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2015年09月14日(月)更新

大規模修理を逆手に「弘前城」の人気高まる!?

先週は台風と低気圧による集中豪雨で大変な一週間でしたが、来たるシルバーウィークは、秋晴れに恵まれるといいですね(#^^#) よい季節なので、旅行の計画を立てていらっしゃる方も多いと思いますが、今、青森県の「弘前城」がガゼン注目を集めているのをご存じでしょうか?
 

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本丸の石垣が外側に膨らむ「はらみ」がみられるとの理由で、天守真下から石垣の一部を修理するそうですが、すでに修理は昨年から始まっており、2023年までの10年という歳月をかけた、100年ぶりの“大規模修理”のようです。
 
その修理事業の最大の見ものが、高さ14.4メートル、総重量約400トンの天守閣を解体せずに移設する「曳家(ひきや)」です。石垣修理は天守の真下も行われるため、移動する必要があるわけですが、2カ月半ほどかけて、約70メートル離れた仮置き場所まで移動させるのだそうです。
 
そこで、弘前市は大型連休を含む2015年9月20日~27日を「曳家ウイーク」と名付け、市民や観光客に、天守が乗る台を実際に引いてもらう体験イベントの開催を決定! 一般公募や旅行会社の企画したツアー商品に組み込まれ、100人ずつ日に4回、計3,200人が参加する見通しだとか(@_@)
 
しかも、この様子をJR新宿駅の東口広場生中継し、東京でも仮想体験できるイベントを開く計画だと聞いて、ちょっと感心してしまいました(*^^)v
 
工事中は観光客が減ると考えて当然ですが、ピンチをチャンスに、マイナスをプラスに・・・発想しだいでビジネスはどこまでも広がりを見せるものです。とくに「今しかできない」「ここでしかできない」体験が価値を持つ時代です。「曳家ウイーク」は、ネットでもかなり話題になるんじゃないでしょうか。
 
この事例を参考に、自社にも「今しかできない」「ここでしかできない」体験はないか・・・楽しみながら、ビジネスの種を探してみてください(@^^)/~~~

2014年06月06日(金)更新

ますます盛り上がるフランスの「ジャパン・エキスポ」

唐突ですが、毎年フランスで開催されている「ジャパン・エキスポ」というイベントをご存じでしょうか? 

 

今年も「ジャパン・エキスポ2014

が、72日~6日の5日間、パリで開催される予定ですが、日本のポップカルチャーを紹介するこのイベントは、もともと日本のアニメや漫画の大ファンであったフランス人男性3人が2000年に立ち上げたもので、今年で15周年を迎えるのだそうです(@_@
 

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このイベント、15年目にしてますますの盛り上がりを見せているようで、会期も従来の4日から一日増やした5日間となり、さらに、日本からの出展企業は、アニメやゲームの制作会社をはじめ、アパレルメーカーなど約150社にのぼる予定で、昨年より約70社も増えているといいます。

 

昨年の来場者数は約23万人だったようですが、今年はそれを上回る26万人の来場を見込んでおり、日本の伝統文化の発信にも力を入れる予定で、寿司やたこ焼き、丼ぶりなどの作り方を目の前で実演するブースを設けたり、兵庫県尼崎市の非公認キャラクター「ちっちゃいおじさん」などのゆるキャラを呼ぶなど、工夫に余念がありません。

 

自分が主催者だったら・・・と想像してみるとわかりますが、ひとつのイベントを15年も開催し続け、しかもどんどん盛り上げていくって、そうたやすいことではありませんよね。創立者の一人はイベント運営会社の最高経営責任者みたいですが、日本への“愛”がなければ、なかなかできないことです(*^_^*)

 

「グローバル化」などという言葉も陳腐に聞こえる時代になりましたが、情報発信の“勘どころ”として、このイベントには、学ぶべき点が多いと思います。もっといえば、こうしたイベントが、なぜ日本人にできなかったのか・・・ちょっと悔しい気もします(―_―)!!

