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2015年07月06日(月)更新

「ニパ子」がけん引するプラモデル専用ニッパー市場

最近、こんなキャラクターが人気だって聞いて、ちょっとびっくりしたんですが・・・
 



 
↑コレ、「ニパ子」というキャラクターなんですが、ゴッドハンドという会社が販売するプラモデル専用ニッパー「アルティメットニッパー」の公式応援キャラクターなんです。
 
ちなみに、アルティメットは「究極」という意味で、今や100円ショップでもニッパーが買える時代に3,000円前後もする高級ニッパーなんですが・・・“モデラー” や“プロモデラー”の間では、知らない人はいないみたいですよ(*^^)v
 
ちなみに、“モデラー”とはプラモデルなどの模型製作を趣味とする人のことで、趣味が高じて“プロ”となり、有名になっていく人たちも少なくないんです。
 
話を戻しますが、この「アルティメットニッパー」は、株式会社ツノダという新潟県燕市の作業工具メーカーのご子息が5年前に立ち上げた「ゴッドハンド株式会社」が販売している製品。会社設立にあたり、製品を広く告知するためには、どうしても「強烈なキャラクター」が必要だったのでしょう。
 
なんと! 新生ニパ子には、あの「ケロロ軍曹」など、数々の作画監督を手がけられたアニメーター小池智史氏を起用しているというのです(@_@) このあたりに、会社の本気度が伺えますよね。
 
プロダクトアウトの発想だと、どうしても「ニッパーの市場価格がこうだから…」という値決めをしてしまいがちですが、顧客ニーズを十分満たし、他で手に入らないものであれば、喜んでお金を出してくれるお客さんは必ずいるのです! 日本にいなければ、海外で探すのもアリですしね。
 
何も「キャラクターを作れ」という話ではありませんが、これぞ、中小企業の目指す道だと思いませんか? この事例を参考に、楽しみながら発想を拡げてみてください(@^^)/~~~

2015年06月19日(金)更新

老舗の「とらや」がクリエーターとのコラボで“未来の羊羹”を発表!?

和菓子の老舗「とらや」が、ちょっとおもしろい取り組みをしているのをご存じでしょうか? とらや 東京ミッドタウン店ギャラリーでは、2015年8月3日(月)まで、企画展「“みらい”の羊羹~わくわくシェアする羊羹~」を開催しています(#^^#)
 
ifs 未来研究所をパートナーに迎え、アートディレクターの渡邉良重氏、テキスタイルデザイナーの須藤玲子氏、空間およびプロダクトデザインを手がけるフランス人デザイナーのグエナエル・ニコラ氏という3名のクリエーターとともに、「ちょっと未来の、和菓子のある暮らし」を思い描いた、新感覚の羊羹を製作したのです。

 
 

 

どうです? 美しいですよねぇ~。これはもう、単なる羊羹を超えたアートです\(^o^)/
こんな羊羹なら、海外からの観光客もお土産に欲しがるんじゃないかと思いませんか? 
 
会場を訪れた方々からは発売を望む声も多く聞かれるようですが、現時点では発売の予定はないそうです。同社は新商品開発という視点ではなく、和菓子の可能性を広げることに徹しているわけですが、「自社製品を“表現の場”としてクリエーターやアーティストに解放する」という発想は、かなりイケてると思います(*^^)v
 
とくに、職人技を伴う製品の場合、アーティスト×職人のコラボで、思わぬ方向に可能性が拡がるケースもあるでしょう。さらにそこで生まれた刺激が、会社そのものを活性化させてくれるという期待もあります。
 
みなさんご存じの「とらや」は、室町時代の後期に京都で創業したという老舗中の老舗。1586年(天正14年)にご即位された後陽成天皇の御在位中から、御所の御用を承ったという記録もあるようですが、創業から500年近くも和菓子を追及し続けている姿勢には、感動すら覚えてしまいます。
 
近年では「トラヤカフェ」などの新たな取り組みも大成功。変わらぬ味を守るだけでなく、常に新しい何かを追及する精神があってこそ、企業は永きにわたって存続していけるのだと思います。こうした事例に刺激を受けながら、自社の未来をワクワクしながら思い描いてみてくださ~い(@^^)/~~~
 

2015年06月01日(月)更新

クローズドSNSでリアルな人間関係を補完する

もはやSNSは、社会生活に不可欠なツールとなりつつありますが、その反面で「SNS疲れ」なる言葉も生まれ、ネットでの人間関係に疲れを見せる現代人も少なくありません。
 
そんななか、限られた人だけに情報が公開される「クローズド(閉鎖型)SNS」と呼ばれるサービスが注目されているようです。
 
ウェルスタイル株式会社が提供する、家族だけが閲覧できるSNS「ウェルノート」では、画像や動画のみならず、子どもの身長・体重の変化といった成長記録なども残せることから、遠隔地に住む祖父母とも共有できるのが人気の秘訣みたいです。
 
同社はさらに、保育園や幼稚園、学童保育などの施設向けに「ウェルノートスクール」を開発。園内で過ごす子どもの様子や連絡事項などを手軽に発信できるのが魅力のようです。
 
 



そもそも情報技術は、私たちの生活を便利にするために進歩してきたはずですが、メールにしろ、SNSにしろ、私たちの大切な時間を奪っていくやっかいなツールともなりかねません。
 
