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2017年01月13日(金)更新

個性の強い集団をうまくマネジメントする方法

みなさま、2017年の滑り出しは順調でしょうか? 私はめずらしく長めのお休みをいただいておりましたので(#^^#)、遅ればせながら、今年の初ブログをお届けいたします。
 
今回もおもしろい質問が届いたので、私なりの視点でお答えしてみました。あなたなら、どうお答えになりますか? 正月ボケをチューニングする意味でも(笑)、よかったらご一緒に頭の体操をしてみてください。
 
== 質 問 ==
 
個性の強い個人の集団をうまくマネジメントする方法(失敗は恐れずに、強みを活かすという意味で)について、ヒントをいただければと思います。
 
== 回 答 ==
 
個性の強い人の集団をマネジメントするためには、どんな分野でも良いので、彼らに勝てるモノを一つは身に付けること! でないと主導権が取れません。
 
== 解 説 ==
 
なかなかこういった状況に置かれることは無いと思うので、なぜこんな質問が来るのかと好奇心たっぷりに質問を読ませていただきました(*^_^*)
 
で、これは実際にリアルにこの状況の中にいる方の質問だろうと思い、しっかりお答えすることにしましたが、個性の強い人の集団のマネジメントをしなければならない・・・この状況はかなりキツイと思います。
 
個性が強い人の集団は、わがまま、統率が取れない、勝手に行動する、言ったことを守らない、すっぽかす・・・etc.と本当に大変なことが連続します。
 
有名な芸能事務所の役員の方から話を聞いたことがありますが、彼が現役のマネージャーだった頃、ハワイで行われた超大手企業のユーザーイベントに担当する大物歌手がメインの企画で呼ばれていたのに、出発の前日に行きたくないとゴネ(-_-;)
 
やっと行くと言ったら成田と羽田を間違え!成田では無く羽田に到着(@_@;)大騒ぎでハワイについてイベントに出演(拍手喝采、大成功だったそうですが・・・)するも、今度は宿泊したハワイのホテルが気に入ったので帰らないと言い、一週間も滞在してしまったそうです(@_@;)(@_@;)(@_@;)
 
まあ“替えが効かない!!”ほど、突出した才能を持っているとまわりがおだてることもあり、だいたいこんな形で、個性の強い変わった才能の持ち主が、サイズは違えど、その場その場でできあがっていくわけですね・・・まわりが彼らを変にしてしまったとも言えますが(-_-;)
 
さて、こんな人が複数いると確かに大変で、この集団を従わせようとすると、方法はかなり絞られることになります。その中で、今回はオーソドックスな方法をお教えします。
 
それは、一つで良いので彼らに勝てるモノを身に付けることです!
 
いきなり“ハードル高~!”と感じたと思いますが、“彼らに勝てる!”と言っても、これ、すごい技能や知識は意外に必要なかったりしますので安心してください。
 
アドバイスすると、彼らの苦手なこと・・・例えば語学だったり、会計だったり、今ドキだとPCやネット、簡単なシステムの知識や技術・・・などが考えられます。
 
“え~!こんなの誰でもできるじゃないですか~”と突っ込みを入れられそうですが、これで確実に一目置かれる存在になるので大丈夫! 彼らの集団のコントロールが効くようになります。
 
理由は才能や能力があり、わがままで個性たっぷりに生きている方は、おおむね世間から隔絶していて、日常の社会生活からみると、不適合者の場合が多いからです(笑)。
 
あ~、私もかなりこの分類に入ると思います(─_─)!!
 
私もですが、ここ10年銀行に行ったことが無い、お金を銀行でおろしたことが無い、なんてざらにいますからね~。
 
何を磨いたらよいかは、扱っている集団を良く観察すると“彼らの盲点”みたいなものが見えてくるはずなので、よく考えてみてください。参考にしてもらえるとうれしいです(@^^)/~~~
 
 
私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。 
 
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
 
また、オフィシャルマガジン『石原明の不定期情報通信』をご希望の方はコチラから読者登録ができますので、ぜひこの機会にご登録ください。様々な切り口から“経営脳”に刺激を与える内容を配信しています(*^^)v
 
 

2016年12月12日(月)更新

業界で主導権を取る方法

いよいよ年の瀬も迫ってきましたが、私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の会員さんから、かなりストレートな質問が届いたので、今回はこの質問にお答えしてみようと思います。
 
