大きくする 標準 小さくする

2019年06月21日(金)更新

お客様にあきられない次世代型小売店とは ~ その2 ~

梅雨の不安定な天気が続きますが、今回も引き続き、私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会に参加してくださった方から届いた質問にお答えしましょう。

うっかり前回を読み逃した方、まずはコチラからお読みください(#^^#)

== 質 問 ==

このところ、『高収益トップ3%倶楽部』のテーマがレベルアップしていて、正直なところ、ついて行くのに必死です。私は小売店の経営者なのですが、時代の変化と共に店舗の魅力を上げていき、お客様にあきられないようなお店づくりをしなくては・・・と痛感させられました。

そこで、今後のリアル店舗のあるべき姿や方向性につきまして、ぜひとも石原先生のお知恵を拝借したいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

== 回 答 ==

リアル店舗のこれからについての質問ですが、私は(・・・もちろん適切な努力をすればですが)リアルな店舗の経営はこれからかなり面白くなり、やり方次第ですごく儲かるのではないかと思います。

そのために必要なことは、キャッシュレスなどの最新のサービスに対応することと、4ステップマーケティングを理解して顧客化に努めること。この“テクノロジーの導入”と“ウエットなサービスの見直し”の2つだと思います。

== 解 説 ==

前回は、まず最初にするべきことは顧客向けサービスの標準化(大手や他のお店に負けない)という意味でのキャッシュレスなどの対応やテクノロジ─の導入です・・・と、前回解説していろいろな大手や他社に負けない標準的な顧客向けのサービスや店舗の経営の省力化や経営分析システムなどを導入すべきとお伝えしました。

例えば、キャッシュレスへの対応ですが、今大手はこのキャッシュレスの分野でしのぎを削った戦いを強いられ、100億円還元キャンペーン等に乗って顧客のスマホのウォレット(スマホの財布)には、使えるお金(ポイント)が一杯貯まっているわけですが、あなたのお店でこのポイントが使えるとしたら、お客さまはとっても嬉しいし、リピートする理由に なりますよね。

これは、海外からの観光客対応も同様で、今だと中国からの顧客はAlipa(アリペイ)やWeChat Pay(ウイチャットペイ)等になりますが、昔、いち早く銀聯(ぎんれん)カードの取り扱いを導入した銀座の百貨店に“銀聯カードが使える”と言うだけで中国人観光客が殺到したような現象も、あなたの街で起こると思います。

いずれは標準化するとしても、SNS上に最初に流れる利用可能店舗情報“このお店でウォレットのポイント使えました!”は、かなり強いバリューになると思います。

それから、前回、続いて導入をお勧めした販売管理や在庫管理などの経営に役立つシステムの件ですが、今現在こういったシステムの利用サービスは、驚くほど格安で便利な状況となっています。

こういった状況については、私も最近ある顧問先との会話の中で教えてもらい、すごく驚きました。理由は簡単で、どの分野でも競争が繰り返された結果、サービスは向上するのに、どんどん価格が下がり、結果、勝ち組企業がマーケットをほぼ独占している状況の中でも、素晴らしく質が高く尚且つ安いサービスが利用できるようになっているということです。

昔だったら超大手しか使えなかった様な顧客分析ソフトなどが、信じられない月額の料金で使えるそうなのです。

こういった状況については、私も最近ある顧問先との会話の中で教えてもらい、すごく驚きました。理由は簡単で、どの分野でも競争が繰り返された結果、サービスは向上するのに、どんどん価格が下がり、結果、勝ち組企業がマーケットをほぼ独占している状況の中でも、素晴らしく質が高く尚且つ安いサービスが利用できるようになっているということです。

まぁ、システムは極論言うと、開発原価を回収したらタダなので、熾烈な競争の中でどんどんディスカウントされて、今ではこんな状況になっているそうです。

なので、こういった高度なテクノロジーが一般のリアル店舗でも普通に使えるようになっているということです。そもそも無料で使えるSNSなども含めてですが、これを使わない手は無いですよね!!

こういったテクノロジーを上手く使うと、経営コストの省力化やマーケティング費用が格段に下がるはずなので、ぜひトライしてみてくださいね。ここまで、かなり参考になりましたよね。

次回は、私の提唱する「4ステップマーケティング」を活かしたウエットなサービスのお話に移ります。楽しみにしていてくださ~い(@^^)/~~~ 


私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。 
 
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
 
また、オフィシャルマガジン『石原明の不定期情報通信』をご希望の方はコチラから読者登録ができますので、ぜひこの機会にご登録ください。様々な切り口から“経営脳”に刺激を与える内容を配信しています(*^^)v