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2013年11月15日(金)更新

自分の武器となる「個性」とは

早いもので11月も半ば。そろそろ来年の計画も、カタチが見えてきた頃だと思います。経営者として“頭”の使いどきですが、今回は『学生・社会人との毎週一問百答』に寄せられた過去の質問から、あらためて「経営者の個性」について考えてみました。よかったら参考にしてください(*^_^*)

 

== 質 問 ==

 

経営者のみなさんにとって自分の武器となる個性とは何ですか?

 

== 回 答 ==

 

経営者の武器となる個性とは何かというと“これをやりたいと強く思うことから形成された性格”ということになります。それが個性となっている経営者は絶対に成功しますね。

 

== 解 説 ==

 

今回は、「経営者会報ブログ」に寄せられた学生さんからの質問なので、質問者の意図とは若干違うと思いますが、面白いので回答してみます。

 

じつは、性格にはいくつかの成り立ちによる違いがあります。

通常、性格というものは、

1)本人の生まれながらの資質によるモノ

2)育った環境や親の教育によって形成されたモノ

3)成長する過程で自ら気付き変えていったモノ

に分類されると思います。

 

ちなみに、私の著書『成功曲線を描こう。』では 3)の性格形成の仕方を教えていて、成功する過程で、自らの性格を変えて行くことは必須であると言えるでしょう。

 

経営者ならば、成功する性格を持っているということで、参考にしたいと思って、どんな性格を強みや武器としているかという質問をこの方はされたと思います。

 

もちろん、この質問の仕方はすばらしいですし、その性格を参考に自らを変えて行くことはすばらしいのですが、実はほとんどの方が気づいていない、成功している経営者が辿り着く4つ目の性格形成のパターンがあるので、それを解説したいと思います(*^^)v

 

こんなことを考えたり、分析したり、気づいたりしているのは、きっと、見たがり・知りたがり・聞きたがりの私くらいだと思いますが・・・経営者もしくはいろいろな分野の成功者が辿りつく、性格形成のパターンとして“どうしてもこれがやりたくなってしまったことによる性格の形成”というパターンが存在すると思っています。

 

じつは、これは“個性の強い(=個性豊かな)成功している経営者”の方にいろいろ聞いていって気づいたことですが、どうしてそうなったかというと、やりたいことに目覚めてそれを達成していく過程で、知らないうちに、今の個性や人格が形成されていったという感じなのです。

 

これ、目標が人を成長させたり、大人にするという流れと同じですが経営者の場合はそれが特に強くて、経営理念と性格が似通ってくるなんてこともよくありますね(^.^)

 

実際、このパターンの性格形成は 3)のパターンと違って、意識したり努力したりしなくても変化してしまう・・・努力しなくても身についてしまうという利点があります。

 

強い個性を身に付けた経営者や成功者に出会ったらぜひその辺も観察してみてください。勉強になると思います(@^^)/~~~

 

 

いかがでしょうか? あなたはどうお考えになりますか(^^♪ 私の発行する週刊メールマガジン社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。 

 

これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~

 

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2013年11月08日(金)更新

就活で2人に1人が潜在顧客へ!?

早いもので、今年のカレンダーも残り2枚となりましたが、今年もまもなく大学3年生たちの就職活動が解禁となります。日本経団連の倫理憲章見直しで2013年度の就職活動開始は121日となっているようですが、そんな中、ちょっとおもしろい調査結果が目に留まりました。

 

電通総研が、2014年度入社の内定者を対象に行なった「就職活動振り返り調査」では、就職活動を通じて「企業の印象が変化した」との回答が83.2%もあり、結果として2人に1人はその企業の潜在顧客になっていることが明るみに出たというのです(@_@

 

 

そういえば、以前スターバックスのCEOをされていた岩田松雄さんとお会いしたときに、「ボディショップの会社説明会をやると、必ずその近隣の店舗の売上げが伸びたんだ。それに気づいてからは、なるべく店舗近くの会場で説明会をするようにしたんだけどね()」などと話してくれたことを思い出しました。

 

岩田氏は、2005年に「THE BODY SHOP Japan」を運営する株式会社イオンフォレストの代表取締役社長に就任し、店舗数を107店から175店舗に拡大しながら、売上げを約2倍にして一躍脚光を浴びることになったわけですが、当時から目の付け所が違ったようです(*^^)v

 

ふつう、採用試験で注目するのは「採用する人」ばかり。「採用しない人」のことまで考えられる会社はそう多くないと思います。しかし、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドなどは、「この人は落とそうと決めた瞬間からお客さま扱いする」と聞きますから、さすがですよね。

 

電通総研も、「企業にとって就職活動期間は、社員を見つける期間であると同時に、未来の顧客に企業・商品の価値を伝えることができる極めて重要な機会」であると結論づけていますが、この調査結果をもう少し深堀りすると、「企業における情報発信の価値」が見えてくるのではないでしょうか。

 

情報化社会が進む中で、今や企業も、ホームページやメールマガジン、ブログやSNSなど、様々なメディアでの情報発信を課せられています。しかし、いざ情報を発信しようとすると、「どう伝えるべきか」と悩んでしまうことも多いはず(―_―)!!

