石原明の「知的経営の切り口」 | 経営者会報 (社長ブログ)
企業を発展させるための経営のヒントについて、独自の切り口で紹介します。
士業で売上げを伸ばすために優先すべきこと
日増しに秋の気配が色濃くなってまいりますが、最近私が毎週月曜日の朝6時に配信するメールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』はちょっとスゴイことになってます(#^^#)
毎号のQ&Aコーナーでは、読者さんからの質問に私なりの視点でお答えしているのですが、今回の質問には、うっかり私自身の「事例」を語り出してしまったために、かつてないくらいの「連続回答」が続いています。よかったら、参考にしてください(^_-)-☆
== 質 問 ==
士業で売上げを伸ばすにはコンテンツ作りが先か、それともホームページなどの告知が先か、そしてその優先すべき戦術のために何をすべきか悩んでおります。
また、士業の営業においてSNS活用は必要か、必要な場合どのように使うと効果的かなど、ヒントをいただければ幸いです。
== 回 答 ==
士業の方が成功するには、広告や告知のやり方よりも、まずビジネスそのもののモデルを考えることが重要ですが、それと同時にコミュニケーション能力や人間性を磨くことが重要というか最重要だと思います。
成功されている方は、みなさんその分野の知識や技能も一流ですが、人間としてとても素晴らしい方達です。
== 解 説 ==
弁護士や税理士さん、社労士や行政書士や弁理士さん、あるいはいろいろな分野のコンサルタントの方も含めて、士業系の方のコンサルをたくさんやりました(今もやっています(p_-))し、成功している方も多く知っていますので、すごくリアルに回答しますが、まずビジネスモデルを考えることがとても重要です。
その際の考え方の参考としていただければ良いですが、士業を地域ビジネス(活動場所を町、区、県、東京などと規定してリアルにクライアントに会う仕事)として考えるか? ネットを使って日本中をマーケットにした形で行うか? 誰かとコラボした形で進めるか、単独で行うか? コラボするとしたら自分を中心にするか、誰かのプラットフォーム上でするか? 同業者も含めて誰を顧客にするのか? ・・・など、いろいろな仕事の組み立て方があるので、その辺りのビジネスの組み立て方はとても重要になってくると思います。
なので、すぐにはできなくても、ビジネスのスタイルやモデルは、仕事を進めて行く中で確立していかないといけないと思ってくださいね。
私の場合はコンサルタントですが、スタートしていろいろやってみた結果、業種業界は問わない方が良いと思い、企業の歴史や大きさとかよりも、企業や経営者が優秀であるかの方が面白いと思って、商品やサービス(スタッフや経営者の能力)も含めてスキルとモチベーションの高い会社、もっと言うとまわりを振り切るほどスキルとモチベーションが高い会社のお世話をするコンサルタントという分野を選んで(自分で決めて)ビジネスのスタイル(モデル)としました。
また、仕事を進めて行く過程で、自分の特性も分かって来たので、今起こっている問題に対応することよりも、企業が今後どういった方向に進んでいった方が良いかを経営者と一緒に考えるという仕事の方がクライアント企業にとっても私にとっても最適・最良と考えたので、ほぼ経営者の方と面談するという仕事の仕方に切り替えて行きました。その結果、こちらが顧問先企業を訪問するという仕事は現在ほぼ無くなりました。(長野県に1社だけ定期訪問している会社がありますが・・・・(p_-))
優秀な会社は、今すぐ解決しなくてはいけないような問題は無い、あるいはそれは現場で解決していけるので私が対処しなくて大丈夫、それよりも、優秀な会社は未来について私と経営者が一緒に考える方がより重要、私のいろいろな分野の多岐に渡る情報が役に立つということで、今のコンサルのスタイルができ上がって行きました。
・・・というように、まずはビジネスの組み立て方が大事になるわけですが、もう少しビジネスモデルのこと(特に切り出し方ですね)を解説することにしますね。
じつは、これ、本当に参考にしていただきたいと思いますが、どんな業種にもビジネスモデルやスタイルは無限にありますし、無限に作りだすことができると思っています(p_-)
もちろん、その中で、ある程度以上の企業規模を経営のゴールと考えると、選べるマーケットの大きさから結果としていくつかのビジネスモデルに絞られていきますから、見た目はそんなにたくさんのビジネスモデルがあるようには見えないわけですが、実際には、無限にあるというか、作れるわけです。これ、せっかくなので詳しく解説しますね!(^^)!
