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2015年02月13日(金)更新

中小企業の社長の「時間価値」 ~前編~

昨年私が主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の定例勉強会で“経営者の時間価値”というお話をしたのですが、参加者から突っ込んだ質問が届いたのでお答えしてみました(*^_^*)
 
この内容、かなり面白いというか、重要な内容になると思うので、2回に分けてお答えすることにします。
 
== 質 問 ==
 
石原先生の「時間価値」のお話を聞いて目が覚めた思いなのですが、中小企業の社長、もしくは役員は、時間当たりのコストは平均でいくら位だとお考えでしょうか? 
 
また、時間価値を個人的に上げていく習慣についても、何かアイデアがあれば教えてください。
 
== 回 答 ==
 
経営者の時間価値については人それぞれの資質や思考が違いますので、平均を出すのは難しいし、あまり意味が無いと思います。
 
時間価値を上げる方法は個人のパフォーマンス上げることですが、同じ能力ならば目先の利益でなく、将来の利益のために時間を使うようになれば上がると思います。
 
== 解 説 ==
 
私がお話した「時間価値」とは時間給では無く、その人が最も集中して仕事をした場合に発揮する最大で、なおかつ平均的なパフォーマンスはいくらの価値になるか? というものです。
 
たとえば、ある住宅の営業マンが集中して一時間プレゼンテーションして一棟3500万円の住宅を販売できるとしたら、その人の時間価値は、3500万になる。また、ある経営者の方が大事な交渉を決められる能力を持っているとしたら、その経営者の時間価値はかなり高くて、場合によると数億になるかもしれない、という考え方です。
 
ちなみに、「最大で平均」といった表現をしたらよいでしょうか・・・偶然一回だけ運が良くて交渉を決められたとしても、それは時間価値ではありません。集中した時に繰り返し出せる能力の価値が時間価値です(p_-)
 
経営者がこの時間価値をそれぞれ自分に当てはめて考えると、大体自分本来の価値が見えてくるわけですが、大事なのはその価値を自分はもちろんですが、自分を取り巻く人たち・・・社員さんや場合によっては家族などにも、良く理解させておくことです。
 
まず、自分が理解すると・・・その状況や状態を作ることが、自分が会社にとって最高のパフォーマンスを発揮することだということを理解できるようになります。
 
結果、その他のことに自分が時間を費やすことが“罪だ!”ということが分かるようになり、価値の無い仕事や事柄で自分の時間を使わないように心がけるようになります。
 
分かりやすく言うと、能力のあるパフォーマンスの高い経営者(=自分)が、会社が汚れている事に気付いたからといってそこの掃除をしたり、新入社員の話を親身に聞いたりすることが、してはいけないことだと気付くようになるということです。 
 
そして、能力のある経営者が自分の時間価値に気付いたら、自分はもちろんですが、周りの人たち・・・社員さんやビジネスを一緒に進めている人、関わっているパートナー企業、場合によっては家族にもそれを伝えないことに気付くべきでしょう。
 
とても大事な部分なので、少し丁寧に解説しますが、経営は“投資対効果で他社と競う競争”なので、効果を出せる人は、効果を出すことに集中しないと役割を果たしていないことになるわけです。
 
一般的にそれをした方が良いとか、しないといけないことを無視しても、いや、無視すべきであって、その人間を正しく活用していないということを周りにも理解してもらっていかないと、必ずチーム内や組織・・・あるいは家庭に不協和音が発生してしまいます。
 
つまり、能力のある人間は・・・・社長、あるいは優秀な社員は特別扱いをしなければいけないわけですが、それを少なくとも、役職者やリーダークラス位までは、理解させておかないと、イケないわけですね(@_@;)
 
どうですか? あなた自身が自分の能力に気が付いたら、やっていいこと、やってはいけないことが自分のパフォーマンスに照らして考えると、かなり違っていたことに気が付いてきたのではないでしょうか?
 
また、それを基準に自分の行動の理由を周りに分からせておくことがとても大切だということにも理解が及んできたことと思います(^.^) 回答は次回に続きま~す♪
 
 
私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。 
 
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2015年02月06日(金)更新

福島県喜多方市が「漢字」でまちおこし!?

B級グルメや流行りのゆるキャラなど、地域おこしのアイデアは数々ありますが、これまでラーメンのまちという印象の強かった福島県喜多方市が、最近は「漢字のまち」としてもがんばっているようです
 



 
この小粋な取り組みを本格化させたのは、市内在住の書家である高橋政巳さん(67才)ですが、市内の中心地に「楽篆(らくてん)工房」を開き、古代文字をあしらった看板を、市内の様々な店舗に掲げる活動などを行ってきました。
 
たとえば、お茶やさんなら「茶」、時計屋さんなら「時」の一文字を、桐の木の看板に古代文字で書くと・・・かなりいい感じ(笑)。活動が本格化したのは、2011年のことだそうですが、漢字の意味などは、あえて看板の近くに添えず、店の方とのコミュニケーションを生み出すしかけになっているようです。
 
