介します。
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2011年04月08日(金)更新
B級グルメがNYで人気!?
震災以後の日本は、いろいろな意味で世界各国から注目される存在となっていますが、ここ最近、ニューヨークで人気を集めている“日本食”をご存じでしょうか?
日本でも「B級グルメ」「ご当地グルメ」などと呼ばれて親しまれている、やきそば・焼き鳥・うどんなどなど・・・“日本発のファーストフード”が流行に敏感なニューヨーカーたちの熱い支持を受けているというのです(@_@;)
国内でもB級グルメの人気は高く、「B級ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会(通称:愛Bリーグ)」が2006年から開催している「B級グルメグランプリ(通称B-1グランプリ)」は、回を重ねるごとに白熱し、昨年(2010年)の厚木大会では、その経済効果が36億円あったと算出されているようです。
その人気がニューヨークに飛び火したかのように、今、讃岐うどんの「温や」、博多の人気ラーメン店「一風堂」、炉端焼きの「アブリヤ キンノスケ」などのお店には、周辺の企業のニューヨーカーたちが続々と来店するのだそうです。
近年、世界的な健康志向の高まりから、ヘルシーなイメージの高い日本料理は注目を集めてはいましたが、懐石料理のような繊細な味付けを、失礼ながら外国の方が本当に理解できるのだろうかという点には、疑問を抱かずにいられませんでしたよね(――;)
しかも、どの国でも日本料理店はそれなりに高価です。大都市ニューヨークでも、リーマンショック以後、高級日本料理店は軒並み打撃を受けているそうですよ。
そこでタイミングよく登場したのが「B級グルメ」というわけですが、そもそも「B級グルメ」こそ、本来ニューヨーカーたちに愛されるべき味ではなかったのだろうかと思えてなりません。そのうえ、お財布にもかなりやさしいですしね(*^^)v
ここしばらく、日本国内での大規模イベントは開催しづらい状況になりますから、このピンチをチャンスに変えるべく、今こそ日本文化としての「B級グルメ」を、もっと積極的に輸出すべきなのかもしれません。
「縁日」のような日本っぽいイベントも、海外では相当ウケると思います。誰か勇気を持って「B級グルメイベント in NY」を試してみる人はいないでしょうか?
それはともかく、こういう時期こそ経営者は視野を拡げ、屈強な大和魂を持って、積極的なチャレンジを続けてほしいものです(@^^)/~~~
日本でも「B級グルメ」「ご当地グルメ」などと呼ばれて親しまれている、やきそば・焼き鳥・うどんなどなど・・・“日本発のファーストフード”が流行に敏感なニューヨーカーたちの熱い支持を受けているというのです(@_@;)
国内でもB級グルメの人気は高く、「B級ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会(通称:愛Bリーグ)」が2006年から開催している「B級グルメグランプリ(通称B-1グランプリ)」は、回を重ねるごとに白熱し、昨年(2010年)の厚木大会では、その経済効果が36億円あったと算出されているようです。
その人気がニューヨークに飛び火したかのように、今、讃岐うどんの「温や」、博多の人気ラーメン店「一風堂」、炉端焼きの「アブリヤ キンノスケ」などのお店には、周辺の企業のニューヨーカーたちが続々と来店するのだそうです。
近年、世界的な健康志向の高まりから、ヘルシーなイメージの高い日本料理は注目を集めてはいましたが、懐石料理のような繊細な味付けを、失礼ながら外国の方が本当に理解できるのだろうかという点には、疑問を抱かずにいられませんでしたよね(――;)
しかも、どの国でも日本料理店はそれなりに高価です。大都市ニューヨークでも、リーマンショック以後、高級日本料理店は軒並み打撃を受けているそうですよ。
そこでタイミングよく登場したのが「B級グルメ」というわけですが、そもそも「B級グルメ」こそ、本来ニューヨーカーたちに愛されるべき味ではなかったのだろうかと思えてなりません。そのうえ、お財布にもかなりやさしいですしね(*^^)v
ここしばらく、日本国内での大規模イベントは開催しづらい状況になりますから、このピンチをチャンスに変えるべく、今こそ日本文化としての「B級グルメ」を、もっと積極的に輸出すべきなのかもしれません。
「縁日」のような日本っぽいイベントも、海外では相当ウケると思います。誰か勇気を持って「B級グルメイベント in NY」を試してみる人はいないでしょうか?