私の場合は企業を対象としたコンサルタント業なので、ビジネスを切り出すマーケットの母数はかなり大きく大・中・小・企業を合わせると企業数は250~300万社あるわけですから、むちゃくちゃ無限にマーケットを切り出すことが可能ということです。
マーケットに対して、ビジネスを当てていくと考えるとその掛け算になるわけですからね~、もう無限も無限、宇宙の星の数くらいビジネスは作れるわけですね。
例えば、〇〇県で社員数が30人以上の企業で尚且つ女性の社員比率が30%を超えている会社に、マーケットを切り出した時に、そこに対して当てるビジネスは、女性社員の技能レベルの向上から、登用の仕方、年配社員の接し方の指導・・・果てはお化粧の仕方のレクチャーから子供の教育までと・・・本当に無限に作っていけるわけですよね。
だから、まわりの真似をしなくてもぜんぜん大丈夫ということになりますよね。というか、オリジナル性の強い仕事にしようと思った時には、他の人や会社のビジネスモデルは作り方の参考にはしても、同じことはやらない方が良いというか、やる必要は無いということですね。
私は、コンサルタントをスタートした時に、なんとなくそう思っていたので、仕事を進めて行く過程で、徐々に業種・業界は問わない、企業規模も社歴も関係ない、必要なのはスキルとモチベーションが高い会社、それが加速してスキルとモチベーションを振り切っているような勝ち組企業というマーケットを切り出して、そこに当てるビジネスモデルとして、目の前の仕事では無く、企業の未来の方向を経営者と一緒に考えていくという、今のコンサルのスタイル(形)を作り上げていったわけです。
マーケットは同じでもそこに優秀な人材をスカウトしてくるという仕事なども提案できるわけですから、そう考えるといろいろ想像できるわけですよね。どうですか? 参考になりましたよね(*^_^*)
次回は、そのビジネスモデルに伴うような、コミュニケーション能力や人間性を作っていくというお話にと思ったんですが、せっかくなのでビジネスを売り出すためのコンテンツ作りやプロモーションのお話をしたいと思います。
ビジネスを成功させようと考えると、やることはたくさんあるわけですから、この続きを楽しみにしていてくださいね(@^^)/~~~
私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
また、オフィシャルマガジン『石原明の不定期情報通信』をご希望の方はコチラから読者登録ができますので、ぜひこの機会にご登録ください。様々な切り口から“経営脳”に刺激を与える内容を配信しています(*^^)v
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== 質 問 ==
士業で売上げを伸ばすにはコンテンツ作りが先か、それともホームページなどの告知が先か、そしてその優先すべき戦術のために何をすべきか悩んでおります。
また、士業の営業においてSNS活用は必要か、必要な場合どのように使うと効果的かなど、ヒントをいただければ幸いです。
== 回 答 ==
士業の方が成功するには、広告や告知のやり方よりも、まずビジネスそのもののモデルを考えることが重要ですが、それと同時にコミュニケーション能力や人間性を磨くことが重要というか最重要だと思います。
成功されている方は、みなさんその分野の知識や技能も一流ですが、人間としてとても素晴らしい方達です。
== 解 説 ==
弁護士や税理士さん、社労士や行政書士や弁理士さん、あるいはいろいろな分野のコンサルタントの方も含めて、士業系の方のコンサルをたくさんやりました(今もやっています(p_-))し、成功している方も多く知っていますので、すごくリアルに回答しますが、まずビジネスモデルを考えることがとても重要です。
その際の考え方の参考としていただければ良いですが、士業を地域ビジネス(活動場所を町、区、県、東京などと規定してリアルにクライアントに会う仕事)として考えるか? ネットを使って日本中をマーケットにした形で行うか? 誰かとコラボした形で進めるか、単独で行うか? コラボするとしたら自分を中心にするか、誰かのプラットフォーム上でするか? 同業者も含めて誰を顧客にするのか? ・・・など、いろいろな仕事の組み立て方があるので、その辺りのビジネスの組み立て方はとても重要になってくると思います。
なので、すぐにはできなくても、ビジネスのスタイルやモデルは、仕事を進めて行く中で確立していかないといけないと思ってくださいね。
