ブログ個人トップ | 経営者会報 (社長ブログ)
企業を発展させるための経営のヒントについて、独自の切り口で紹介します。
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2012年07月13日(金)更新
新人だけが働く居酒屋!? 『新卒ダイニングRookies』の目線
早いもので、新人が入社して3ヵ月が経とうとしていますが、みなさんの会社の新人さんたちは、すくすくと成長していらっしゃるでしょうか?
今年4月に、大阪の繁華街「北新地」にオープンした『新卒ダイニングRookies(ルーキーズ)』では、業績もことのほか好調に推移し、早くも複数の店長候補が現れたと聞きます(*^^)v
その名のとおり、新入社員だけで運営する居酒屋なのですが、こんなユニークな発想の持ち主は、レストラン経営の「きちり」。最近ではあのタニタとパートナーシップを組み、「タニタ食堂」を大ヒットさせている仕掛人でもあります。
なんでも同店は、関西地区採用の9人が、内定の段階から共同で企画したそうで、指示を仰ぐ上司のいない中、提供する料理、価格設定、内装までを、すべて新人だけで考えたのだとか。もちろん、相談に乗るコーチ役の先輩社員はいたようですが、会社は同店を“人材育成の場”として捉え、“新人のうちに思いきった失敗をさせる場”をつくりたかったのだそうです。
これまで同社の新人は、本社で短期間の研修を受けた後、所属する店が決まり、店長のもとで働きながら訓練を受ける体制だったようですが、思い切って採算を度外視し、研修用の店舗を出したというわけです。もちろん、新人研修に付き合われるお客さんとしてはどうなのか…とちょっと心配になったりもしますが、その点「北新地」に出店したあたりは、さすがだと思います。
北新地は、大阪では割とお客さんの年齢層も客単価も高い地区。北新地で飲んでいる方の中には、経営者や企業幹部なども少なくないので、わが社の新人を見るようなあたたかい視線で応援してもらえるだろう・・・という、多少の読みもあったのではないでしょうか(*^_^*)
そんな北新地で、新人たちが決めたこの店のコンセプトは「おっちゃんたちのディズニーランド」。店は以前の鳥料理店を居抜きで使ったようですが、1階30席、2階42席の広さで、売上高は月間400万円と、ほぼ見込み通りの数字で推移しているようです。
私はこの店の存在を知った時、思わず笑ってしまったのですが、一見無謀に見えて、じつはかなり賢い戦略ですよね。 考えてみると「マイナス」がひとつもないのです!(^^)!
今どき居酒屋のオープンくらいでは、どこのメディアも取り上げてはくれませんが、現に同店のメディア露出は多く、来店したお客さんも、ブログやSNSに、おもしろがって投稿してくれます。
その上、多少の段取りの悪さがあっても「新人だから…」とお客さんから大目に見てもらえるでしょうし、同社のグループ店で、仮にこの店より業績の悪い店があったとしたら「新人に負けるな!」と、ハッパをかける絶好の材料にもなるでしょう(笑)。
もちろん、この店で働く新人たちも、座学の研修を何十時間受けるより、貴重な経験をたくさん積むことで、驚くべきスピードで成長していくと思います。同社の狙い通り、とかく失敗が許されにくい今の社会で「失敗してもいいから、思いっきりやってみろ!」と言われる環境に身を置けることは、将来的にも他に代えがたい財産となることでしょう。
新人だけに居酒屋を任せるなんて、一見突飛な発想に見えますが、じつは冷静に考えると利点のほうが多いわけです。これからの時代、経営者はこのくらいの高さと広さを持った目線で発想できないと、勝ち残っていけないように思えます。
この事例をよい刺激に、自社の経営課題を一挙に解決する“奇策”はないか・・・楽しみながら発想を拡げてみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~
今年4月に、大阪の繁華街「北新地」にオープンした『新卒ダイニングRookies(ルーキーズ)』では、業績もことのほか好調に推移し、早くも複数の店長候補が現れたと聞きます(*^^)v