 

その結果、広告宣伝のテイストで情報発信を続けている企業も多く見受けられますが、消費者たちが知りたがっているのは、その企業の“本当の姿”であり、体温が伝わるような情報だと思うのです。

 

経営陣の人柄にしても、スタッフたちの社風にしても、製品開発の姿勢にしても、就活ではその企業の「生の姿」に触れられるからこそ、その会社や製品のことを好きになるのでしょう。

 

成熟した経済社会では、もう「イメージ」だけでモノは売れません。自社の姿勢やポリシーを「メッセージ」として相手に届ける・・・これができる会社は、就活生だけでなく、多くのファンを得られるはずです。この事例を参考に、自社のマーケティング戦略を、今一度見直してみてはいかがでしょう(@^^)/~~~

 

2013年11月01日(金)更新

機知に富んだ話をするための「情報の集め方」

早いもので、今年も11月がスタートしました(*^_^*) そろそろ「2013年◎◎ランキング」なども出始める頃ですが、今回は情報の集め方について、ちょっと面白い質問が届いたので、回答してみました。よかったら、参考にしてください。

== 質 問 ==
 
ポッドキャストの公開収録や『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会などに参加して、石原先生はとにかくお話が機知に富んでいますが、「話材」をどのようにつくったり、どのようなところから集めたり、なさっていますか? ぜひその極意を教えてください。

== 回 答 ==

見たり触れたりするコト(情報源)は同じだと思いますが、モノゴトに対するアンテナの高さと幅の広さ(興味の範囲が広いこと)そして、深さが一般の人と違うので、きっといろいろなことが記憶に残りやすくなっているのだと思います。

== 解 説 ==

「話材」とはあまり聞き慣れない言葉ですが(笑)、「話の材料=話題」だと解釈して、回答したいと思います。

ビジネスのアイデアなども含めて、経営コンサルタントだからといって、何か特別な情報源があるわけではありません。

みなさんと同じようにTVを見たり、新聞や本を読んだり、ネットを活用しているわけですから、そんなに情報源が大きく違うことはありません。

しいて言えば、会える人の範囲が広いので、必要な時には専門家などに会えますが、それも常にしているわけではありませんので、基本は同じ情報源から「話材」を集めていると思います。

ただ、私が人と違っていると自分ながらに思うところは、とにかく何にでも興味を持ちやすく、知りたいと思う性格が強いという点です。小さな頃から、見たがり・知りたがり・聞きたがりでした(笑)。

俗にいう“「なんで、なんで?」を繰り返すうるさい子ども”だったんです(ーー;)

そういう観点から自分を解釈すると、きっと興味の高さと広さそして深さがまわりの人よりもかなり大きいのではないかと思います(*^_^*)

これ、興味の対象が広いのと、興味を持った情報に対して深く知りたいとか広く知りたいということで、その分で情報のインプットが普通の方とはちょっと違う感じがします。

私たちは、自分でモノゴトを考える時や質問された時にどこから答えを導こうとするかというと、とりあえず自分の脳みその中の記憶からなので、そこにどんなデータが詰まっているかがとても重要だと言えると思います。

このQ&Aなどもそうですが、きっと私は、自分の中に蓄積されたデータから、必要に応じて情報を引っ張り出して、回答や解説を検索しているのでしょう。

ですので、もし私の勉強会やポッドキャストの回答などに興味を持たれるのでしたら、私とあなたの情報のインプットの違い(高さ・広さ・深さなど・・・etc)を考える・・・ご自身の情報に触れたときのインプットの仕方とか興味・関心の持ち方について考えてみられたらどうでしょうか?

これは、私だけではなく、すごいな~と思ったいろいろな方にも聞いてみると面白いかもしれませんね。ぜひチャレンジしてみてください(@^^)/~~~


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2013年10月25日(金)更新

早稲田アカデミーが“学校教師”向けe-ラーニング講座開設!?

しだいに秋も深まり、“勉学の秋”真っ盛りといった感じですが、どうやら進学塾大手の早稲田アカデミーが、“学校教師”を対象に、指導力を養成するための「e-ラーニングサービス」へ本格的参入を決めたようです。

 

同社はこれまでも対面指導で同講座を実施してきた経緯があるのですが、“勝算あり”と踏んだのでしょう。新サービスとして「教師力養成塾e-講座」を立ち上げ、主に小学校から高校までの教師を対象に、3年以内で1千人の利用者を目指す意気込みです(*^_^*)

 

 


 

意外かもしれませんが、近年、学校には指導力に不安を抱く教師が多いのだそうです。そんな中、この講座は科目指導ではなく、「指導力」そのものの向上に特化するのが特徴的です。

 

じつは、「教育というものが上手くいくかどうかは、指導者側の「教えたい」気持ちと生徒たちの「学びたい」気持ちのバランスで決まるのです。いくら優秀な教師であろうと、興味を持たない生徒を相手に、良い授業をすることは不可能なわけですね(―_―)!!