私の場合はコンサルタントですが、スタートしていろいろやってみた結果、業種業界は問わない方が良いと思い、企業の歴史や大きさとかよりも、企業や経営者が優秀であるかの方が面白いと思って、商品やサービス(スタッフや経営者の能力)も含めてスキルとモチベーションの高い会社、もっと言うとまわりを振り切るほどスキルとモチベーションが高い会社のお世話をするコンサルタントという分野を選んで(自分で決めて)ビジネスのスタイル(モデル)としました。
また、仕事を進めて行く過程で、自分の特性も分かって来たので、今起こっている問題に対応することよりも、企業が今後どういった方向に進んでいった方が良いかを経営者と一緒に考えるという仕事の方がクライアント企業にとっても私にとっても最適・最良と考えたので、ほぼ経営者の方と面談するという仕事の仕方に切り替えて行きました。その結果、こちらが顧問先企業を訪問するという仕事は現在ほぼ無くなりました。(長野県に1社だけ定期訪問している会社がありますが・・・・(p_-))
優秀な会社は、今すぐ解決しなくてはいけないような問題は無い、あるいはそれは現場で解決していけるので私が対処しなくて大丈夫、それよりも、優秀な会社は未来について私と経営者が一緒に考える方がより重要、私のいろいろな分野の多岐に渡る情報が役に立つということで、今のコンサルのスタイルができ上がって行きました。
・・・というように、まずはビジネスの組み立て方が大事になるわけですが、もう少しビジネスモデルのこと(特に切り出し方ですね)を解説することにしますね。
じつは、これ、本当に参考にしていただきたいと思いますが、どんな業種にもビジネスモデルやスタイルは無限にありますし、無限に作りだすことができると思っています(p_-)
もちろん、その中で、ある程度以上の企業規模を経営のゴールと考えると、選べるマーケットの大きさから結果としていくつかのビジネスモデルに絞られていきますから、見た目はそんなにたくさんのビジネスモデルがあるようには見えないわけですが、実際には、無限にあるというか、作れるわけです。これ、せっかくなので詳しく解説しますね!(^^)!
私の場合は企業を対象としたコンサルタント業なので、ビジネスを切り出すマーケットの母数はかなり大きく大・中・小・企業を合わせると企業数は250~300万社あるわけですから、むちゃくちゃ無限にマーケットを切り出すことが可能ということです。
マーケットに対して、ビジネスを当てていくと考えるとその掛け算になるわけですからね~、もう無限も無限、宇宙の星の数くらいビジネスは作れるわけですね。
例えば、〇〇県で社員数が30人以上の企業で尚且つ女性の社員比率が30%を超えている会社に、マーケットを切り出した時に、そこに対して当てるビジネスは、女性社員の技能レベルの向上から、登用の仕方、年配社員の接し方の指導・・・果てはお化粧の仕方のレクチャーから子供の教育までと・・・本当に無限に作っていけるわけですよね。
だから、まわりの真似をしなくてもぜんぜん大丈夫ということになりますよね。というか、オリジナル性の強い仕事にしようと思った時には、他の人や会社のビジネスモデルは作り方の参考にはしても、同じことはやらない方が良いというか、やる必要は無いということですね。
私は、コンサルタントをスタートした時に、なんとなくそう思っていたので、仕事を進めて行く過程で、徐々に業種・業界は問わない、企業規模も社歴も関係ない、必要なのはスキルとモチベーションが高い会社、それが加速してスキルとモチベーションを振り切っているような勝ち組企業というマーケットを切り出して、そこに当てるビジネスモデルとして、目の前の仕事では無く、企業の未来の方向を経営者と一緒に考えていくという、今のコンサルのスタイル(形)を作り上げていったわけです。
マーケットは同じでもそこに優秀な人材をスカウトしてくるという仕事なども提案できるわけですから、そう考えるといろいろ想像できるわけですよね。どうですか? 参考になりましたよね(*^_^*)
次回は、そのビジネスモデルに伴うような、コミュニケーション能力や人間性を作っていくというお話にと思ったんですが、せっかくなのでビジネスを売り出すためのコンテンツ作りやプロモーションのお話をしたいと思います。
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ボードメンバープロフィール
石原 明(いしはら あきら)氏
僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社
ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。
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