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2017年08月21日(月)更新

良いモノや価値のあるモノを感じ取れる人は何が違うのか

先週は、まるで梅雨のようなお盆でしたが、いかがお過ごしでしたか? さて今回も、私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会に参加してくれた方からの質問を取り上げてみました。みなさんなら、この質問にどうお答えになりますか? よかったら一緒に考えてみてください(*^^)v


==
 質 問 ==

 

同じモノを見ても、人によって感じ取る力が違いますが、良いモノや価値のあるモノを感じ取れる人は、いったい何が違うのでしょうか?

 

== 回 答 ==

 

あなたが良いと思ったモノを、実際に売ってみる(=良いと思ったモノを人に紹介して購入に結び付ける)と、良いと思います。

 

== 解 説 ==

 

まず基本的な方法ですが、普段から流行や人の購買行動そして意識について考えること、またそういった習慣を身に付ける努力をしていると、良いモノ(=人が良いと感じたり、購買する可能性の高いモノやサービス)を感じ取れるようになります。

 

また、これは本当に大切ですが、実際に自分が良いと感じるモノを購入して使ってみる、良いと思う所に行ってみる、体験してみることで、自分の感覚を磨くことができます。

 

と、ここまでは基本的なセンスの磨き方ですが、そこにもう一つ工夫を加えるとすると、そのモノやサービスを“売る側の立場”になってみて、プレゼンを考えてみる、説明の仕方を考えてみる、そして実際に売ってみる(=人に紹介して買わせてみる)努力をしたら、良いモノを見極める力がもっと付くのではないかと思います。

 

これはどういうことかというと、良いと思ったモノやサービスを人に紹介した時に返ってくる反応が生なので、勧めた結果、受け入れる人もいればいない人もいるという反応に触れることで、マーケティングの感覚が身に付いたり、自分の感覚がどれくらい今のマーケットに合っているか? などがよりはっきりと分かるからです。

 

資本主義社会というのは、経済を基本に成り立っているので“良いモノや価値のあるモノ”というのは、実際には売れるモノ、顧客に喜ばれるモノ、マーケットを刺激するモノ、ということになりますから、このマーケティングの感覚が養われる活動はとても重要です

 

なので、この売れる感覚を身に付けることが=良いモノを発見できる感覚、ということでもあるのです。ぜひ、試してみてくださいね(@^^)/~~~

 

 

私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。

 

これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~

 

また、オフィシャルマガジン『石原明の不定期情報通信』をご希望の方はコチラから読者登録ができますので、ぜひこの機会にご登録ください。様々な切り口から“経営脳”に刺激を与える内容を配信しています(*^^)v

2017年08月10日(木)更新

カクテルに変身!? 森永「アイスボックス」の拡販戦略

残暑お見舞い申し上げます☆彡

 

昨日は東京都心で37.1℃と今年の最高気温を更新しました。そんな日を経験すると、30℃でもつい「涼しい!」と思ってしまいますが(笑)、そんな中、森永製菓の人気商品「アイスボックス」のちょっとクールな戦略に目が留まりました。

 

1989年発売の「ICEBox(アイスボックス)」は、グレープフルーツなどの風味が付いた砕いた氷をカップに入れたシンプルな商品。

 

メインの支持層は10代の学生だそうで、部活帰りに食べるようなイメージが強いですが、そんな商品を“大人向け”に拡販しようと考えた同社が打ち出したのが、「カクテル」に使ってもらう作戦です。

 

 

レシピブログやレシピ動画サービスの「 mogoo(もぐー)」との連携に留まらず、自社サイトにもタニタ食堂監修のヘルシードリンクメニューを掲載するなど、かなり力の入った展開を見せています。

 

昨年は、英国風パブ「HUB」でアルコール飲料「ZIMA」と合わせたメニューを提供するなど、リアル店舗と組んだ展開もしたようですが、やはり今の時代は、SNSでの拡散を狙うべきですよね。カラフルな色合いのカクテルなら“インスタ映え”も間違いありません(#^^#)

 

一般的には、こうした戦略の裏には、販売数の伸び悩みがありがちですが、同社の場合、どうもそうではないようです。

 

なんと! 2016年の同シリーズの売上げは12年と比べて38%伸びているのだとか(@_@)

 

ナトリウムやビタミンCを多く含むといった「機能性」を前面に押し出し、2015年からは容器に「水分補給に」の文字を入れ、学生をターゲットにしてきた戦略も悪くなかったようです。

 

しかし、現状に甘んじることなく、2019年には16年比でさらに30%増を目指す勢いで、今回の戦略は、その実現のために入念に練られたものでしょう。

 

