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2010年06月04日(金)更新

社長は“違う星”にいる!? ・・・ある調査の結果

ちょっとおもしろい調査結果が目に留まりました。人事コンサルティングの「JTBモチベーションズ」が、従業員500人以上の企業の社員を対象に行なった調査なのですが、「社長や会社に対する気持ちの距離」を尋ねたところ、「社長は違う星にいる(4億キロ)」と答えた人が20.4%を占め、1位になったのだそうです。

ちなみに4億キロは、火星と地球が最も離れたときの距離だそうで、「社長は火星にいる」くらい遠く感じている人が10人に2人いることが明らかになった格好です。


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ちなみに、社長との「気持ちの上での距離」が遠い理由は、「コミュニケーションがない」が第1位で、選ばれた選択肢は「相手とのコミュニケーションがない、少ない」が25.1%、「こちらの仕事や状況を理解していない」が18.2%、「いっしょに仕事をする機会がない、少ない」が13.7%という結果になったようです。

私から見ると「500人規模じゃ、そんな感じかもね」という結果なのですが、なかには「社長とは一度も会ったことがない」と答えていた男性もいて、それにはちょっとビックリしてしまいました(@_@;)

同社では、「社員のモチベーションや業績を上げるためには、社長からの企業理念の発信や、社内コミュニケーションの活性化が必要」と指摘していますが、規模の違いはあるにせよ、ご自分の会社でこんな調査をしたらどうなるか・・・想像してみるのもおもしろいかもしれません。

それはともかく、社長との距離が絶対的に近いのが中小企業です。社長の側から言えば、自分の理念や生き様を、社員たちに間近で見せ続けられる醍醐味がありますし、社員の側からしても、社長の背中を見ながら成長していけるベストポジションに身を置けるわけです。

人はみな、うっかり自分の環境が「ふつう」だと思ってしまいますが、世の中にはたくさんの会社があって、社長と一度も会わずに仕事をしている人もいるわけです。「他社のフリ見てわがフリ直す」じゃありませんが(笑)、たまにはこんな調査結果を「ネタ」にして、社員たちとざっくばらんに話をしてみるのもいいかもしれません(@^^)/~~~