それはともかく、こういう時期こそ経営者は視野を拡げ、屈強な大和魂を持って、積極的なチャレンジを続けてほしいものです(@^^)/~~~
2011年04月01日(金)更新
「職人」の採用を考える
今日から4月のスタートです。サーバの移行があったため、この2週間ほどブログを休載していましたが、その間に世の中が大きく変わってしまいました。
遅ればせながら、今回の「東北地方太平洋沖地震」におきまして、被害に遭われたみなさまに心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々とそのご遺族に対し、深くお悔やみを申し上げます。一日も早く平穏な生活に戻れますよう、心よりお祈りするばかりです。
その後、計画停電などの影響もあり、とりわけ製造業のみなさんは大変な思いをされていると思います。しかし、こうした苦しい局面を打破するためには、本当の意味で「人」の力が必要なのです。
力のある人材はいったいどこにいるのか…経営者の永遠の悩みだと思いますが、今回はとある鉄工所の社長さんからの質問を取り上げ、職人さんの採用について考えてみたいと思います(*^_^*)
== 質 問 ==
人の採用で悩んでいます。製造業、しかも町の鉄工所などの職人さん等の採用方法はどうしたら良いか困っています。石原先生のアドバイスをお願いします。
== 回 答 ==
経営者の仕事で大切なことは、1)ビジネスモデルを作ること、2)人を採用すること、そして、3)教育し、組織化することです。この順番で現状を見直していってください。ということは、採用の前にまずビジネスモデルを見直すことですね。
== 解 説 ==
人の採用についてはいろいろ考えてしまいますよね。それが特に一般的に言われるような採用での不人気業種となるとなおさらで、一体うちの会社にどうやったら望むような優秀な社員さんが集まるのかと考えてしまうと思います。
こういう時に大切なのは、まず、既存の同業種からなるべく優秀な人材を自社に集める流れを作ることと、この業種に就職したいと考えている新人からみて一番魅力的に見えるような会社になるために、ビジネスモデルを見直すことです。
ということで、まず、どうやったら同業種の中で一番魅力的でおもしろい事がやれそうか? と、考えてみてください。
この場合は、ライバルは他業種の優秀企業ではなく、同業の会社なので、おそらくそんなにすごいアイディアを考えなくても充分勝てるビジネスモデルを考え付くのではないかと思いますよ。
また、今、採用を考えているということは、おそらく業種的に見て、優秀な人材を集めたところが結果として勝つということが分かっているからだと思いますので、この場合のビジネスモデルは待遇や休暇等のアイディアも入れて、採用に勝つために作ると考えても良いかもしれません。
こうやって考えた採用上勝てるビジネスモデルを、どうやって広げていくかということですがそれは、事あるごとに人に話すというところからスタートしていってください。
最初はリアルが大事、何かの会合の2次会でも良いでしょう。目の前にいる人一人だけでもかまいません、とにかく御社が人を採用中だということ、そしてどんな会社で何をしようとしているか等を理解してくれる人を業界の中に増やしていくことです。
「なんかあそこの会社は人を募集しているし、いい会社らしいよ」という評判を作るのが最初の目標です。こうしておけば、何かの都合(務めていた会社が倒産するとかもありますよね)で、勤め先を変えざるをえなくなった方が一番最初に御社に問い合わせしてくると思います。
また、同時にサイト上に採用の告知と、考え方を出すようにしてください。評判を聞いた人がサイトの情報を取っていきますので、告知とランディングページみたいな感じで考えて御社に興味を引くようなコンテンツを出していってください。
そういう情報が広がっていけば、新人も御社に興味を持つようになりますよね。これは、必ず上手く行きますので、ぜひ実行してくださいね(*^_^*)
いかがでしょうか? あなたはどうお考えになりますか(^^♪ 私の発行する週刊メールマガジン、『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があればぜひ覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
