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2006年09月15日(金)更新

豪華客船で世界一周の旅

ある日、新聞の全面広告に目が留まりました。『飛鳥Ⅱ世界一周102日間クルーズ!』102日間とはこれまた優雅だなぁと、その費用を見てみると、何と350万~1700万円・・・ちょっとすごい金額ですよね(@_@;)

しかも、この募集広告は2008年4月からのツアー客を募集するもので、この金額は「早期割引価格」なんだそうです。正規の価格だと、387万から~1900万円するのだとか。

iisyasin

巷では、2007年問題などと騒がれていますが、団塊の世代の退職金を狙った広告なのかな、などと思ったりもしますが、それはともかく、世の中には、こういう旅行に行こうと普通に思う層が確実に存在するということです。
長いこと会社を経営していると、自分の業界の枠に囚われた思考回路が出来上がり、ついつい自分の物差しで世間を見てしまいますが、経営者としては、「自分の想像外」のことにも注意深く目を向ける感性を持ちたいものです。

自分だったら、お金はもっと別のことに使うとか、102日間も家を空けられないよとか…色々思うことはおありでしょうが、この豪華客船・飛鳥が大人気を得ていることだけは確かな事実のようです。

ちなみに、日頃、嫁×姑のバトルにうんざりしているご主人が、102日間の平穏な暮らしを求め、親孝行と称して、お母さんをこの船に乗せるなんて、シニカルな需要もあったりするみたいですから、世の中には自分の想像を超えることがたくさんあるものです(笑)。

このツアーは、日本で最初のクルーズ専門の旅行会社ゆたか倶楽部というところが企画しているものですが、この会社が本当に上手な「顧客化」をしていたなら、「怖いものなし」といった感じですよね。なんせ、客層がいいですから(*^^)v

それに、102日間も一緒に船旅をすれば、気の合うお客さん同士は、相当仲良くなるはずですから、自然とコミュニティが出来上がりますし、旅から帰った後も、そのお客さんたちに楽しい情報を提供し続けていけば、そこから新たなビジネスチャンスも生まれてくると思います。

たまには日常を離れ、枠を外していろいろと考えてみると経営に活かせるヒントが見えてきますよね(@^^)/~~~