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2020年06月05日(金)更新

あらためて「仕事とは何か」を考える

6月に入り、世の中はさらに急激な変化を見せています(#^^#) そこであらためて、こんな質問を取り上げてみました。むやみに変化の渦に飲まれることのないよう、「基本」に立ち戻ってほしいからです。あなたならこの質問に、どうお答えになりますか? よかったら、一緒に考えてみてください。

== 質 問 ==

前回のコロナ自粛の時に何をするかの質問の続きみたいな感じですが、確かに私もこれからの人生や仕事について、少なからず考えています。そこで石原先生にぜひお聞きしたいのは“仕事とは何か?”ということです。 
石原先生流のお答えが聞きたいです。ご回答よろしくお願いいたします。


== 回 答 ==

仕事とは何かと言う問いですが、もちろんいろいろな考えがある中で、私が一番良いと思えることは、【仕事そのものが、人生の目的や生きる理由にまで昇華すること】です。

もちろん、簡単に仕事がその領域まで行くかというとなかなか難しいと思いますが、「ゴールは?」と聞かれたら一番適切だと思います。
 
== 解 説 ==

「コロナの時期だからこそ、人生を振り返るチャンスと捉えてみてはどうでしょうか?」と、前回の質問の回答に書きましたが、それを受けて「仕事とは何か?」という質問が届きました。

みなさんはご自身の仕事をどのように考えて、毎日過ごしていますでしょうか?

私もこれまでいろいろなタイミングに、また、折に触れ自分の仕事について考える機会がありました。

20代の頃、30代の頃、40代、50代~、年代によって、仕事に関する考え方は、変わって行き、その都度方向を変えたり、いろいろな考えを持ってきたと思います。

もちろんコンサルタントという仕事は好きですし、長くやっている訳ですが、このコンサルタントという仕事にもいろいろな考え方や取り組み方があり、自信というか過信もあり、自分の考えを相手に押しつけ過ぎてしまってギクシャクすることもありました。

延べにすると相当数の顧問先と、本当に数えることができないくらい面談もしてきたと思いますし、その中で相手の社長さんが怒り出したり、反対に感動のあまり涙をこぼしたことなどもかなりありました。

私の仕事がコンサルタントであり、幸運にも素晴らしい経営者の方達とたくさん触れて来れた中で、仕事についてどう考えるがということも、だんだんに理解が進んだというか、分かって来たと思います。

それは“仕事そのものが人生の目的や生きる理由にまで昇華する”と、その人の人生は素晴らしいということです。

お金は大切ですし、ビジネスですからたくさん稼ぐということも本当は不可欠ですが、逆説的に言うとこの思考は、お金をもらわなくてもしたい事を仕事にできたら幸せということにもつながると思います。

ちょっと今回の回答は難しい領域の話になりましたが、みなさんもこの機会に、少しだけ自分の仕事について考えてみてくださいね。よろしくお願いします。