その名のとおり、新入社員だけで運営する居酒屋なのですが、こんなユニークな発想の持ち主は、レストラン経営の「きちり」。最近ではあのタニタとパートナーシップを組み、「タニタ食堂」を大ヒットさせている仕掛人でもあります。
なんでも同店は、関西地区採用の9人が、内定の段階から共同で企画したそうで、指示を仰ぐ上司のいない中、提供する料理、価格設定、内装までを、すべて新人だけで考えたのだとか。もちろん、相談に乗るコーチ役の先輩社員はいたようですが、会社は同店を“人材育成の場”として捉え、“新人のうちに思いきった失敗をさせる場”をつくりたかったのだそうです。
これまで同社の新人は、本社で短期間の研修を受けた後、所属する店が決まり、店長のもとで働きながら訓練を受ける体制だったようですが、思い切って採算を度外視し、研修用の店舗を出したというわけです。もちろん、新人研修に付き合われるお客さんとしてはどうなのか…とちょっと心配になったりもしますが、その点「北新地」に出店したあたりは、さすがだと思います。
北新地は、大阪では割とお客さんの年齢層も客単価も高い地区。北新地で飲んでいる方の中には、経営者や企業幹部なども少なくないので、わが社の新人を見るようなあたたかい視線で応援してもらえるだろう・・・という、多少の読みもあったのではないでしょうか(*^_^*)
そんな北新地で、新人たちが決めたこの店のコンセプトは「おっちゃんたちのディズニーランド」。店は以前の鳥料理店を居抜きで使ったようですが、1階30席、2階42席の広さで、売上高は月間400万円と、ほぼ見込み通りの数字で推移しているようです。
私はこの店の存在を知った時、思わず笑ってしまったのですが、一見無謀に見えて、じつはかなり賢い戦略ですよね。 考えてみると「マイナス」がひとつもないのです!(^^)!
今どき居酒屋のオープンくらいでは、どこのメディアも取り上げてはくれませんが、現に同店のメディア露出は多く、来店したお客さんも、ブログやSNSに、おもしろがって投稿してくれます。
その上、多少の段取りの悪さがあっても「新人だから…」とお客さんから大目に見てもらえるでしょうし、同社のグループ店で、仮にこの店より業績の悪い店があったとしたら「新人に負けるな!」と、ハッパをかける絶好の材料にもなるでしょう(笑)。
もちろん、この店で働く新人たちも、座学の研修を何十時間受けるより、貴重な経験をたくさん積むことで、驚くべきスピードで成長していくと思います。同社の狙い通り、とかく失敗が許されにくい今の社会で「失敗してもいいから、思いっきりやってみろ!」と言われる環境に身を置けることは、将来的にも他に代えがたい財産となることでしょう。
新人だけに居酒屋を任せるなんて、一見突飛な発想に見えますが、じつは冷静に考えると利点のほうが多いわけです。これからの時代、経営者はこのくらいの高さと広さを持った目線で発想できないと、勝ち残っていけないように思えます。
この事例をよい刺激に、自社の経営課題を一挙に解決する“奇策”はないか・・・楽しみながら発想を拡げてみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~
2012年07月09日(月)更新
企業向けのサービスで収益を確保するために
早いもので、7月に入りました(*^_^*) 今年の上半期は、いかがだったでしょうか? どんな業界でも、納得のいく利益を確保するのが難しい時代になっていますが、今回は私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の会員さんからの質問を取り上げてみました。よかったら、参考にしてください。
== 質 問 ==
現在『高収益トップ3%倶楽部』で勉強中です。質問させていただきます。B to Bで比較的大きな企業にサービスを提供していますが、お客様は1社に発注し続けることはせず、相見積りを取ったりコンペを行ったりします。
設定した最低価格を下回らない金額内で一番安いベンダーが受注するなど価格競争となってしまいます。企業向けサービスで収益を確保するためのアイデアをお聞かせ下さい。よろしくお願いします。
== 回 答 ==
