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2015年04月03日(金)更新

沖縄・竹富島で魂を洗う!? 星野リゾートが「男の一人旅」を提案

春爛漫、こう陽気がよくなると、旅にでも出たくなりませんか?
そんななか、星野リゾートが、ちょっとユニークなツアープランの販売に乗り出しました。
 


 
 
その名も「沖縄離島で魂を洗う男の島旅・春」。 男性の一人旅を狙ったプランなのですが、星のや竹富島に2泊3日滞在し、琉球石灰岩のボルダリングを体験したり、地元の民具作りの名人から縄編みやビン玉づくりを学んだりするという内容なんです。
 
竹富島は開放的な自然と伝統が守られる島。そこに暮らす人々の原始的でありながらも合理的な知恵が備わった生活スタイルに触れることで、都会の生活ですっかり鈍ってしまった感性を取り戻そうというコンセプト。まさに、男性本来の力強さを取り戻すための旅なのです。
 
気になる料金は、上記の体験の他にスパトリートメント1回、シマ巡りBARでお好きなドリンク1杯が付いて、お一人様148,500円から(税別・サービス料別)。しかも、食事は別料金だそうですから、結構リッチなプランですよね。
 
レストランや都心のホテルなどもそうですが、これまでの世の中では、お金を惜しみなく使うのは男女のカップルと相場が決まっていたような感じがします(*^_^*)  クリスマスやバレンタインデーなどの、いわゆる“恋愛消費”ってヤツですね。
 
しかし、近年その様相が変わってきていることは周知の事実。「お一人様」なとどいう造語が使われるようになって久しいですが、これからの世の中は、ますます「自分のためにお金を使う」人が増えるでしょう。
 
それに加えて、単なる娯楽体験より、自分を高めたり、内面を磨いたり・・・という方向の消費が増えていくことは間違いありませんから、経営者としては、そうした消費者心理をよくわかっておく必要があるのです(*^^)v
 
私も最近、よく海外へ出るようになりましたが、日常と違う空間に身を置くことで、様々な気づきを得られますし、トラベルの語源がトラブルであると言われるように、旅の途中で起こる様々なアクシデントが、自分の感覚を研ぎ澄ますための刺激になったりしますよね(笑)。
 
そういう意味からも、社長がずっと社内にいるようでは、会社の未来が心配です。「経営者は現場を捨てて外へ出よ!」・・・コレ、本当ですよ!
 
何もこのプランを積極的におすすめするわけではありませんが、経営者のみなさんには、どんどん旅に出てほしいと本気で思う今日この頃です(@^^)/~~~

2015年03月20日(金)更新

三越伊勢丹HDが幼児教育事業に参入!? ワンランク上の「cocoiku(ココイク)」とは

このところ一気に春めいてきましたが、この春から、三越伊勢丹ホールディングスが、未就学児を対象にした教育サービスに参入するのをご存じでしょうか?
 
世界に通用するクリエイティブな人材を育てるべく、美術・映像・ダンス・インターネットといった65種類のカリキュラムを揃えた「cocoiku(ココイク)」は、3歳~6歳児を対象に、一般的な習い事の枠を越えて展開するようです。
 




さすが、ファッションの世界で先進的な提案を続けてきた伊勢丹新宿本店によるプログラムだと思いますが、料金は10回で6~7万円と少し高めの設定で、ワンランク上の層を対象にした事業であることがよくわかります。
 
ご存じのように、日本はますます少子高齢化が進みますが、他社と十分差別化できるプログラム内容であれば、結構人気を呼ぶかもしれませんね。
 
しかし、それよりもっと大きなメリットは、同社がこの事業に参入することで、クリエイティブな世界に関心があり、経済的にも多少のゆとりがある親たちを集められることでしょう。感性や情報感度の高い親世代を顧客化できれば、本体である百貨店事業にも良い影響が出てくるはずです(*^_^*)
 
私が主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の今月の勉強会は、「企業の未来をつくる多角化・事業化のススメ その1」というテーマでお話したのですが、ビジネスの寿命が短くなっているこの時代に、本業だけで生き残れる企業は極めて少ないと思います。
 
そうした視点でこの事例を眺めると「なるほどなぁ~」と思えてきませんか? 経営者の一番大切な仕事は「会社の未来を創ること」です。本当の意味でクリエイティブな社長という仕事を、思う存分楽しめるようになりたいですね(@^^)/~~~

2015年03月06日(金)更新

スポーツウェアを農作業着に!? ミズノの新戦略

3月に入り、だいぶ春めいてきましたね(*^_^*) 陽気が良くなると、自然と体を動かしたくなったりするものですが、スポーツ用品のミズノ(美津濃株式会社)は、スポーツ以外の販路拡大に懸命なようです。
 
まずは、アウトドア用雨具を、消防や農業に従事する人向けに売り込む戦略だそうですが、スポーツ以外での市場での売上げを、2016年には2013年の約3倍に当たる1万着という計画を立てているみたいです。
 




考えてみれば、スポーツウェアの世界は、かなり過酷な競争状態にあります。多数の人気ブランドに加え、ファストファッションメーカーのスポーツウェアもなかなかのグレードですから、その中で勝ち抜いていくには、多額の広告宣伝費も必要になってくるでしょう。
 
しかし、視点をちょっとズラして「作業着」となれば、一気にライバルが少なくなります。同社が地道に培った機能性を丁寧にアピールすれば、かなりの優位性があるように思えませんか?
 
