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2010年07月30日(金)更新

アメーバピグの「ピグドーム」でライブイベントが大盛り上がり!

今年も「夏フェス」の季節になりました。「夏フェス」とは、Summer Festivalの略ですが、その昔から有名な「FUJI ROCK FESTIVAL」など、野外ライブが数箇所で行なわれるようです。

一方、灼熱の太陽の下とは真逆の空間で開催されるライブも、大いに盛り上がりを見せているのをご存じでしょうか? その「真逆の空間」とは、アメーバピグ内に開設された『ピグドーム』。インターネットの仮想空間を使って、ライブイベントが楽しめるエリアです。


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先月(2010年6月)25日には、『ピグドーム』のこけら落とし公演として、アイドルグループのAAA(トリプル・エー)がライブを行ない、大いに盛り上がったようですよ(*^_^*)
このライブ会場に入るには、チケット代わりに300円のTシャツを買う必要があったのですが、1万枚近く売れたといいますから驚きです(@_@;) 単純計算すると、この仮想空間が300万円近い売上げを上げたってわけですが、Tシャツのほかにも、AAAのオリジナルピグアイテム3種類を販売したようですから、実際にはもっとでしょう。

また、AAAのライブでは、ファンが曲に合わせてタオルなどを振り回すのが“お約束”になっているそうですが、自分のアバターにタオルを持たせている人もチラホラいたようです。今後はこうした「コンサートグッズ」を充実させていけば、『ピグドーム』はますます“稼げる空間”になります。

この日は、実際に行なわれたライブイベントの映像の一部を動画配信したわけですが、盛り上がりに拍車をかけたのは、ライブ中にアーティスト本人のピグ(アバター)が登場したことです。

アーティスト本人(見えるのはアバターですが)と、ライブ映像を一緒に見たり、リアルタイムでチャットしたりできるわけですから、ファンとしては熱くならないわけにはいきませんよね。

「みんな盛り上がっていこうー!!」と、AAAメンバーがパソコンに打ち込むと、画面のアバターに吹き出しが現われ、数秒後にはファンの「いぇ~い!」といった吹き出しで画面が埋まるのです。ちょっと妙な感じもしますが(笑)、メンバーと直接リアルタイムで「つながってる」楽しさは格別なものがあるのでしょう。

実際、都内の別室では、AAAのメンバーたちがパソコン向かい、スタッフの読み上げるファンからのコメントに必死で答えていたそうですよ。

運営会社であるサイバーエージェントも、このこけら落とし公演の盛り上がりを受け、「今後はメンバーが操作している姿も同時配信するなど、ファンとより一体化できるライブに進化させたい」と考えているようです。

今後の運営の仕方によっては、リアルなライブを超える楽しさをファンに提供できる可能性もありますよね。また、ライブやコンサートに限らず、「人が集う」ことの意味が、根本的に変わっていく可能性さえ感じます。

たとえば、企業の新製品発表会や各種セミナーなども、仮想空間を使ったほうが効果を上げやすい時代が近いかもしれません。

時代のスピードは加速する一方ですが、経営者たるもの、常に“ミーハー心”を忘れずに、世の中を見ていて欲しいものです(@^^)/~~~