昨年(2014年)11月にも「漢じるウォーク」と銘打ったイベントを開催。地図を片手に市内を散策し、市内に200を超える古代文字の看板をヒントに、クロスワードパズルに挑むという、なかなか楽しげなイベントです。
 
ラーメン店などに入ると、店の人が掲げた看板にある古代文字の意味などを丁寧に説明したため「漢字の意味を知ることもでき、店の人とも話せて楽しい」と、参加者から大好評だったとか。
 
今後は、子どもたちの学習旅行なども多く受け入れたいとのことですが、食やモノではなく、「文化でまちおこし」がどこまで成功するか、地域性のない「漢字」というものが、果たして観光資源として通用するのかどうか・・・しばし注目したいところです(@^^)/~~~
 

2015年02月02日(月)更新

「人称」の高い子を育てるために


早いもので、2月がスタートしました。今年の年頭に掲げた目標や計画は、順調に推移しているでしょうか?

さて今回は、最近私のメルマガで回答して、かなり反響の高かった質疑応答をご紹介したいと思います。あまり興味深い内容だったので2週にわたって回答したのですが、下記の1)2)ついては、「私はこんな子どもだった!」と話してくれる顧問先や知り合いが増えました(笑)。機会があったら、ぜひあなたの子ども時代のお話もお聞かせください(#^^#)

== 質 問 ==

個別指導塾で専任講師をしている人間です。子どもたちと真剣に向き合っていく中で視野が広い、視点の高い子は学力も高い。さらにその後の成長スピードが著しい傾向にあるということを常々思います。

さらにそのように石原先生流に言う「人称」の高い子は色々なことがうまくいっていたり、成長スピードが段違いです。

そのような視点を養うためにはどのようなことをしていけばよいのでしょうか? 私は勉強するということを通して子どもたちの「人称」を高めていけるような指導をしていきたいと考えています。ご回答いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

== 回 答 ==

幼児期の教育で大切なのは、自立心をなるべく早く目覚めさせること同時に、脳にどういう思考の方向性を付けるかだと思います。

== 解 説 ==

コンサル業務を通して事業継承を考えていく中で、最近はまさに事業継承者に対する幼児期の教育、それも人称を上げる教育や環境が大切だと感じています。

それで、かなりの関心を持って優秀だと思えるビジネスマンや経営者の方にどういう子供時代を送ったかという質問をするようになったのですが、それで分かったことは、

1)自意識の芽生えや、精神的な自立が早い
2)子供のころから大人目線をもっている(かなり生意気だったりする)
3)「教わる」ではなく「考える」思考性を身に付けている

というような、特徴を認識するようになりました。なので、そういう目線でよりデータ収集を楽しむようになっています。

私自身を振り返っても、この3点は笑えるくらい持っていたので、小さなころの環境や親の放置的な教育方法・方針?にはかなり感謝をしています(笑)。

この3項目に私なりの解説を事例をもとに加えると、例えば、幼稚園の時に回りは素直にかぶっているのに「どうして自分がコレをかぶらないといけないのか」と、黄色い帽子をかぶるのが嫌で強烈に拒否して回りを困らせた超大手企業の40代社長さんや、小学生一年生になる時にランドセルが嫌で両親・両方のおじいちゃんおばあちゃん、計6人の説得に抵抗、妥協案として「じゃあ、1年だけしょっていく」と約束、2年生からは手提げで小学校に通っていた30代の超優秀社長なども確認しています。

この感じの人たちは、かなり小さなころから、このように自意識を芽生えさせています(*^^)v

また、保育園ですから3歳くらいと思いますが、お母さんが「今日保育園でなにしてきたの?」と聞いた答えに、真顔で「お母さんはそれ聞いて何をしたいの?」と返答し、それ以来母親が妙によそよそしくなったと話すスーパーエリートもいます。

笑った話としては、小学校の低学年から宝石に目覚め、新聞等にチラシが入ると嫌がるお母さんの手を引っ張って展示会に行って宝石を眺めていたなどという方がいました。彼は、もちろん今、宝石の会社を経営しています(*^_^*)

3)の思考性の話については、面白いエピソードというか事例があって、これはある著名な教育関係の方の話ですが、東大生を育てた親御さんの会合でどんな風に育てたかという話があり、全員が“子どもが夢中でやっていることを止めさせなかった”という共通点があったそうです。

夢中で何かをするというのは、子どもが自分で考えて何かしているわけなので、そこを止めなかった(=考えて何かをするということを習慣付けた)ということなので、これはとっても素晴らしいことだと思いますが、なかなかそうできる親も少ないのではないかと思います。

そう感じた事例の一つで、とても印象的だったのが、子どもがティッシュペーパーの箱で遊ぶ時は絶対にどんどん紙を引っ張り出して遊ぶそうで、それを最後まで叱らずにさせていたというお話です(@_@;)

普通の親は部屋が散らかるからとか、ティッシュがもったいないとかと言って、絶対にやめさせたりしますよね(p_-)

