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2012年04月02日(月)更新

ナチュラルローソンに新業態!? 進む異業種コラボ

いよいよ春本番といった感じですが、先々月末(2012年2月27日)、東京・神宮外苑西に新感覚のコンビニがオープンし、情報感度の高い女性たちの間では、ちょっとした話題になっているみたいです(*^_^*)
 
その店名は「ナチュラルローソン&food kurkku(フード クルック)」。クルックは、音楽プロデューサーの小林武史氏が代表取締役を務める外食企業ですが、「土の中に未来がある」など、メッセージ性の高いコンセプトを持ち、生産者の顔が見える食材を使ったレストランやカフェを展開しています。
 
 


 
そのクルックとワンランク上のコンビニを目指す「ナチュラルローソン」が手を組んだわけですが、通常店舗で扱う商品のほか、クルックのレストランで使っている新鮮な野菜を始めとした食材や女性に人気の中国料理店「美虎」のオーナーシェフ、五十嵐美幸さんプロデュースの「デリ」なども揃えています。
 
さらにヘルスケアと美容の観点から開発したナチュラルローソンこだわりの商品やベーカリなども扱い、イートインコーナーも設けました。コンビニの強みは「24時間営業」ですから、ランチはもちろん、場所柄もあって「夜食」のために利用する人も増えるんじゃないかと思います。
 
そういえば、先日おもしろい話を聞いたのですが、オフィス街で、居酒屋チェーンが集まったビルの隣にコンビニができると、居酒屋さんの売上げが何割か落ちるのだそうです(~_~;) 
 
考えてみれば、コンビニの唐揚げやおでんなどは、競争の激化から年々おいしくなっていますし、店舗によってはビールなどのお酒も扱っていますから、軽く飲みたいときなどは、逆に居酒屋より便利なのかもしれません。
 
今や、ライバルは「異業種」からやってくるのです。ローソンのライバルはセブンイレブンではなく居酒屋チェーンかもしれませんし、ナチュラルローソンのライバルは、近隣のおしゃれなカフェやコスメショップかもしれません。
 
だからこそ、ユニークな異業種コラボが増えているのです。業界内だけの発想では、ライバルに勝つことが難しくなってきているのでしょう。もちろん、業務提携にはそれなりの難しさも伴いますが、中小企業経営者の方には、ぜひ持ってもらいたい発想があります。
 
それは「世の中は自分のためにお金を出して実験してくれている」というもの。私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の合言葉にしているフレーズですが、業務提携などせずとも、異業種で成功したアイデアを、自社の経営のヒントにすればいいのです(*^^)v
 
この発想が身につくと、急に経営が楽しくなりますよ♪ 今回の事例も、よかったら参考にしてください(@^^)/~~~