もちろん、そこに気づいているのはミズノだけでなく、アウトドア用品大手のモンベルが、農機メーカーのクボタとの連携を決め、クボタは農機販売会社を通じてウェアの販売を始めました。
 
同じくヤンマーも、あの佐藤可士和さんをクリエイティブディレクターに迎え、有名デザイナーが手掛けたウェアを販売していますが、ミズノのウェアの機能性と価格競争力を強みにすれば、まだまだ勝ち目があるように思えます。
 
同社はこれまでも、スポーツ以外の販路を強化してきた経緯があり、スポーツ用のアンダーウェアに採用していた独自の吸湿発熱材を使った寝具や、野球用をもとに、伸び縮みしやすい紳士用ベルトを開発したりしてきました。
 
それに続いて、今度は「作業着」としての需要を掘り起こそうと、消防関係には地方自治体を通じて、農業関係には農協との連携を強めながら、販路を拡大しているというわけです。
 
もはやどの業界でも、単一マーケットでは生き伸びていくのが難しい時代です。この事例を参考に、自社製品にも、まだまだ違った需要はないか・・・楽しみながら発想を拡げてみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~

2015年02月06日(金)更新

福島県喜多方市が「漢字」でまちおこし!?

B級グルメや流行りのゆるキャラなど、地域おこしのアイデアは数々ありますが、これまでラーメンのまちという印象の強かった福島県喜多方市が、最近は「漢字のまち」としてもがんばっているようです
 



 
この小粋な取り組みを本格化させたのは、市内在住の書家である高橋政巳さん(67才)ですが、市内の中心地に「楽篆(らくてん)工房」を開き、古代文字をあしらった看板を、市内の様々な店舗に掲げる活動などを行ってきました。
 
たとえば、お茶やさんなら「茶」、時計屋さんなら「時」の一文字を、桐の木の看板に古代文字で書くと・・・かなりいい感じ(笑)。活動が本格化したのは、2011年のことだそうですが、漢字の意味などは、あえて看板の近くに添えず、店の方とのコミュニケーションを生み出すしかけになっているようです。
 
昨年(2014年)11月にも「漢じるウォーク」と銘打ったイベントを開催。地図を片手に市内を散策し、市内に200を超える古代文字の看板をヒントに、クロスワードパズルに挑むという、なかなか楽しげなイベントです。
 
ラーメン店などに入ると、店の人が掲げた看板にある古代文字の意味などを丁寧に説明したため「漢字の意味を知ることもでき、店の人とも話せて楽しい」と、参加者から大好評だったとか。
 
今後は、子どもたちの学習旅行なども多く受け入れたいとのことですが、食やモノではなく、「文化でまちおこし」がどこまで成功するか、地域性のない「漢字」というものが、果たして観光資源として通用するのかどうか・・・しばし注目したいところです(@^^)/~~~
 

2015年01月16日(金)更新

崎陽軒のシウマイ・・・ “金色”のしょうゆ入れに変身!??

旅のお供に、夕飯のおかずに・・・誰もが一度くらいは食べたことあるんじゃないかと思いますが、あの崎陽軒の「シウマイ」に、今なら「金色しょうゆ入れ」が入っているかも!って話題・・・ご存じですか?
 



 
崎陽軒の「シウマイ」に入っている白い磁器のひょうたん型しょう油入れはには、「ひょうちゃん」という名前が付いているそうですが(笑)、じつは『フクちゃん』で有名な漫画家の横山隆一さんが「目鼻をつけてあげよう」とたくさんの表情を描いて、「ひょうちゃん」と命名したのが始まりで、昭和30年1月8日に誕生した同社の公式キャラクターなんだそうです。
 
つまり「「ひょうちゃん」は今年(平成27年)1月8日に60周年=還暦を迎えたわけで、それを記念して「金色の還暦記念ひょうちゃん」が登場したってわけ(*^^)v
 
今年8月中旬までの期間、神奈川・東京を中心とした直営 約150店舗および委託店(羽田空港を除く)で販売する対象商品には、「金色の還暦記念ひょうちゃん」がレアアイテムとして入っているみたいです。
 
まぁ、入っているかどうかは「蓋を開けてのお楽しみ」ってことですが、対象商品には、通常の「ひょうちゃん」48種、「還暦記念ひょうちゃん」14種、「金色の還暦記念ひょうちゃん」14種のうちのどれかが入っているそうですから、思わずコレクター魂に火がつきそうですよね(笑)。
 
老舗らしからぬ、なかなかユニークな企画を打ち出したものだと、思わず笑ってしまったのですが、次の出張のお供は、「シウマイ弁当」で決まり・・・ですかね(@^^)/~~~
 
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