遅ればせながら、今回の「東北地方太平洋沖地震」におきまして、被害に遭われたみなさまに心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々とそのご遺族に対し、深くお悔やみを申し上げます。一日も早く平穏な生活に戻れますよう、心よりお祈りするばかりです。
その後、計画停電などの影響もあり、とりわけ製造業のみなさんは大変な思いをされていると思います。しかし、こうした苦しい局面を打破するためには、本当の意味で「人」の力が必要なのです。
力のある人材はいったいどこにいるのか…経営者の永遠の悩みだと思いますが、今回はとある鉄工所の社長さんからの質問を取り上げ、職人さんの採用について考えてみたいと思います(*^_^*)
== 質 問 ==
人の採用で悩んでいます。製造業、しかも町の鉄工所などの職人さん等の採用方法はどうしたら良いか困っています。石原先生のアドバイスをお願いします。
== 回 答 ==
経営者の仕事で大切なことは、1)ビジネスモデルを作ること、2)人を採用すること、そして、3)教育し、組織化することです。この順番で現状を見直していってください。ということは、採用の前にまずビジネスモデルを見直すことですね。
== 解 説 ==
人の採用についてはいろいろ考えてしまいますよね。それが特に一般的に言われるような採用での不人気業種となるとなおさらで、一体うちの会社にどうやったら望むような優秀な社員さんが集まるのかと考えてしまうと思います。
こういう時に大切なのは、まず、既存の同業種からなるべく優秀な人材を自社に集める流れを作ることと、この業種に就職したいと考えている新人からみて一番魅力的に見えるような会社になるために、ビジネスモデルを見直すことです。
ということで、まず、どうやったら同業種の中で一番魅力的でおもしろい事がやれそうか? と、考えてみてください。
この場合は、ライバルは他業種の優秀企業ではなく、同業の会社なので、おそらくそんなにすごいアイディアを考えなくても充分勝てるビジネスモデルを考え付くのではないかと思いますよ。
また、今、採用を考えているということは、おそらく業種的に見て、優秀な人材を集めたところが結果として勝つということが分かっているからだと思いますので、この場合のビジネスモデルは待遇や休暇等のアイディアも入れて、採用に勝つために作ると考えても良いかもしれません。
こうやって考えた採用上勝てるビジネスモデルを、どうやって広げていくかということですがそれは、事あるごとに人に話すというところからスタートしていってください。
最初はリアルが大事、何かの会合の2次会でも良いでしょう。目の前にいる人一人だけでもかまいません、とにかく御社が人を採用中だということ、そしてどんな会社で何をしようとしているか等を理解してくれる人を業界の中に増やしていくことです。
「なんかあそこの会社は人を募集しているし、いい会社らしいよ」という評判を作るのが最初の目標です。こうしておけば、何かの都合(務めていた会社が倒産するとかもありますよね)で、勤め先を変えざるをえなくなった方が一番最初に御社に問い合わせしてくると思います。
また、同時にサイト上に採用の告知と、考え方を出すようにしてください。評判を聞いた人がサイトの情報を取っていきますので、告知とランディングページみたいな感じで考えて御社に興味を引くようなコンテンツを出していってください。
そういう情報が広がっていけば、新人も御社に興味を持つようになりますよね。これは、必ず上手く行きますので、ぜひ実行してくださいね(*^_^*)
いかがでしょうか? あなたはどうお考えになりますか(^^♪ 私の発行する週刊メールマガジン、『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があればぜひ覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
2011年03月11日(金)更新
10万円のチャリティ枠!? 東京マラソンにみる黒字化の手腕
少し前の話題になりますが、先月(2011年2月)27日の東京マラソンをご覧になりましたか?