時代に逆行するような提案ですが、こういう場合はリアルな営業を強化するのが良いのではないでしょうか? 営業を強化して、値段に唯一対抗できる情報をいち早く掴む、これがポイントだと思います。
== 解 説 ==
情報化社会の実現で価格に対する問題は、どういう業態かは別として避けて通れない問題です。同じ商品やサービスを誰かがもっと安く提供すれば、当然他社も価格を下げなければ顧客からは指名されなくなります。
特に、大企業などにBtoBサービスを行う場合に、同じ商品やサービスを他社よりも高く売ることは現実には不可能です。自社を選んでもらい売上げを確保するためには、何か別の付加価値を付ける以外に方法は無いと思います。
・・・質問の収益を上げる方法ですが、付加価値を付けて沢山の受注を確保、数をこなすことで効率を上げ尚且つ数をまとめることで自社の仕入れコストを下げて収益性を確保するというのが、一番の得策だと思います。これなら、他社と同じ値段でも競争に勝って行くことができるようになります。
では、何を付加価値とするかですが、付加価値で一番価値が高いモノは何かというと、それは各種の“情報”です。各種というのは、何かというと、例えば、顧客の顧客がどういった動向をしているのか?とか、顧客の業界で起きている変化、ライバルの動向、マーケットからの認知や評判、新規事業でやってみたい事に関にする情報…etcですが、こういった顧客の関心のある情報をいち早く顧客側に提供することができれば、付加価値が高い分、他社に受注をもって行かれることは無いと思います。
これを分かり易く表現すると、顧客の知りたい情報をいち早く掴んで、顧客に提供する体制を作れば、競争に勝てるということですが、これを行うために一番良いのがリアル営業の強化だと思います。
とっても時代に逆行している感じの提案ですし、そんなことをすればコストが上がってしまうという恐れもあるので、なかなか大変ですが、今、どこの業界でもリアル営業の強化はしていないので、返って逆張りで強みを発揮するのではないかと思います。
理由は顧客の知りたい情報は、リアルに顧客に聞くしか無いからです。他社がやらない今なら、かなり効果があると思いますので、私の提案の意味が分かったら検討してみてください。ある程度の無理をしないと、この競争には勝てないと思います。
いかがでしょうか? あなたはどうお考えになりますか(^^♪ 私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
また、オフィシャルマガジン『石原明の不定期情報通信』をご希望の方はコチラから読者登録ができますので、ぜひこの機会にご登録ください。様々な切り口から“経営脳”に刺激を与える内容を配信しています(*^^)v
== 質 問 ==
現在『高収益トップ3%倶楽部』で勉強中です。質問させていただきます。B to Bで比較的大きな企業にサービスを提供していますが、お客様は1社に発注し続けることはせず、相見積りを取ったりコンペを行ったりします。
設定した最低価格を下回らない金額内で一番安いベンダーが受注するなど価格競争となってしまいます。企業向けサービスで収益を確保するためのアイデアをお聞かせ下さい。よろしくお願いします。
== 回 答 ==
時代に逆行するような提案ですが、こういう場合はリアルな営業を強化するのが良いのではないでしょうか? 営業を強化して、値段に唯一対抗できる情報をいち早く掴む、これがポイントだと思います。
== 解 説 ==
情報化社会の実現で価格に対する問題は、どういう業態かは別として避けて通れない問題です。同じ商品やサービスを誰かがもっと安く提供すれば、当然他社も価格を下げなければ顧客からは指名されなくなります。
特に、大企業などにBtoBサービスを行う場合に、同じ商品やサービスを他社よりも高く売ることは現実には不可能です。自社を選んでもらい売上げを確保するためには、何か別の付加価値を付ける以外に方法は無いと思います。
・・・質問の収益を上げる方法ですが、付加価値を付けて沢山の受注を確保、数をこなすことで効率を上げ尚且つ数をまとめることで自社の仕入れコストを下げて収益性を確保するというのが、一番の得策だと思います。これなら、他社と同じ値段でも競争に勝って行くことができるようになります。
