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2013年03月15日(金)更新

店舗は公器!?  1秒でも長居したくなる建物

唐突ですが、コレ↓どこの写真だと思いますか?




 
じつはコレ、今年(2013年)リニューアルしたばかりの巣鴨信用金庫・江古田支店の写真なんです(@_@。
「まるで虹のシャワーを浴びているようだ」などと、早くも話題を集めているようですよ。
 
老朽化した既存店の立て替えを手掛けたのは、日本在住のフランス人建築家であるエマニュエル・ムホー氏。同信金の建築設計を担当するのは3店舗目だそうですが、「1秒でも長く居たくなる信金を目指した」のだそうです(*^^)v
 
江古田支店のデザインには、高さ9メートルもあるカラフルなスティックを多用し、このスティックで建物を覆うことで、無彩色の街に彩りを添えています。こんな建物があると、街全体がオシャレで明るい印象になりますよね。
 
ちなみに、2010年に改装した「常盤台支店」、翌11年に改装した「志村支店」ともに、カラフルでポップなデザインになっていて、知らずに見たらとても「信用金庫」とは思えません。
 
近年、信金に限らず金融各社はどこも、優良顧客の獲得に必死ですが、優遇金利などの具体的な特典とはまったく違う視点で、持てる資金を投じた同信金のセンスは、かなりのものだと思います。
 
店舗はある意味「公器」でもあるのです。その店や企業が、その街に存在することで何らかの価値を生む・・・こうした視点で考えていくと、私たちにもまだまだできることがありそうです。
 
もちろん、むやみにオシャレな社屋を建てようというススメではありません(笑)。この事例から刺激を受け、自社が地域に対して“与えられる価値”について、やわらかな春の陽射しを受けながら、発想を拡げてみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~