 

私自身も以前、社員教育の講師などもたくさんやったので、このあたりのことがよくわかるのですが、本題の講義に入る前に、「なぜ今自己成長する必要があるのか」を理解してもらえるよう、柔らか~く柔らか~く、本番前の前座のように、いろいろな話をしたものです()

 

つまり、先生方も教科を教える前に、まずは生徒たちの「向学心」に火をつける必要があるわけですが、生徒たちの興味を引くというスキルにおいては、学校教師より塾講師のほうが一枚上手(うわて)なのかもしれませんね(*^^)v

 

それにしても、少子化に向かい先行き不安な塾業界において、「学校教師」という優良マーケットに目を向けたあたり、かなりの経営センスだと思います。教師にはもともと「向学心」があるので、対面でなく「e-ラーニング」でも十分な成果が上がるはずです。

 

さらに、今は「教師受難の時代」で、生徒たちが授業を聞かずに教室内を歩き回るといった「学級崩壊」や、鬼より怖い(?)「モンスターペアレンツ」に心を痛める先生も少なくないと聞きます。もしかしたら、一流企業のお客様相談室クレーム処理係が教える「モンスターペアレンツに対処する法」などという講座も、結構人気を呼ぶかもしれませんね()

 

それはともかく、自社では当たり前のスキルを「他業界」に売るという発想はとても良いと思います。ぜひこの事例を参考に、自社にも他業界に売れるスキルはないか・・・楽しみながら発想を拡げてみてください(@^^)/~~~

 

2013年10月18日(金)更新

経営者のネット活用術を考える


今週は10年ぶりの大型台風が猛威を振るいましたが、今の時代はマスコミの情報に加え、ネットでもリアルタイムの情報や画像がバンバン流れてくるので、図らずもネットの持つ影響力を実感してしまいました(*^_^*)
 
そこで今回は、経営者のネット活用について、あらためて考えをまとめ直してみました。みなさんは、どんなふうにお考えでしょうか?
 
== 質 問 ==
 
経営者の方のインターネット活用で、ブログやSNS、twitterやfacebookなどの使い方について先生のお考えを教えてください。
 
== 回 答 ==
 
経営者のネット活用については、その立場によって、
 ・大いに活用する
 ・使い方や用途を限定して活用する
 ・個人としてクローズして活用する
 ・まったく活用しない
と何パターンかに分かれると思います。
そして、その使い方の違いや理由を知っておくことが重要だと思います。
 
== 解 説 ==
 
ネット全盛の世の中なので、会社だけでなく、経営者自身もネットを活用すべきという風潮ですが、世の中の経営者をよ~く観察すると、いくつかその使用パターンに違いがあることに気づくと思います。
 
まず、パターンとしては、
(1)メルマガ・ブログだけでなく、SNS(twitter、facebookなど)に、「今日はここで〇〇しています・・・」とか、「これ食べました」「こんな人に会っています・・・」など、個人情報も含めてどんどん情報を出して自分をアピールするという方法。
 
次に私はコンサルという仕事をしているので、このパターンですが、
(2)メルマガ・ブログ、SNSなどは活用するが、個人情報はまったく出さない。出す情報は統一性を持って限定的に活用する方法。
 
その他に
(3)ネットは通信手段として便利なので使用するが、メルマガ・ブログ、SNSはほぼ活用しない。使うとしたらごく少数の限られた人にのみアクセス及び使用可能とする方法。
 
(4)ネットから自身を一切遮断して情報を公開しないという方法。
の4パターンがあることを知ってください。
 
ちなみに、会社のレベルや経営者の立場が上昇すると、この(1)~(4)という順番でネットから徐々に離れていくと覚えておくと良いと思います。
 
若い方はどんどんネット上に情報を公開して、人間関係を作ったりブランド化を図ろうとしますから、経営者でネットを活用していないなんて言うと“この人遅れている”とか“分かってない!”なんて思うかもしれませんが(ーー;)
 
経営者それぞれの立場で考えると、これから世に出たいと思っている方と、世に出てしまって圧倒的に勝っている・・・という立場では、チャンスとリスクに関する価値観がまったく違っている。また、ネット上の情報を必要とする ⇔ しない、という観点においてもまったく違う立場にあるということを知っておくべきだと思います。
 
これが分かっていないと、上位の方とまったくお付き合いができなくなってしまうというほど重要でリスキーな考えなので、この辺は注意して対応した方がよいと思います。
 
くれぐれも、自分より上位の方に会う時には、相手の承諾なしに勝手に情報をfacebookなどに公開しないでくださいね~(ーー;) 気づかないうちに関係性を遮断されて、取り返しのつかない事態になったりするものです。
 
 
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