これが泥んこになったり、家に落書きしたり、壁を壊すほど暴れたりも放置ですから、相当根性を決めて・・・というか、理解した上でやらないとできないと思いますが、こうやって夢中でやっていることを止めさせないことで、考える脳は確実に育つのではないかと思います。

こちらも私の優秀な顧問先をリサーチした結果、ほぼ、同じような子ども時代を過ごした方が、確実に数人いました(*^^)v

こんな感じで解説すると、やっぱり「人称」の高い子どもを作ることが、能力を開花させる秘訣なんじゃないかと思います。よかったら、参考にしてください(@^^)/~~~


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2015年01月23日(金)更新

脳のCPUの性能を良くするために

ここだけの話、「もっと頭が良ければなぁ~」と思ったことはありませんか(笑)? 今回は、私の配信するポッドキャストのリスナーさんから、ちょっとおもしろい質問が届いたので、お答えしてみました♪
 
== 質 問 ==
 
私は現在40代後半で、新しい会社に転職したばかりですが、新しい仕事に直面して自分の脳の働きが思わしくないことに気づきました。以前のポッドキャストで、石原先生は「僕は脳の働きを勉強している」「脳の働きを良くするには日常の中の変化に気づくこと」とおっしゃっていましたが、もう少し具体的に教えていただけないでしょうか? 脳のCPUの性能を良くするために、日々どんな習慣づけや努力をすればいいでしょうか?
 
== 回 答 ==
 
脳の働きは「良質な刺激」によってトレーニングできると思っています。ですので、それを探して触れることをおすすめします。
 
== 解 説 ==
 
脳の機能は、大きくは思考性と回転の速さという二つの要素に分けて考えることができると思います。
 
思考性というのは、物事を一方方向だけで考える(=見る・思考する)のではなくいろいろな角度から考える力や他との関連も考慮に入れながら物事を考える力の事で、私の著書『すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは、<三人称>で考える。』(アスペクト)でいうところの<人称>の高さを持った思考とも言えます。
 
回転の速さは、文字通り思考の速さを言うので、何かを発想する速度とか相手の思考や意図を瞬時に察知して回答するスピードが速いということです。一を聞いて十を察知するというのはこの思考の速さで、反応性を基にした頭の良さだと思います。
 
思考性の話をしましたが、要はこういった能力(=脳の働き)を上げるにはどうしたらイイかということですが、そのためには、こういう思考ができるようになるための良質な刺激を脳に与えるのが最良の方法だと思います。
 
これを分かりやすく言うと、あなたより頭の良い人と直接接触して会話を通して良質な刺激をもらうのが一番良いということです。
 
あなたより思考の広い人と会話することによって「なるほど、こういう感じで考えるのか?」とか“相手の話の速度やテンポについていくために目いっぱい思考の速度を上げないと大変!”という体験があなたの脳にとって最良の刺激となるということです。
 
直接の刺激が難しい場合は、頭の良い人の書いた本や文章を真剣に読むとか、一流の方達が出演するテレビの対談番組などをDVD録画して真剣に見るとかでも良いですね。
 
こうやって脳に刺激を与えると、日常性の中から変化に気付いたり、人が考えもつかないことを発想できるようになってくると思います。参考にしてみてください(@^^)/~~~
 
 
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2015年01月16日(金)更新

崎陽軒のシウマイ・・・ “金色”のしょうゆ入れに変身!??

旅のお供に、夕飯のおかずに・・・誰もが一度くらいは食べたことあるんじゃないかと思いますが、あの崎陽軒の「シウマイ」に、今なら「金色しょうゆ入れ」が入っているかも!って話題・・・ご存じですか?
 



 
崎陽軒の「シウマイ」に入っている白い磁器のひょうたん型しょう油入れはには、「ひょうちゃん」という名前が付いているそうですが(笑)、じつは『フクちゃん』で有名な漫画家の横山隆一さんが「目鼻をつけてあげよう」とたくさんの表情を描いて、「ひょうちゃん」と命名したのが始まりで、昭和30年1月8日に誕生した同社の公式キャラクターなんだそうです。
 
つまり「「ひょうちゃん」は今年(平成27年)1月8日に60周年=還暦を迎えたわけで、それを記念して「金色の還暦記念ひょうちゃん」が登場したってわけ(*^^)v
 
今年8月中旬までの期間、神奈川・東京を中心とした直営 約150店舗および委託店(羽田空港を除く)で販売する対象商品には、「金色の還暦記念ひょうちゃん」がレアアイテムとして入っているみたいです。
 
まぁ、入っているかどうかは「蓋を開けてのお楽しみ」ってことですが、対象商品には、通常の「ひょうちゃん」48種、「還暦記念ひょうちゃん」14種、「金色の還暦記念ひょうちゃん」14種のうちのどれかが入っているそうですから、思わずコレクター魂に火がつきそうですよね(笑)。
 
老舗らしからぬ、なかなかユニークな企画を打ち出したものだと、思わず笑ってしまったのですが、次の出張のお供は、「シウマイ弁当」で決まり・・・ですかね(@^^)/~~~
 
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