 

これからの時代、経営者は国内はもとより、世界に向けて、自社商品や自社の文化を発信していかなくてはなりません。そうした意味からも、同イベントの成功は、研究すべき事例であるように思います。よかったら、参考にしてください(@^^)/~~~

2013年07月12日(金)更新

「あるモノ」がふたつある家の子は、良い成績が取れる!?

最近ネットのニュースを見ていたら、ちょっとおもしろい記事に目が留まりました。『あるモノがふたつある家の子は、良い成績が取れるらしい』というタイトルだったのですが・・・「あるモノ」っていったい何だと思います?
 

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この画像でおわかりのとおり(笑)、それは『本棚』だというのです(*^^)v
 
スタンフォード大学とミュンヘン大学の教育に関する研究で、経済状態や学校の状況、両親の教育への関わり方といったことを調査している過程で、「子どもの学校での成績は、その両親が『本棚』を持っているかどうかと相関する」という大変興味深い知見が得られたそうです。
 
「本棚」ならたいていの家にはありそうですが、その研究ではひとつじゃなく「ふたつ」ある家だと、本が数冊しかない家に比べて標準偏差1.15の違いがあったのだそうです。さらに、本棚がふたつある家の子どもの学習量は、全体の平均と比べて3倍に及んでいたということです(@_@。
 
その論文の著者いわく、「本はほとんどの国において、生徒のパフォーマンスを予測するための唯一にしてもっとも重要な要素」だそうで、なおかつ「そこで分かるのは相関だけであって、因果関係ではない」ことも指摘していますが、出版不況が続くわが国においても、注目すべき問題かもしれませんね。
 
ちなみに、私の会社の会議室は、壁一面がこの『あるモノ』で埋め尽くされてるのですが(*^_^*)、私自身も本が大好きなので、本と成績、もっといえば本と思考力の相関関係は、絶対にあると思っています。
 
たとえ子ども時代に、たくさんの本に触れられなかったとしても、大人になってから意識的に補うことはできると思いますので、経営者としては、会社に社員が自由に読める「ふたつ以上の本棚」を置くことから始めてもいいかもしれませんね。そして、もし成果があったら、ぜひ私にも教えてくださ~い(@^^)/~~~


2013年04月19日(金)更新

メディアに踊らされない経営者の判断力

時代のスピードがますます速くなっている時代、日々さまざまな経営判断を問われる局面が訪れると思いますが、今回は消費税増税に関する質問を取り上げ、メディアの情報をどう見るかという視点をお話したいと思います。よかったら参考にしてください(*^^)v
 
== 質 問 ==
 
世の中を賑わせている消費税の増税について、先生はどう思われていますか?
 
== 回 答 ==
 
消費税の件もそうですが、世の中やメディアの情報はかなり偏っているので、物事を考えたり判断する場合は、必ずその背景を知ってから・・・という習慣を持った方がいいと思います。
 
== 解 説 ==
 
消費税増税については、今かなりホットな話題ですよね。不動産や住宅関連など、業界によっては駆け込み需要の動きが相当あるので、関心は今後もっと高まると思います。
 
こういう話題やメディアで気になった情報について考えるときには、まず何をすべきかというと、その話題を取り巻く背景等も含めてしっかり情報を集めてから考えることだと思っています。
 
たとえば、消費税ってそもそもどんな税制か? 狙いは何か? いつどこで出来たのか? 成功例は?・・・などを一人の偏った意見ではなく、できれば専門家も含めて複数意見をニュートラルに聞いてみる、探してみる、あたってみる、という姿勢が重要だと思います。
 
これが、あなたが経営者であればなおさらで、経営判断を伴う項目で「○○について考える」時に、簡単に知人の考えを聞いて決めるというのでは、かなり問題だということです(ーー;)
 