しかしその一方で、ITツールは、情報を手軽にストックしたり、共有したりできるという点において、アナログではとても太刀打ちできませんから、安易に「使わない」選択をするのも早計でしょう。
 
要は「どうやって使うか」をよく考えることが重要なんです(*^^)v
 
最近では、「SNSを家族や友人など、リアルな人間関係を補完するために使おう!」と考える人が増えたようで、FacebookなどオープンなSNSでも、あえてクローズドな設定を選ぶ人が増えているようですよ。
 
たとえ災害などに見舞われても、なくしたくない大切な思い出は、クラウド環境で保存するのが一番ですし、やはりSNSは、家族や友人間のコミュニケーションの潤滑油として活用するのに最適だと思います。
 
この事例を参考に、社内のコミュニケーションを良くするためのSNSの使い方などを、楽しみながら考えてみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~

2015年05月11日(月)更新

「クラブツーリズム」が家事代行事業へ!?

今年のゴールデンウィークも、多くの方が観光に出かけたと思いますが、あの「クラブツーリズム」が家事代行事業に参入しているというので、ちょっと驚きました(@_@)
 
私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』では、このところ「企業の未来をつくる多角化・多事業化のススメ」といった勉強会を開催していたのですが、多角化・多事業化のよいヒントになりそうなので、ちょっと解説してみたいと思います。
 




ご存じのとおり、同社の顧客の中核はシニア層です。まず「既存の顧客に自社が何を提供できるか?」を考えたのだと思いますが、今年(2015年)6月からは、家事代行など生活支援サービスを、さらに、健康関連用品などを扱うECサイトを立ち上げる計画だそうです。
 
生活支援サービスとしては、キッチンやトイレ、部屋の掃除のほか、電球の交換などといった軽作業にも対応し、加えて一人暮らしの高齢者の話し相手や散歩や通院の付き添いといったニーズにも対応するそうです。
 
利用料金は1回8,400円からで、当初は都内のいくつかのエリアに限ってサービスを提供するようですが、おもしろいのが、働くスタッフも同社の会員から募集を募る、という点です。これって、意外と浮かんでこない発想ですよね?
 
新規事業の場合、限られたスタッフで立ち上げる場合がほとんどですから、スタッフの採用に、ものすごく手間や時間がかかるようだと、長期にわたって利益を生めない体質になってしまいます(-_-;)
 
その点、自社の既存顧客から採用するというやり方だと、たとえ採用できなくても、顧客とのコミュニケーションを深めることにもなりますし、さらに面接時の会話から、本業の旅行業に活かせる声を拾える可能性もあります。
 
同社の2014年3月期の売上高は、前年比9%増の1692億円だったようですが、本業の業績が好調なうちに、次の一手を打つという同社の姿勢には、学べる点が多いと思います。「主力顧客である50~60代の方たちが、今後年齢を重ねると頻繁に旅行に出かけるのが難しくなってくる」と判断したようですが、経営者にはこうした先を見通す力こそが重要ですよね。
 
中小企業経営者の場合はとくに、日々の仕事に追われてしまいがちですが、社長の最も重要な仕事は「会社の未来を創ること」です。この事例を参考に、自社の顧客リストを冷静に眺め、楽しみながら発想を拡げてみてください(@^^)/~~~

2015年04月20日(月)更新

表参道に・・・巨大「うなぎパイ」出現!?

今、表参道の一角がこんなことになっているのをご存じでしょうか(笑)?
 


 
 
浜松の銘菓「うなぎパイ」の春華堂が、2015年3月28日から5月6日までの期間限定で「UNAGI PIE CAFE TOKYO」と名付けたカフェを出店しているんです(@_@。
 
百貨店などの催事を除き、同社が静岡県外に直営店を出すのは初めてのことだそうですが、1階の売店では、静岡・愛知限定で販売していたブランデー入り「うなぎパイV.S.O.P.」や「うなぎパイ ナッツ入り」などを取扱っています。
 
2階のカフェでは、浜松のうなぎパイファクトリーでのみ提供している限定スイーツ「うなぎパイのミルフィーユ仕立て」に加え、ここでしか食べることのできない限定スイーツなどもあるので、連日買い物客や海外からの観光客でにぎわっているようですよ(*^_^*)
 
 

 
 
今では誰もが知っている国民的お菓子となった「うなぎパイ」の誕生は昭和36年。「うなぎで有名な浜松らしいお菓子をつくろう」との思いから試作が始まったそうですが、なんとかうなぎの雰囲気を出せないかとその形状にもこだわり、生地を細長くしてみたり、蒲焼きの雰囲気を出すべく試行錯誤を重ねたり・・・今に至るまでずっと、うなぎパイ職人による手づくりを継承していて、数千層もの繊細なパイ生地は、職人が長年培った経験と勘によるたまものなのです。
 
厳選された素材で練り上げたパイ生地は、うなぎのエキスを加えて焼き上げ、最後に秘伝のタレを塗って完成するのですが、このタレは、社内でもごく一部の人しか知らないというオリジナルなのだとか。
 
今回のカフェ出店は、それだけのこだわりを持って育ててきた「うなぎパイ」というブランドが、いよいよ「リブランディング」にチャレンジするということですから、静岡県人としては注目せざるを得ません!
 
現状に満足することなく、常に変化していこうとする企業だけが生き残れる・・・この事例から刺激をもらい、自社のブランド価値をもっと高める方法はないものか・・・楽しみながら発想を広げてみてください(@^^)/~~~
 
 
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