では、何を付加価値とするかですが、付加価値で一番価値が高いモノは何かというと、それは各種の“情報”です。各種というのは、何かというと、例えば、顧客の顧客がどういった動向をしているのか?とか、顧客の業界で起きている変化、ライバルの動向、マーケットからの認知や評判、新規事業でやってみたい事に関にする情報…etcですが、こういった顧客の関心のある情報をいち早く顧客側に提供することができれば、付加価値が高い分、他社に受注をもって行かれることは無いと思います。
これを分かり易く表現すると、顧客の知りたい情報をいち早く掴んで、顧客に提供する体制を作れば、競争に勝てるということですが、これを行うために一番良いのがリアル営業の強化だと思います。
とっても時代に逆行している感じの提案ですし、そんなことをすればコストが上がってしまうという恐れもあるので、なかなか大変ですが、今、どこの業界でもリアル営業の強化はしていないので、返って逆張りで強みを発揮するのではないかと思います。
理由は顧客の知りたい情報は、リアルに顧客に聞くしか無いからです。他社がやらない今なら、かなり効果があると思いますので、私の提案の意味が分かったら検討してみてください。ある程度の無理をしないと、この競争には勝てないと思います。
いかがでしょうか? あなたはどうお考えになりますか(^^♪ 私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
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2012年06月29日(金)更新
泡立て機能付きビールジョッキ!? 「おもしろさ」が波及する時代
早いもので、来週はもう7月に入ります。今年もいつのまにか、ビールのおいしい季節になりましたね(*^_^*) 最近は「家飲み派」も増えているようですが“自宅で生ビール気分”を味わえる、ちょっとおもしろい商品に目が留まりました。
その名も『ジョッキアワー』。タカラトミーアーツから発売された商品ですが、プラスチック製ジョッキの取っ手内部にレバーが内臓されていて(画像の黄色い部分です)、その先はバネ付きの小さなハンマーにつながっているんです。
レバー上部を親指で押し下げると、ハンマーがジョッキの底をパチンとたたき、泡をつくるという何ともシンプルなしかけ(笑)。瓶や缶から注いだビールに細かい泡が立ち上がり、生ビール風の見た目になるのです。電池なども不要なので、キャンプなどアウトドアでも楽しめます。
容量は390ml、価格は1,575円ですが、何とも“今っぽい”商品ですよね。商品開発の発想が、完璧に「モノ」から「コト」にシフトしているのを感じます。何気なくジョッキに注いだビールが、目の前でモクモク泡を立て始めたら・・・かなりおもしろいですよね。
自ら「バーベキュー合コン」を企画して、このジョッキを使ったら・・・あなたはその合コンのヒーローになれるかもしれない。そんなふうに「一発ウケる」ことが、もうそれだけで「商品価値」なのです(*^^)v
そこには、注いだビールがおいしく飲めるとか、いつまでも冷たいとか、グラスの薄さや重さとか、はたまた価格とかetc・・・ビールジョッキとしての「機能」を追求する視点はまるでありません。開発者が「単純なおもしろさ」を追求しているからこそ、そのおもしろさに反応した人が、いち早く「それ、絶対欲しい!」となるのです。
私はつい、おもしろい商品に出会うと、その商品の企画会議の場を想像してしまうのですが、このジョッキも、会議の場で相当ウケ、会議はとてつもなく盛り上がったはず。商品の機能や品質を追求する冷静な会議とは、その場の「空気」は大違いでしょう。
これからの時代、勝ちに行きたい中小企業には、このセンスが不可欠だと思っています。まじめなものづくりも結構ですが、ユーザーの感情を動かすからこそ、ものが売れるのです。特に「楽しい」とか「おもしろい」という感情は、強烈に伝播していきます。
もっといえば、「欲しいけどなかなか手に入らない」なんてことになれば、もっと感情が高まります。そして手に入れた暁には、ブログやSNSで思いっきり自慢してくれることでしょう。こうして話題のヒット商品になっていくわけです!(^^)!