果たしてひとつの商品でどこまでマーケットを拡げられるのか・・・しばし注目したいところです(@^^)/~~~

2017年08月07日(月)更新

「社会貢献」のビジネス化をどう考えるか

8月に入り、世間は夏休みムードですね(#^^#) みなさん、今年の休暇は、どんなふうに過ごされますか? 日常とは違う時間を過ごす中で、身体も脳も、思いっきりリフレッシュしてほしいところです。

 

さて今回も、私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会に参加してくれた方からの質問を取り上げてみました。みなさんなら、この質問にどうお答えになりますか? よかったら一緒に考えてみてください(*^^)v
 

== 質 問 ==

 

これからの時代、企業も社会貢献する姿勢が必要だと考えているのですが、研究者や留学生を支援できるようなビジネスモデルがあればぜひ教えてください。

 

== 回 答 ==

 

非常に難しいので、社会貢献をビジネス化することはお勧めしません!

 

== 解 説 ==

 

企業が社会貢献をする場合の質問ですが、その社会貢献を使って収益を上げるビジネスモデル(と、考えているんですよね?)を作るのは難しいと思いますし、やらない方が良いと思います。

 

その理由は・・・

  1)それでは社会貢献にならないから。

それに加えて、

  2)不可能と思えるほど難しいと考えるから、です。

 

理由の1)それでは社会貢献ではない・・・については、分かりますよね?

 

“〇〇の支援を社会貢献でやっています”と発表していて、中身を見たら“実は儲けを考えていました”・・・では、却って企業のブランドイメージや印象を下げてしまいますから、リスクが高すぎます。

 

今はネットの時代で、恐ろしい監視社会の中にいる、と経営者はもっと意識しないとダメですし、通常こういったリークは、ほぼ社内から起きるわけですが、社員の意識が低下するどころか、社員が不信感をもって退社するその時に、ネット上の書き込みが増えて、もっと問題が増え、恐ろしい状況になりかねませんよね。

 

なので、会社が利益をあげる場合には、社会貢献は絶対に謳わない、ちゃんとした収益事業としての取り組みと社内外にインフォメーションするべきなのです。

 

続いて、理由の2)ビジネスが不可能なほど難しい・・・に関してですが、社会貢献する場合には“原則支援する相手を選べない!”というか“選ぶべきでは無い!”からです。

 

こういう人はOKで、こういう人はNGでは、社会貢献とは言えませんよね。

 

この時に難しいのが、例えば研究者の支援をする場合、また留学生の支援をする場合など、やれば分かると思いますが、対象となるくくりの人達に能力差がありすぎて・・・もっと言うと優秀な人の絶対値が少なすぎて、絶対にビジネスとなり得ないからです。

 

・・・これ、書きながらもっと怖い現実を思いついたのですが、支援してもらわないとダメな人たちはそもそも資本主義社会で勝てない要因を内包している方達である場合が多いので、支援しても成功しない確率がかなり高いとも言えますよね(p_-)

 

ですから“成功を考えないで支援は有り”ですが、ビジネス化(=成功)を目指した支援は、“そもそも成り立たない”ということです。

 

これ、実際に私が体験したことがあるのでお話しすると、ある集まりでプロスポーツ選手や引退した方達の支援をする団体の相談を受けて彼らと実際に会ってアドバイスをしたことがありました。

 

集まったのは結構すごい方達で、元オリンピック日本代表や現役Jリーガー、各種のプロスポーツ選手、アマチュアでもTVで特集を組まれるクラスの方達でしたが、正直言ってこの人と組んでビジネスをやってみたいと思える方は凄く少なかったのを覚えています。

 

何が難しいかと言うと、コミュニケーション能力や社会常識、これまでに身に付けた価値観、ビジネスセンス・・・数え上げるときりがないほど・・・でした。

 

その時に思ったのは、資本主義社会は結構残酷で、経済=“稼げることにその人の能力が適合していないと、一人ではそう簡単には生きていけない”ということでした。

 

特にスポーツは、指導やコーチなら対象がその教える相手だけなので何とかなるのですが(得られる金額は多くは無いかもです)、スポーツでお金を得るとなると、競技をする場所と観客がそもそも必要で、そのビジネスが完成されて初めて選手にお金が回ってくるわけですから、スポーツ選手一人では、稼ぐこともできないわけですよね。

 

なので、スポーツをやるなら別に何か稼げる要因を作ってからでないと難しいと話したのですが、うまく受け入れてもらえませんでした(p_-) そんなことを言ってたら“オリンピックでメダルを取れない!”“一流の選手になれない!”と言われてしまいました。

 

1日24時間あるわけなので、練習はあるものの、2つ3つは同時並行して資本主義社会で稼げることを勉強しても大丈夫ですよ・・・と言ってもダメでしたねぇ~(─_─)!!