今年で第5回を迎えたわけですが、回を重ねるごとにその人気を増し、フルマラソンと10キロメートルを合わせて、過去最高となる33万人以上の応募があり、参加への倍率は約9.6倍だったそうです。
以前、私のブログにも書いたことがあるのですが、昨年6月に東京都と日本陸連による組織委員会を発展的解消する形で「一般財団法人東京マラソン財団」が設立されました。
理事には、スポーツキャスターに転身した高橋尚子さんなども名を連ねていますが、今年の大会以降、東京マラソンは同財団の主催となり、これまでの主催者だった東京都と日本陸連は共催団体へ移行することになったのです。
そこで今回初の試みとして、“つなぐ”をテーマに『10万円以上の寄付で大会に参加できるチャリティランナー枠』を設けたところ、707名からの応募があり、先に開催された「東京マラソンEXPO2011」で会場内に設置された募金箱分も含め、寄付金はなんと!7184万5000円にのぼったそうですよ(@_@;)
寄付金は「難病と戦う子どもと家族の支援」「森林再生プロジェクト」「難民支援」「障害者アスリート支援」の4分野で活用されるほか、大地震に見舞われ現在も救援活動が続けられているニュージーランドにも100万円が寄付されたようですが、それにしてもすごいですよね~(*^_^*)
ちなみにチャリティ枠で参加したランナーには「ゴールドゼッケン」が配られ、テレビ番組内で各人の思いなどが紹介されたそうですが、東京マラソンというイベントを「10万円払ってでも参加したい」価値あるイベントに育てた東京都は、本当にエライ!って感じです。
このモデルに影響されてか、今年秋(2011年10月30日)には「第一回大阪マラソン」が開催されます。このイベントが成功し、大阪の経済が少しでも活気づくことを期待したいところですね。
今のところ、東京マラソンのチャリティ枠は個人のみが対象で、同財団への寄付は、寄付金控除等の税制優遇の対象とはなっていないようですが、例えばチャリティ枠を法人にまで広げて、社員研修の一環としてマラソンに参加してもらうとか(笑)、税制優遇措置を検討するなどすれば、潤沢な運営資金を集めることも可能ではないでしょうか?
少子高齢化社会が進み、年々マーケットの縮小する日本において“黒字化”の道は「既成概念を超えたアイディア」の先にしかないと私は考えています。もちろん、マラソン大会と企業経営を同列に見るつもりはありませんが、世の中から常に刺激を受けるという意味で、ぜひ参考にしてください(@^^)/~~~
今年で第5回を迎えたわけですが、回を重ねるごとにその人気を増し、フルマラソンと10キロメートルを合わせて、過去最高となる33万人以上の応募があり、参加への倍率は約9.6倍だったそうです。
以前、私のブログにも書いたことがあるのですが、昨年6月に東京都と日本陸連による組織委員会を発展的解消する形で「一般財団法人東京マラソン財団」が設立されました。
理事には、スポーツキャスターに転身した高橋尚子さんなども名を連ねていますが、今年の大会以降、東京マラソンは同財団の主催となり、これまでの主催者だった東京都と日本陸連は共催団体へ移行することになったのです。
そこで今回初の試みとして、“つなぐ”をテーマに『10万円以上の寄付で大会に参加できるチャリティランナー枠』を設けたところ、707名からの応募があり、先に開催された「東京マラソンEXPO2011」で会場内に設置された募金箱分も含め、寄付金はなんと!7184万5000円にのぼったそうですよ(@_@;)
寄付金は「難病と戦う子どもと家族の支援」「森林再生プロジェクト」「難民支援」「障害者アスリート支援」の4分野で活用されるほか、大地震に見舞われ現在も救援活動が続けられているニュージーランドにも100万円が寄付されたようですが、それにしてもすごいですよね~(*^_^*)
ちなみにチャリティ枠で参加したランナーには「ゴールドゼッケン」が配られ、テレビ番組内で各人の思いなどが紹介されたそうですが、東京マラソンというイベントを「10万円払ってでも参加したい」価値あるイベントに育てた東京都は、本当にエライ!って感じです。
このモデルに影響されてか、今年秋(2011年10月30日)には「第一回大阪マラソン」が開催されます。このイベントが成功し、大阪の経済が少しでも活気づくことを期待したいところですね。
今のところ、東京マラソンのチャリティ枠は個人のみが対象で、同財団への寄付は、寄付金控除等の税制優遇の対象とはなっていないようですが、例えばチャリティ枠を法人にまで広げて、社員研修の一環としてマラソンに参加してもらうとか(笑)、税制優遇措置を検討するなどすれば、潤沢な運営資金を集めることも可能ではないでしょうか?