この事例を参考に、たまにはビールでも飲みながら、自社商品を見つめ直してみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~
2012年06月22日(金)更新
少ない人数で上手に商材をPRする法
今週は台風に見舞われ、不安定な天気が続きました。梅雨特有の蒸し暑さもあり、過ごしにくい毎日ですが、気分だけはスッキリといきたいですね♪
さて、今回は私が毎週金曜日に配信している無料版ポッドキャスト『石原明の経営のヒント+(プラス)』のリスナーさんから寄せられた質問を取り上げてみました。よかったら、参考にしてください。
ちなみに、只今ポッドキャストでは、今月26日に出版される私の新刊についての解説音声も配信中です。ぜひ一緒にダウンロードしてくださ~い(*^^)v
== 質 問 ==
石原先生の語尾と早川さんの抑揚に親しみを感じ、デスクワークのときはいつも聞いています。私は中学・高校向けの副教材を制作、販売する会社で制作と営業を兼務しています。
扱っている製品はきちんと売れるのですが、営業マンの数も多くなく、代理店さんにお願いしても全国の学校をカバーできていない状態です。少ない人数で学校へ上手にPRしていくにはどのような方法があるでしょうか。ご教授いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
== 回 答 ==
B to Bビジネスで効率的に成果を出すのに一番良い方法は、セミナーを使っての集客から4ステップマーケティングを展開することだと思っています。これは学校などにも当てはまることだと思うので、ぜひ考えてみてください。
== 解 説 ==
B to Bビジネス、特に今回の質問のように企業や学校などの組織にノウハウやサービスを提供するようなビジネスの場合に一番適している仕事の進め方は、セミナーを使っての集客から4ステップマーケティングを展開することだと思っています。
特に少ない人員で代理店も活用しながら販売していこうと言うのであれば、なおさら効果が出せるので、ぜひ、セミナー開催を考えてみてください。
セミナーが良いのは、売り込みという感じにならずに顧客を沢山集めることができるということです。また、セミナーのタイトルや内容を工夫することで顧客の関心をリサーチすることができたり、アンケートなどから直接接触し、より深い情報を取ることもできるようになるということです。
セミナー展開の仕方ですが、御社の場合だと対象は子供たちに指導を行う学校の先生たちということになりますので、先生たちが現状でどういったことに悩みや関心を持っているかを考えた上で、セミナーの内容を考えてみてください。
御社の商品をいきなりPRするというより、結果として、御社の副教材を活用すると良いのだなと思えるような内容に、セミナーの方向を向けていくという感じですね。で、興味のある方には当日あるいは後日個別に相談が出来るというかたちで、プレゼンへと持っていきます。
参加者には情報提供を定期的にして、見込客フォローをしていきます(この辺りの内容に関しては私の著書を読んで4ステップマーケティングを理解してくださいね)。
こういう流れで、まずは自社で開催、そこで成果を出した内容を全国の代理店で代理店支援として開催すれば、結果、代理店も活発に動いてくれるようになると思います。この方法なら少人数で必ず成果が出せると思います。試してみてください。
いかがでしょうか? あなたはどうお考えになりますか(^^♪ 私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
また、オフィシャルマガジン『石原明の不定期情報通信』をご希望の方はコチラから読者登録ができますので、ぜひこの機会にご登録ください。様々な切り口から“経営脳”に刺激を与える内容を配信しています(*^^)v
さて、今回は私が毎週金曜日に配信している無料版ポッドキャスト『石原明の経営のヒント+(プラス)』のリスナーさんから寄せられた質問を取り上げてみました。よかったら、参考にしてください。
ちなみに、只今ポッドキャストでは、今月26日に出版される私の新刊についての解説音声も配信中です。ぜひ一緒にダウンロードしてくださ~い(*^^)v
== 質 問 ==
石原先生の語尾と早川さんの抑揚に親しみを感じ、デスクワークのときはいつも聞いています。私は中学・高校向けの副教材を制作、販売する会社で制作と営業を兼務しています。
