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「M&A」で、会社を売る側・買う側が押さえておくべきポイント ~ その2 ~

投稿日時:2019/04/01(月) 08:38rss

都内は満開の桜と共に、新年度のスタートを切りました。新元号もまもなく発表となりますが、日本は今、様々な意味で“大変革期”を迎えています。

今をピンチとお感じの方も、今こそチャンスと捉え直し、ぜひ今期は大きくステップアップしてください(*^^)v


それでは今回も、私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会の参加者から寄せられたちょっとシビアな質問への回答の続きです。

== 質 問 ==

今後、日本でもM&Aがますます増えていきそうですが、M&Aについて、押さえておくべきポイントを教えてください。

== 回 答 ==

ご質問の通り、これから中小企業を中心にM&Aは相当な数で起きると思います。今回の質問の主旨は、そんな環境の中で、これからM&Aをする側、される側がどんなところを押さえておいたら良いか、ということだと思います。何事にも言えることですが、特にM&Aは売る方も買う方も準備が重要ですので、そこを重点的に解説したいと思います。

== 解 説 ==

前回は売る側の心構えや準備について回答しましたが、今回は買う側についての解説をしたいと思います。

M&Aで売る方と買う方どちらが難しいかというと、その答えは“圧倒的に買う方が難しい!”ということになります。恐らく・・・初めてM&Aをする場合の成功率は10~15%位ではないでしょうか。

初めての成功率がこんな感じですから、全体の成功確率(買収してから数年で業績を伸ばす)もそれほど高くなく、(これも私の感覚ですが)良くて30%位ではないかと思います。

なぜ、それほど難しいかというと、会社の買収金額は現在の売上利益や将来の売上利益の見込みによるわけですが、会社というのは人がいて初めて会社となるので、買収後にその売上利益を作っていた社員が辞めてしまったら中味のない空(カラ)の入れ物を買っただけになってしまうからです。

もちろん、自社で使える顧客名簿や、大手との取引口座、資産価値となる事柄などはあるにしても、社員が辞めてしまったのでは、なかなか活かしにくいということになりますよね。

しかも、この売上利益を上げている社員との接触が“買収後までほぼできない”というのが通例で、社員と買収側の社長や役員との相性なども考えるとM&Aは本当に難しいと言えるのです。

この辺りの内容をもう少し詳しく解説すると、M&Aは経営者同士で話をつけるわけですが、不調に終わる場合も当然あるので、売却する側の立場に立ってみると、相当リスクの高い話になります。

例えば「あの会社売りに出ているよ」と話が漏れたら大変で、取引先は心配するし、ライバルに知られては話があっという間に広がり、社員においては不安になって退社する人間が出てきてしまいます。

そうなると、収拾がつかなくなりますから、超極秘で進めなければならないわけですね(無論、買収側としても社員が辞めてしまうリスクは極力避けたいですからね)。

なので、M&Aは経営者同士で売上利益を予測して話し合うということになりますが、そこで実態がどれ位掴めるか? どれだけ戦力になる社員がいるか? その社員が辞めない保証はあるか? などを相手の社長の話から想像しなければならないわけです(p_-)

どうですか? M&Aは買収する側にとって、かなり難解な作業になるということです(-_-;) このM&Aにおける買収側の話はもう少し詳しくやらないと分からないと思いますので、次回に続きます。ぜひ、次回を楽しみにしていてください(@^^)/~~~ 


私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。 
 
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ボードメンバープロフィール

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石原 明 氏

経営コンサルタント。日本経営教育研究所代表、僖績経営理舎株式会社代表取締役。

現在、「成功哲学」「売れるしくみづくり」「成長のための組織づくり」「プロ経営者の育成」などをテーマに中小企業から大手企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する『高収益トップ3%倶楽部』には全国延べ3,500社が参加。

2万人の読者を抱えるメールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』や独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。毎週金曜日に配信する人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は年間ダウンロード回数が650万回を超えている。主な著書に『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)や『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』(サンマーク出版)、『すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは、<三人称>で考える。』(アスペクト)、 『トップ3%の人だけが知っている仕事のルール』(中経出版)などがある。

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