大きくする 標準 小さくする

2017年03月17日(金)更新

「わからない人に教える」ときに心がけること

暑さ寒さも彼岸までと言いますが、本格的な春の訪れまでもう少しですね♪ 4月から新入社員を教える立場にある人も多いと思うので、今回はこんな質問を取り上げてみました。
 
== 質 問 ==
 
自分ではわかっていることを、わからない人に教えるというのは難しいことなのでは? と思っています。業務量が多いのでマニュアルを作成しておくとか、書類の見本を準備しておくとか・・・そういったことではなく、教えていく側の立場として、私の姿勢であったり、どんな心構えでいたらいいのか・・・など、ぜひアドバイスをいただけないでしょうか? よろしくお願いいたします。
 
== 回 答 ==
 
このような状況で教えることはかなり難しいし、気が滅入ることもあると思いますが、自分を成長させる機会と捉えると相手がなかなか成長しない状況でも苦痛なく指導を続けることができると思います。
 
== 解 説 ==
 
今回は、私を例に取って回答してみたいと思います。ずっと昔(会社に勤めていた時です(-_-;))の話ですが、この方と同じように、自分にとっては簡単なことなのに、当時の部下がなかなか覚えられない、できるようにならないという時期がありました。
 
何度話しても理解してくれない・・・できるようにならないので、この方と同じように作業手順書やマニュアルを作ったりしたことを思い出しました(-_-;)
 
何度教えても理解されないと“ムッ”としますが、その時に、ふと思った考えがきっかけで、その後の私の能力をかなり伸ばすことができました。
 
それは、こんなに理解の遅い・・・というか、分かってくれない相手に物事を教えることができたら、“大抵の人には簡単に教えることができるようになるだろう”と思い直し、ならば、この機会にいっぱい研究してしまおう・・・と考えたのでした。
 
それから、変わらないということを前提として、サンドバックを叩く感じで、こういったら分かるのか? こんな例え話だったらどうか?・・・ナド、いろいろ試していきました。
 
私の場合は相手がとても手強かったので、付き合っている時間もたくさん取れたことを覚えています。
 
結果として、説明能力が飛躍的に伸び、一つのことを何通りにも話せるようになった、相手に伝わらなくてもまったくイライラすることがなくなり、忍耐強くなった、理解力のある人には一回で物事が伝えられるようになり、他の人達がどんどん仕事を進めてくれるようになったなど、たくさんの良いことが得られたのを覚えています。
 
今の私があるのも、この時のトレーニングの賜物と考えることが多々ありますね!(^^)!
 
いただいた質問から、こんなことを思い出しましたので、みなさんの役に立つと思い回答しました。よかったら、参考にしてください(@^^)/~~~
 
 
私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。 
 
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
 
また、オフィシャルマガジン『石原明の不定期情報通信』をご希望の方はコチラから読者登録ができますので、ぜひこの機会にご登録ください。様々な切り口から“経営脳”に刺激を与える内容を配信しています(*^^)v