扱っている製品はきちんと売れるのですが、営業マンの数も多くなく、代理店さんにお願いしても全国の学校をカバーできていない状態です。少ない人数で学校へ上手にPRしていくにはどのような方法があるでしょうか。ご教授いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
== 回 答 ==
B to Bビジネスで効率的に成果を出すのに一番良い方法は、セミナーを使っての集客から4ステップマーケティングを展開することだと思っています。これは学校などにも当てはまることだと思うので、ぜひ考えてみてください。
== 解 説 ==
B to Bビジネス、特に今回の質問のように企業や学校などの組織にノウハウやサービスを提供するようなビジネスの場合に一番適している仕事の進め方は、セミナーを使っての集客から4ステップマーケティングを展開することだと思っています。
特に少ない人員で代理店も活用しながら販売していこうと言うのであれば、なおさら効果が出せるので、ぜひ、セミナー開催を考えてみてください。
セミナーが良いのは、売り込みという感じにならずに顧客を沢山集めることができるということです。また、セミナーのタイトルや内容を工夫することで顧客の関心をリサーチすることができたり、アンケートなどから直接接触し、より深い情報を取ることもできるようになるということです。
セミナー展開の仕方ですが、御社の場合だと対象は子供たちに指導を行う学校の先生たちということになりますので、先生たちが現状でどういったことに悩みや関心を持っているかを考えた上で、セミナーの内容を考えてみてください。
御社の商品をいきなりPRするというより、結果として、御社の副教材を活用すると良いのだなと思えるような内容に、セミナーの方向を向けていくという感じですね。で、興味のある方には当日あるいは後日個別に相談が出来るというかたちで、プレゼンへと持っていきます。
参加者には情報提供を定期的にして、見込客フォローをしていきます(この辺りの内容に関しては私の著書を読んで4ステップマーケティングを理解してくださいね)。
こういう流れで、まずは自社で開催、そこで成果を出した内容を全国の代理店で代理店支援として開催すれば、結果、代理店も活発に動いてくれるようになると思います。この方法なら少人数で必ず成果が出せると思います。試してみてください。
いかがでしょうか? あなたはどうお考えになりますか(^^♪ 私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
また、オフィシャルマガジン『石原明の不定期情報通信』をご希望の方はコチラから読者登録ができますので、ぜひこの機会にご登録ください。様々な切り口から“経営脳”に刺激を与える内容を配信しています(*^^)v
2012年06月15日(金)更新
コンビニがカフェに!? ライバルは異業種からやってくる
今、コンビニ各社が「カフェ」に力を入れ始めているのをご存じでしょうか? ローソンは「MACHI café」と銘打って、「あなたのマチが、どこでも、カフェになる。」作戦を決行中。2013年2月期末までに、「カフェスタイル」の店舗を、現在の2.5倍にあたる2500店舗にまで増やす意気込みだそうです。
三菱商事とともに、ブラジルなどの農園から独自に豆を調達。コーヒー専門チェーンさながらに、店員がマシンを操作し、入れたてのコーヒーを提供するのです。
一方、セブン-イレブン・ジャパンでは、アートディレクターの佐藤可士和氏とタッグを組み、豆や焙煎方法の見直しを行うほか、佐藤氏デザインのマシンや紙コップに切り替えて「セブンカフェ」を展開する構えだとか。この夏までに、まずは北海道で試験導入する計画だそうです。
その他、ミニストップなどでも、抽出マシンを設置。スリーエフにいたっては最大8種類のコーヒーを用意し、カップに自分で好きなコーヒーを注いでから代金を支払うシステムを取り入れたため、数種類を混ぜてオリジナルブレンドを楽しむこともできるといいます。
こうした背景には、コンビニが得意とする緻密なマーケティングリサーチがあります。コーヒーは、「たばこ」に代わる継続買いが見込める新商材として期待されているのです。
そうは言っても、若い世代の女性たちは「缶コーヒー」では満足しません。お弁当やお菓子はコンビニで買っても、コーヒーは「スタバ」で・・・と予想していたところ、意外とそうでもない事実が判明したのだとか。