少子高齢化社会が進み、年々マーケットの縮小する日本において“黒字化”の道は「既成概念を超えたアイディア」の先にしかないと私は考えています。もちろん、マラソン大会と企業経営を同列に見るつもりはありませんが、世の中から常に刺激を受けるという意味で、ぜひ参考にしてください(@^^)/~~~
2011年03月04日(金)更新
この時代に望まれるリーダーの条件
あっという間に3月に入りました(*^_^*) みなさん、今年の目標は順調に推移しているでしょうか? さて、今週は「リーダー採用の条件」についての質問に答えてみたいと思います。経営者の最終的な悩みは「人」の問題だと思うので、よかったら考え方のヒントにしてください。
== 質 問 ==
リーダー採用の際、「性格の良い人」よりも「我が強い人」(能力値・才能の高い人)が良いとのことですが、「能力の高い人」とはそもそもどういう人ですか? 「前向きな人?」石原先生の話を聞いてドーパミンがいっぱい出ている人は才能が高いと言えますか?
== 回 答 ==
私が言う企業がまず採用しなければならない能力の高い人とは「すぐに行動できる人」「自主的に行動する人」「変化に強い人」「失敗しても立ち直りの早い人」という感じです。能力はいろいろありますが、今の時代、各社に望まれているのはこういう“突破力”のある人だと思います。
== 解 説 ==
今回は、私の「リーダーの採用は、性格 (=人柄の良さ)よりも能力」と言ったことに対する質問です。以前私がそういう発言をしたのは、両方揃っている人を探すとなると本当に大変なので、そうならばどっちを取るかと言うと、まずは“突破力”などの才能を優先させた方が良いという意味合いでした。
もちろん企業を経営していくとなると、最終的には人格レベルの高いリーダー、特に「ナンバー2」の存在は欠かせないので、そういう人材を探していかなければならないわけですが、確率でいうと才能がある人が50人~200人に1人、そのうち人格もOKの人を探すとなると、さらに、その10分の1くらいの確率と言った感じだと思います。
・・・ということは、才能のある人の中で人格も揃っている人は10人に1人ということですね(ーー;)
なので、事をなそうと思ったら、まず最初に性格よりも実行力のある人を採用して、とにかくビジネスを動かした方が良いということだと思ってください。
ココで、変に採用の際に性格を重視すると、いつまで経っても人が採用できないとか、人格は良いけれど何にも出来ない人を採用してしまって、事業そのものが立ち往生するといったことになる危険性があります。
極端に言うと「人格無視」でも、数年がんばってもらって事業を黒字化させてもらったら全くOK!という感じで採用する方がいいと思います。
また、ここで採用した人に変に仕事上の完璧さを求めてはダメなので、抜けているところはカバーしてあげる等の心遣いやチェックは、当たり前のようにするということも知っておいてください。
なんか、すっごい「シ・ビ・ア」な話になってきましたが、誤解が生まれると大変なのでこの辺りはポッドキャストでしっかりお話したいと思います。
でも、現実にはこの辺りのことが分かっている経営者の方ってとっても少ないので、本当はすごく勉強になるはずなんです(ーー;) ぜひ、参考にしてくださいね。
いかがでしょうか? あなたはどうお考えになりますか(^^♪ 私の発行する週刊メールマガジン、『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があればぜひ覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
== 質 問 ==
リーダー採用の際、「性格の良い人」よりも「我が強い人」(能力値・才能の高い人)が良いとのことですが、「能力の高い人」とはそもそもどういう人ですか? 「前向きな人?」石原先生の話を聞いてドーパミンがいっぱい出ている人は才能が高いと言えますか?