業種・業界は違えど、営業戦略の参考になると思いますので、「自分事」として読んでみてください(#^^#)
 
== 質 問 ==
 
私は素材メーカーに勤務しております。狭い業界で主導権を握るための人間関係の構築方法を教えてください。
 
とくに、公共事業を相手とする代理店との付き合い方に悩んでいます。大体どこかのメーカーと親密になっていたりするので、そこに割り込んでいくためのヒントがあれば、ぜひご教示ください。
 
== 回 答 ==
 
業界的にかなり大変だと思いますが、この場合は<<人称>>をさらに上げて、相手が一番喜ぶことをすることです。この方法で主導権はバッチリ取れますよ(*^_^*)
 
== 解 説 ==
 
素材メーカーはエンドユーザーに渡る最終商品を作っている会社に素材(商品)を納める営業活動をするわけですが、間の流通に商社や卸会社また公共事業の場合には代理店等が絡んでいる場合が多く、なかなか思う様に営業活動が進まないということですよね(p_-)
 
商社にしても卸会社にしても代理店にしても、間に入る会社は、納入商品を作る場合にはなるべく安く作りたいと思うので、御社のライバル会社にも見積りを出させて競争させる(ココでしか利益をあげることができませんからね~)立場にあるわけですから素材メーカーは大変なんですね。
 
この立ち位置が難しく、なかなか主導権が取れないというわけで、打開策を知りたいという相談です。
 
この状態を打破する方法は以下の3点しかありません。
 
 1)圧倒的に強い素材を開発、特許などで固めてマーケットを独占する。
 
 2)同一の素材でも圧倒的に低コストで提供できるように製造工程を劇的に変える。
 
  3)他がやっていないことで、相手が一番喜ぶことを先回りしてやる。
 
ちなみに、私のお勧めは、3)です。
 
1)と、2)は、企業として根本的にやって行かないといけない項目ですが、かなり大変なのですぐにはできないと思います。それに、あなたの部署では口出し難いことでもありますよね。
 
ですから、お勧めは3)の“他がやっていないことで、相手が一番喜ぶことを先回りしてやる。”なんですが、何をすれば相手が一番喜ぶかについては、かなり考えた方が良いと思います。
 
参考までに、私の著書『すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは、<三人称>で考える。』をもう一回読んで、何をしたら良さそうか、自分なりに考えてみてくださいね。
 
これは、3つの中で一番難しくて大変な方法ですが、うまく行ったら効果が抜群に出る解決法でもありますので、しっかり理解して、じっくり取り組むようにしてください。
 
では、具体的な解説に入りますが“他がやっていないことで、相手が一番喜ぶことを先回りしてやる”とはどういうことでしょうか? みなさんどんな発想やアイディアが浮かんできましたか?
 
この回答は、『三人称本』を参考に“相手の立場に立って考える”といろいろアイディアが出てきます!
 
例えば、すっごく安くしてくれたら良いとか、返品が自由にできたら嬉しい、持って来てと言ったら24時間いつでもスグに1時間以内で届けてくれる、過去の工事や発注履歴を全部持っててくれたら嬉しい、先方に出す書類を代わりに作ってくれたら喜ぶ、リスク管理のために何かあった時の保険も用意してくれると最高!、メンテナンスをうちに代わってやってくれると本当にう嬉しい・・・etc・・・と、いろいろ出てきませんか?
 
この相手が喜ぶことで、他社が“やれないこと”“やらないこと”ができるようになると最低同じ値段ならば絶対に自社を使ってくれる、使うしかないと思ってもらえるわけですね。
 
さらに、この、相手が何をしたら喜ぶかをもっともっと飛躍させて“何をしたら泣いて喜ぶか”“何をしたら絶対にうちしか発注しなくなるか?”“何をしたら高い値段でも絶対にウチを指名するか”とエスカレートさせると面白い答えが出てきますよね(*^_^*)
 
ちなみに、私ならこの答え“相手(担当者)に代わって年に何回かは仕事の受注をする”なんてことも考えて、営業してしまうとかを実行しよう・・・とかも考えます。
 
だって、もし年に数回かでも、こちらの仕事を受注してくれる会社があったら、ビックリしますもんね。結構究極です。ということで、この方法なら面白い解決策が出ると思います。いろいろ考えてみてくださいね(@^^)/~~~
 
 
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2016年11月28日(月)更新

ビジネスに欠かせない「交渉力」をつける訓練とは!?