なんと、「マクドナルド」で買ったコーヒーを持って、コンビニでパンやお菓子だけを買う女性客が増えていたのです(@_@。
思えばマクドナルドには、新たな集客の武器とするため、2008年にコーヒーの味を全面的に刷新した、という経緯があります。それまで4年間の販売数量は6.6億杯だったのが、見直し後の4年間は10億杯に増えたというデータもあります。
オフィス街にあるマクドナルドでは、無料でコーヒーを配るなど、相当な努力をして「マックなら格安で美味しいコーヒーが飲める」ことをアピールしてきましたよね。「だったらウチでもできるんじゃないか!」と、コンビニ各社が立ち上がった格好です。
最近スイーツ類にも力を入れているコンビニですから、ここに美味しいコーヒーがあれば、他店に流れる客を取り込めます。そう考えると、カフェ戦争では、もともと扱う商材の多いコンビニが、俄然有利に見えてきます。カフェチェーン各社も、さぞや青くなっていることでしょう。
こんなふうに、「ライバルは異業種からやってくる」というのが、ここ最近の傾向です。右肩上がりの時代はとうに終焉を迎え、日本のマーケットは縮小の一途にあるわけですから、「陣取り合戦」は、ますます過酷になっていくのです。
しかし、この事例に見る「コーヒー」のように、マーケットのキーとなる商品やサービスは必ず存在します。そんな視点で、自社のマーケットを、今一度冷静に見つめ直してみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~
三菱商事とともに、ブラジルなどの農園から独自に豆を調達。コーヒー専門チェーンさながらに、店員がマシンを操作し、入れたてのコーヒーを提供するのです。
一方、セブン-イレブン・ジャパンでは、アートディレクターの佐藤可士和氏とタッグを組み、豆や焙煎方法の見直しを行うほか、佐藤氏デザインのマシンや紙コップに切り替えて「セブンカフェ」を展開する構えだとか。この夏までに、まずは北海道で試験導入する計画だそうです。
その他、ミニストップなどでも、抽出マシンを設置。スリーエフにいたっては最大8種類のコーヒーを用意し、カップに自分で好きなコーヒーを注いでから代金を支払うシステムを取り入れたため、数種類を混ぜてオリジナルブレンドを楽しむこともできるといいます。
こうした背景には、コンビニが得意とする緻密なマーケティングリサーチがあります。コーヒーは、「たばこ」に代わる継続買いが見込める新商材として期待されているのです。
そうは言っても、若い世代の女性たちは「缶コーヒー」では満足しません。お弁当やお菓子はコンビニで買っても、コーヒーは「スタバ」で・・・と予想していたところ、意外とそうでもない事実が判明したのだとか。
なんと、「マクドナルド」で買ったコーヒーを持って、コンビニでパンやお菓子だけを買う女性客が増えていたのです(@_@。
思えばマクドナルドには、新たな集客の武器とするため、2008年にコーヒーの味を全面的に刷新した、という経緯があります。それまで4年間の販売数量は6.6億杯だったのが、見直し後の4年間は10億杯に増えたというデータもあります。
オフィス街にあるマクドナルドでは、無料でコーヒーを配るなど、相当な努力をして「マックなら格安で美味しいコーヒーが飲める」ことをアピールしてきましたよね。「だったらウチでもできるんじゃないか!」と、コンビニ各社が立ち上がった格好です。
最近スイーツ類にも力を入れているコンビニですから、ここに美味しいコーヒーがあれば、他店に流れる客を取り込めます。そう考えると、カフェ戦争では、もともと扱う商材の多いコンビニが、俄然有利に見えてきます。カフェチェーン各社も、さぞや青くなっていることでしょう。
こんなふうに、「ライバルは異業種からやってくる」というのが、ここ最近の傾向です。右肩上がりの時代はとうに終焉を迎え、日本のマーケットは縮小の一途にあるわけですから、「陣取り合戦」は、ますます過酷になっていくのです。
しかし、この事例に見る「コーヒー」のように、マーケットのキーとなる商品やサービスは必ず存在します。そんな視点で、自社のマーケットを、今一度冷静に見つめ直してみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~
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