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2016年06月06日(月)更新

他社と同じようなものを販売している場合の差別化を考える

早いもので、6月がスタートしました♪ 4月入社の新人たちも、そろそろ職場になれた頃じゃないかと思いますが、もし自社の新人からこんな質問を受けたら、あなたはどうお答えになりますか? よかったら、一緒に考えてみてください(#^^#)
 
== 質 問 ==
 
他社と同じようなものを販売していますが、お客様はライバル機と性能や価格を比較して購入します。その場合どの様に価値を理解させ価格差で負けないようなトークを使用したらいいですか?
 
== 回 答 ==
 
値段を気にするのは、顧客が主に商品やサービスを基準に採用を考えている状況なので、その思考で判断するのは得策では無いと理解させることが、販売のキーになります。正しい基準は自分の置かれている状況にその商品やサービスが合っているかということですよね(^.^)
 
== 解 説 ==
 
類似する商品やサービスを顧客に販売する時には、どうしても顧客は価格に注目してしまいますが、その場合に一番効果的な販売方法、または有効なトークは「値段では無く、あなたの環境で何が一番マッチするかという観点から商品やサービスを選ぶ方が良いのではないですか?」という意味合いのトークを使い、顧客の思考を価格から引き離すことです。
 
「商品やサービスを選ぶ基準は値段では無く、あなたや御社の状況に何が一番適しているか?これが選択の理由ですよね!」みたいなトークをタイミング良く顧客に伝えると、顧客は自分が(自分の状況では無く)商品を基準に選ぶという間違った選択方法を取っていたと気付きますから、顧客が値段に執着し始めたら、どのタイミングでこの言葉を言おうかと考えてください。
 
「◎◎さん、値段が高いか安いかでは無く、何を選んだら一番業務がスムーズに進むかですよね」みたいな感じですね(^.^)
 
この切り返し、顧客はかなりびっくりするみたいですよ。これで、会話の主導権があなたのものになります。
 
もちろん、そこからのトークもなぜ当社の商品やサービスが、顧客の状況に適しているかという事を説明して行かないとダメですが、この流れで顧客の思考を変えてしまうことができれば、かなりの成果が上がると思います。
 
こうした視点を参考に、ぜひトライしてください(^.^) (@^^)/~~~
 
 
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