早いもので、今年もまもなく師走を迎えますが、これからの時代、経営者に欠かせないのは「スピード感」と「交渉力」だと思っています。
私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会では、常にそんなことを話しているのですが、初めて参加した方から、「もっと具体的に教えてほしい」という質問が届きましたので、今回はその質問にお答えしてみました(*^^)v
 
== 質 問 ==
 
先日、『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会に初めて参加させていただき、これからのビジネスに「交渉力」が欠かせないことは十分理解できたのですが、同時に自分には交渉力がないことを痛感しました。
 
そこで、交渉力をつけるためには、どんな訓練(?)をしたらよいものか・・・具体的な実践法を知りたいです。よろしくお願いいたします。
 
== 回 答 ==
 
何よりも自分の意志で人を動かすことに興味を持つこと、そして誰のモノやサービスでも良いので一日に最低一人はクロージングすることを必須の目標にすることです。
 
== 解 説 ==
 
勉強会に参加され“交渉力”の重要性に気づき、同時にご自身にその重要な交渉力が無いことに気づかれたことはとても良かったことだと思います。
 
私も監査法人の関連会社に勤めていた時に、あなたと同じように“将来経営者になるなら絶対に交渉力を身につけないとダメだ!”と気づき、努力し始めました。
 
私の場合は、思い切って“経営者を相手に高額な企業研修を販売する”という仕事に転職する道を選びましたが、こんな大胆な方法はさすがにお勧めしませんので、私が思う交渉力のつく方法を教えすると・・・。
 
まずは“自分の意志で人を動かす!”ということに意識と関心を強く寄せることをお勧めします。
 
意識や関心を強く持つと、アンテナが立ち、周りの状況から“人を動かすとかモノを売るとか交渉力に関する情報”がどんどん入ってくるようになると思います。
 
これまでと同じ会社、同じ顧客、同じ活動をしていても、アンテナが立つ(=変わる)ことで入ってくる情報は180度変わるはずなので、絶対に実行してください。
 
次にお勧めするのが、一日一人で良いので、クロージングすること!
 
売るモノは何でも良いです。あなたの会社のモノでなくても構いません。誰のモノでもサービスでも、今TVで流れている商品でも構いません。あなたが儲けるとかで無く、本でもおすすめ映画でも構わないので、誰かに何かを勧めて相手に買わせる(=お金を払わせる)ことを実行に移してください。
 
最初は一緒にコンビニに行った人に「これすっごく美味しいから買ってみたら?」みたいなことで構いませんから、とにかく実行に移し、だんだんと難易度を上げていってください。
 
交渉のスタートはまずは営業なので、また、こちらの意志で人が本当に動いたかどうかを計る上でも、モノを買わせるという行為は一番結果が分かりやすいので、これを毎日実行に移すことが最大のトレーニングになると思います。
 
あ、上手く行ったらなぜ上手く行ったのか? 行かない時はなぜなのか? 毎日考えてスキルを上げていくことが重要なので、日々の反省と振り返りは忘れないでくださいね。
 
実はこれ、本当に私がやった方法です。結果として、すごい交渉力が身につきました。
ぜひトライしてみてください。すっごく実力がつくと思いますよ(@^^)/~~~
 
 
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2016年11月21日(月)更新

電子部品が「カワイイ」!?

早いもので今年も師走が近づいてきました。年々時間の速度が増していくように思えますが(笑)、それに引っ張られるかのように、モノの価値観も日々変化しているようです。
 
最近、秋葉原の電気街に女性客が増えていると聞いて、一瞬「??」とひっかかったのですが、電子部品販売店の「aitendo(アイテンド)」は、“カワイイ”という新規軸で、電子工作の世界に女性客を呼び込もうと懸命です(@_@)
 

 
近年、秋葉原にはオシャレなカフェなども増え、女性の姿が増えたのに目を付けた同店は、簡易デジカメなどを自分で工作できる部品にカラフルな色を付けるなど、遊び心&カワイイを切り口に、女性の来店客を増やす工夫を始めたのだそうです。
 
一般的には緑色をしている基盤も、同店には赤・黄・紫などの品揃えがあるほか、人気の発光ダイオード(LED)も豊富な色を取り揃え、さらには、女性店員を増やして、入店しやすさ、話しかけやすさを狙っているみたいです。
 