== 回 答 ==
私が言う企業がまず採用しなければならない能力の高い人とは「すぐに行動できる人」「自主的に行動する人」「変化に強い人」「失敗しても立ち直りの早い人」という感じです。能力はいろいろありますが、今の時代、各社に望まれているのはこういう“突破力”のある人だと思います。
== 解 説 ==
今回は、私の「リーダーの採用は、性格 (=人柄の良さ)よりも能力」と言ったことに対する質問です。以前私がそういう発言をしたのは、両方揃っている人を探すとなると本当に大変なので、そうならばどっちを取るかと言うと、まずは“突破力”などの才能を優先させた方が良いという意味合いでした。
もちろん企業を経営していくとなると、最終的には人格レベルの高いリーダー、特に「ナンバー2」の存在は欠かせないので、そういう人材を探していかなければならないわけですが、確率でいうと才能がある人が50人~200人に1人、そのうち人格もOKの人を探すとなると、さらに、その10分の1くらいの確率と言った感じだと思います。
・・・ということは、才能のある人の中で人格も揃っている人は10人に1人ということですね(ーー;)
なので、事をなそうと思ったら、まず最初に性格よりも実行力のある人を採用して、とにかくビジネスを動かした方が良いということだと思ってください。
ココで、変に採用の際に性格を重視すると、いつまで経っても人が採用できないとか、人格は良いけれど何にも出来ない人を採用してしまって、事業そのものが立ち往生するといったことになる危険性があります。
極端に言うと「人格無視」でも、数年がんばってもらって事業を黒字化させてもらったら全くOK!という感じで採用する方がいいと思います。
また、ここで採用した人に変に仕事上の完璧さを求めてはダメなので、抜けているところはカバーしてあげる等の心遣いやチェックは、当たり前のようにするということも知っておいてください。
なんか、すっごい「シ・ビ・ア」な話になってきましたが、誤解が生まれると大変なのでこの辺りはポッドキャストでしっかりお話したいと思います。
でも、現実にはこの辺りのことが分かっている経営者の方ってとっても少ないので、本当はすごく勉強になるはずなんです(ーー;) ぜひ、参考にしてくださいね。
いかがでしょうか? あなたはどうお考えになりますか(^^♪ 私の発行する週刊メールマガジン、『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があればぜひ覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
2011年02月25日(金)更新
英国で「ネット質屋」が人気!? 意外な客層にビジネスのヒントを見た
最近「えっ??」と思ったことのひとつに、英国で世界初のネット専業質屋「ボロー」が人気を呼んでいる・・・というニュースがあります。
未だリーマンショックの影響が色濃く残る英国では、近年「質屋」が急増しており、2003年の500店から1800店舗にまで増えたのだそうです(――;)
そんななか、2008年に創業した「ボロー(Borro)」は、ネット上の質屋のシェア75%を占め、今話題の「Facebook」などにも投資する複数のベンチャーキャピタルが、合計で1000万ポンド(約13億2000万円)の資金を提供するほどの企業になっているのです。
日本で「質屋」というと、昨年(2010年)の人気ドラマ「ゲゲゲの女房」にも出てきたように、生活に困った人たちが駆け込む場所でしたよね。最近でこそ、一見ブランドショップと見紛うほどのお店もありますが、どちらかと言うと低所得者層がお客様、という構図で来ている業界だと思います。
ところが、この英国ボローには、いわゆる「富裕層」と呼ばれるお金持ちたちが、宝石やら高級時計やら絵画やら骨董品やらを預けているというのです(@_@;)
与信履歴が傷つかない短期の高額融資が人気を呼んでいるそうですが、顧客の中には、バブル期に不動産投資にのめり込んだ人たちやヘッジファンドのオーナーたちもいるみたいで、なかにはスポーツカーやヨットを担保に差し出す人もいるのだとか。