 

そういった意味でもコミュニケーションが可能か? や、価値観の違いなどは“なかなか”でした。

 

同様にそれぞれ専門分野の方達は、みなさん独特の理論や理屈を持っているので、しかもその分野が資本主義的に遠い分野(=研究者など)だと結構困難な作業になることが予想されます。

 

それらを考えると、社会貢献は社会貢献、ビジネスはビジネスとハッキリ分けて取り組むのが良いと思います。今回はちょっと厳しい回答内容になってしまいましたが、参考にしていただければと思います(@^^)/~~~

 

 

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2017年07月14日(金)更新

子どもが幼少期のうちに伝えておくべきこと

暑中お見舞い申し上げます☆彡 梅雨は何処へ?・・といった感じの猛暑が続きますが、そんな中、私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会に参加してくれた方から、ちょっとおもしろい質問が届きました。あなたなら、この質問にどうお答えになりますか? よかったら、一緒に考えてみてください。
 

== 質 問 ==

 

子を持つ経営者として、ひとつ個人的な質問をさせてください。

 

石原先生は、教育事業にも造詣が深いとお見受けしておりますが、子どもが幼少期のうちに、伝えておくべき最大のポイントは何だとお考えでしょうか? 

 

また、思考や考え方を伝える上で大事なことがあれば、ぜひ教えてください。

 

== 回 答 ==

 

子どもの頃は、思考や考え方を教えるのは難しい(無理な)ので、望んだ思考や考え方が自然に芽生えるような環境をまず与えるのが良いと思います。

 

== 解 説 ==

 

思考というものは、子どもがある年齢(中学生くらいから)になって初めてやり取りできますが、環境を与えることは、もっと小さなうちからできると思います。

 

なので、中学生以下・・・できれば小学校に入ったくらいから、子どもにこういった思考を身につけて欲しいな・・・という“望んだ思考”が芽生えるような環境を与える方が良いと思います。

 

というのも、思考的な要素(人の考え方や、性格・常識的思考や、行動の習慣)の大部分は、その人が育った環境からの刺激によって作られるので、思考性が芽生えるかなり前から育ち始めてしまうからです。

 

・・・思考できるようになる頃には、何らかの思考が既に芽生えてしまっている・・・ということですね。

 

この思考が親の望みと違っていると、後のやり取りは超大変になりますよね(p_-)

 

ということで、会話ができるようになってから、親が思考を話して聞かせるより、育つ刺激の中で自然に求める思考を子どもが持ってくれるように、事前に環境的な刺激をコントロールした方が楽だということです。

 

環境から自然に育った思考を変えるのはかなり大変なので、できれば、後から思考を変えさせる苦労を、親も子どももしない方が良いわけです(p_-)

 

事実、名門や名家と言われる、成功している家庭では、ほぼこの方法を取っていると思います。参考にしてください(@^^)/~~~

 

 

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2017年07月07日(金)更新

ワイシャツや靴下を定期購入!? レナウンが忙しいビジネスマンをサポート

早いもので、今年も下半期がスタートしましたが、先月(2017年6月)から、あのレナウンがちょっとおもしろいサービスを始めたのをご存じでしょうか?

 

何かと忙しいビジネスマンをサポートしようと、男性用ワイシャツや靴下の定期購入サービスをスタートしたのです。

 

同社の公式通販サイト「R-online“TheShop”」で注文できるようですが、マンガも使って、結構力の入ったサービス紹介ページをつくっています(*^^)v


 

ビジネスシャツや靴下は季節ごとに買い換え需要が発生することから、忙しいビジネスマンを中心に定期購入サービスのニーズが見込めると判断したようですが、確かに同社の顧客には便利なサービスですよね。まとめ買いで割引きも受けられるようですし・・・。

 

しかしながら、まだレナウンのシャツを愛用していない層が「便利だから!」とまとめ買いするかどうかは、大いに疑問を残すところです。やはり、新しいブランドの最初の1枚は、じっくり着心地を試したいですからね(#^^#)

 

ちなみに、同社は「アーノルドパーマータイムレース」ブランドの子供服のレンタル事業もスタートさせたのだとか。すぐにサイズが変わる子供服は、購入よりレンタルの需要が伸びると踏んだようです。

 

いずれにせよ、ビジネスモデルを構築する上で大切なのは、感情も含めて、人間という生き物をよ~く知ることです。それさえできれば、今は企業の規模や資本力に関係なく、多くの人たちに受入れられるモデルをつくることが可能な時代です。

 

レナウンにしても、かつては売上高が2000億円を超え、アパレル最大手だったわけですが、このところの売上げは減少傾向にあります。そこで打ち出したのが「購入から利用への転換」というわけです。

 

アパレルに限らず、発想の転換を迫られている業界はたくさんありますよね。この事例を参考に、自社のビジネスモデルをどう進化させるべきか、じっくり考えてみてください(@^^)/~~~

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