 業界に長く身を置くと、なかなか新たな価値基準を見つけにくいものですが、経営者がふだんから「ありえないモノを組み合わせる」など、柔軟な発想の訓練を積むことで、自社の価値は何倍にもアップする可能性があります。
 
秋の夜長・・・この事例を参考に、楽しく頭の体操をしてみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~
 

2016年10月17日(月)更新

士業で売上げを伸ばすために優先すべきこと(その5)

今回も引き続き、私が毎週月曜日の朝6時に配信するメールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』に寄せられた回答の続きをお届けします♪ 
 
史上最長の連続回答になってきましたが(笑)、今回初めてお読みになる方は、まずはバックナンバーからお読みください(^_-)-☆
 
※その1  >>>
※その2  >>>
※その3  >>>
※その4  >>>

 
== 質 問 ==
 
士業で売上げを伸ばすにはコンテンツ作りが先か、それともホームページなどの告知が先か、そしてその優先すべき戦術のために何をすべきか悩んでおります。
 
また、士業の営業においてSNS活用は必要か、必要な場合どのように使うと効果的かなど、ヒントをいただければ幸いです。
 
== 回 答 ==
 
士業の方が成功するには、広告や告知のやり方よりも、まずビジネスそのもののモデルを考えることが重要ですが、それと同時にコミュニケーション能力や人間性を磨くことが重要というか最重要だと思います。
 
成功されている方は、みなさんその分野の知識や技能も一流ですが、人間としてとても素晴らしい方達です。
 
== 解 説 ==
 
長く続けてきたこの質問に対する回答もいよいよ最後になりますので、しっかり理解していただきたいのですが、やっと士業で成功するためのコミュニケーション能力や人間性そして人柄に対する回答になります。
 
ここまでの流れを少し振り返っておきますが、ビジネスをスタートするにあたって大切なのは何業によらず、成功するビジネスモデルを構築する思考で考えて顧客の選別、その顧客に対して何をサービスするかを決定していくこととお話しました。セグメントした顧客に対してどんなビジネスを充てていくかという話をしてきましたよね(p_-)
 
そこに、さらにマーケティングを構築することで、積み重ねた努力の結果として自動的に顧客が創造されていけば、強い強いビジネスの流れを作ることが可能になるわけですね。
 
それができれば、最初からロスの無いように考えて行動を積み重ねた方が得策なので、一見儲かりそうなことでも、それに費やす努力が未来の価値を生むかを考えて、選択することが重要と私は考えているとお話しました。今よりも先を考えて、重要なことを積み重ねるということがとても大切なわけですね(*^^)v
 
さて、そうやってビジネスモデルを構築し、マーケティングの流れを作った最後の仕上げに何が重要かというと、それは顧客になった会社や社長さんがあなたの仕事に感謝して、またあなたの人間性や人柄を信用して長く仕事での関係を続けて行きたい、良い関係を築きたいと思ってくれるかということです。
 
ほとんどの顧客があなたに対してこういった関係をしっかり望んでくれることで、あなたの仕事はさらに盤石の形になっていきます。いくらマーケティングが強くても、決まった仕事が顧客の満足を得られず端から崩れて行ったのでは、まったく不安極まりないということですよね(─_─)!!
 
どうですか、最初はマーケティングの構築が重要で必須なんですが、最後は、マーケティングにほとんど頼らなくなったらでき上がりということです(^.^)
 
ちなみに、当社がコンサル契約をしたお客様は、ほとんどがずっと継続する形になっています。そのために必要な人間性や人柄ですが、それは一言でいうと、自分の利益より相手の利益を優先する思考が身に付いているかということになると思います。
 
また、相手が何を望んでいるかということが分かるためにもコミュニケーション能力はとても重要になってくると思います。
 
自分が仕事を始めたばかりであれば、なかなか相手の利益は考えにくいわけですが、マーケティングの形が整って成果が上がってきたら、なんとなく先に安心の形が見えてきますよね。
 
そうなったらぜひ、クライアントの利益を優先して仕事をするということを心がけてみてください。あなたの成功は、クライアントの信頼の上に構築されていくということですね(*^_^*)
 
今回の回答は、私のビジネスと近かったこともあり、これまで自分がどうやって仕事を構築していったのか事例に書いてしまったので、本当に長~い内容になってしまいましたが、書いている私も勉強になるほど、とても良い内容になったと思います。
 
質問を寄せていただいた方本当にありがとうございます。ぜひ、みなさんの参考になればと思います(@^^)/~~~
 
 
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