ボローが賢い点は、4つの質入方法を用意したことです。一般的には翌日着の郵便で担保品を送れば、査定後すぐに口座にお金が振り込まれるというものですが、1000ポンド(約13万円)以上なら、予約の上で事務所を訪れて手渡すこともできます。
さらに1万ポンド(約132万円)以上の品物なら、当日着の宅配便も利用でき、送料はボローの負担で、紛失に備えて保険もついているようです。
3万ポンド(約396万円)以上の場合は、鑑定士の自宅出張サービスも可能。ボローの鑑定士は、サザビーズやクリスティーズなど英国のオークションハウスで働いた経験のある、選りすぐりの目利きみたいですよ。
最高100万ポンド(約1億3200万円)の品物まで質入できるそうですが、こうしたきめ細かいサービスを用意した上で、ネット専業なら24時間、人目も気にせず利用できるわけですから、一度利用した富裕層たちは、必ずリピーターになってくれるんじゃないでしょうか(*^^)v
私は常に「名簿の価値がビジネスを決める」と教えていますが、「質屋」というビジネスで富裕層のリストが集まるとは、さすがにイメージしていませんでした(笑)。たとえ景気が回復しても、ボローは次の一手として、富裕層に特化したサービスを開発できれば一生安泰です。
こうした事例を見るにつけ、経営者は、常に思考の枠を外していく努力をしなければならないことを痛感します。ぜひ、参考にしてください(@^^)/~~~
未だリーマンショックの影響が色濃く残る英国では、近年「質屋」が急増しており、2003年の500店から1800店舗にまで増えたのだそうです(――;)
そんななか、2008年に創業した「ボロー(Borro)」は、ネット上の質屋のシェア75%を占め、今話題の「Facebook」などにも投資する複数のベンチャーキャピタルが、合計で1000万ポンド(約13億2000万円)の資金を提供するほどの企業になっているのです。
日本で「質屋」というと、昨年(2010年)の人気ドラマ「ゲゲゲの女房」にも出てきたように、生活に困った人たちが駆け込む場所でしたよね。最近でこそ、一見ブランドショップと見紛うほどのお店もありますが、どちらかと言うと低所得者層がお客様、という構図で来ている業界だと思います。
ところが、この英国ボローには、いわゆる「富裕層」と呼ばれるお金持ちたちが、宝石やら高級時計やら絵画やら骨董品やらを預けているというのです(@_@;)
与信履歴が傷つかない短期の高額融資が人気を呼んでいるそうですが、顧客の中には、バブル期に不動産投資にのめり込んだ人たちやヘッジファンドのオーナーたちもいるみたいで、なかにはスポーツカーやヨットを担保に差し出す人もいるのだとか。
ボローが賢い点は、4つの質入方法を用意したことです。一般的には翌日着の郵便で担保品を送れば、査定後すぐに口座にお金が振り込まれるというものですが、1000ポンド(約13万円)以上なら、予約の上で事務所を訪れて手渡すこともできます。
さらに1万ポンド(約132万円)以上の品物なら、当日着の宅配便も利用でき、送料はボローの負担で、紛失に備えて保険もついているようです。
3万ポンド(約396万円)以上の場合は、鑑定士の自宅出張サービスも可能。ボローの鑑定士は、サザビーズやクリスティーズなど英国のオークションハウスで働いた経験のある、選りすぐりの目利きみたいですよ。
最高100万ポンド(約1億3200万円)の品物まで質入できるそうですが、こうしたきめ細かいサービスを用意した上で、ネット専業なら24時間、人目も気にせず利用できるわけですから、一度利用した富裕層たちは、必ずリピーターになってくれるんじゃないでしょうか(*^^)v
私は常に「名簿の価値がビジネスを決める」と教えていますが、「質屋」というビジネスで富裕層のリストが集まるとは、さすがにイメージしていませんでした(笑)。たとえ景気が回復しても、ボローは次の一手として、富裕層に特化したサービスを開発できれば一生安泰です。
こうした事例を見るにつけ、経営者は、常に思考の枠を外していく努力をしなければならないことを痛感します。ぜひ、参考にしてください(@^^)/~~~
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