また、ネットやメディアの情報をそのまま受け取るのも結構危険です。メディアはある項目について取り上げるときに「この案件をどう取り上げたら視聴率が上がるか? 雑誌の購買が伸びるか? そうなるように大衆を煽れるか?」・・・などを意識的・無意識的に考えてしまうという性質を常に持っています。
 
・・・大物タレントなどが離婚するときに、しょうがない状況と擁護するか? これはひどい、人間じゃないと中傷するかは、大衆がどっちを望んでいるかなどで微妙に変わってしまうということです(ーー;)
 
理由は、メディアは公的なものであると同時に、広告宣伝をたくさん取って収益を上げないと成り立たないという立場でもあるからです。
 
消費税の話に戻ると、消費税の発祥はフランスで、フランスといえば、凱旋門、ルーブル美術館・・・などというように、世界一の観光大国で、フランスの人口6,544万人に対して年間7,680万人(2010年時データより)とすごい数の観光客が訪れるのです。
 
国民から税金を取るよりも、この世界中から集まる観光客に税金を払わせようと考えたのが最初のようです。(・・・・頭いいですよね~フランス人、恐るべしです(*^_^*))
 
なので、大衆向けのスーパーなどでは、食品に消費税がかからないなど調整しているようです。
 
日本も今後は観光に向かっていかざるを得ない状況なので、もし国が政策としてこういう方向に向かうのであればとってもいいと思いますが、消費税ひとつとっても、そもそもこういう情報がメディアにぜんぜん載っていない、TVでも話さないで、「消費税、消費税」って叫んでいる現状をよく見るべきですよね。
 
「何かについて考える時には、背景をよく理解する」ぜひ、こうした習慣を持つようにしてみてください(@^^)/~~~
 
 
いかがでしょうか? あなたはどうお考えになりますか(^^♪ 私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。 
 
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
 
また、オフィシャルマガジン『石原明の不定期情報通信』をご希望の方はコチラから読者登録ができますので、ぜひこの機会にご登録ください。様々な切り口から“経営脳”に刺激を与える内容を配信しています(*^^)v
 

2012年10月15日(月)更新

キティちゃんが観光大使に!? キャラクターと人間の垣根

今年(2012年)、観光庁国際交流推進課は「ビジットジャパン事業」として、海外で製品・サービスを展開する日本企業と連携し、日本ブランドを嗜好する外国人をターゲットとした訪日旅行促進プロモーションを展開中です。
 
その一環として、訪日観光客の誘致に活用するiPhone用のアプリをリリースしたのですが、そのメインキャラクターに選ばれたのは、なんと! サンリオの人気キャラクターである「ハローキティ」。ついにキティちゃんが、観光大使のごとく活躍する時代になったのです。
 
『Visit Japan With HELLO KITTY』というアプリですが、AR(拡張現実)カメラを起動すると、GPS機能と連動し、それぞれの観光地にまつわる「ご当地キティ」が登場してきて、一緒に記念撮影ができる、というものです(*^^)v ちなみに、開発はNECビッグローブが担当したようですよ。
 

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今や、観光地の土産店には、「ご当地キティ」が当たり前のように並んでいますが、海外にもその熱烈なファンは多く、有名どころでは、マライア・キャリーやキャメロン・ディアス、ブリトニー・スピアーズ、ヒルトン姉妹、そしてあのレディー・ガガ様もキティファンとして知られています。
 
果たしてキティちゃんが、海外からの観光客をどのくらい増やせるのか、お手並み拝見といきたいところですね(^^ゞ
 
一方、フジテレビでは、10月1日付で新人女子アナが採用されました。「今年は秋採用もあったの?」なんて声が聞こえてきそうですが、その名は『杏里(あんり)ルネ』さん・・・じつは、彼女は生身の人間ではなく、CGキャラクターなのです(@_@。


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「デジタルアナウンサー」という職種で採用された杏里ルネさんは、早速、同社のサイトの「女性アナウンサー」ページに加えられ、諸先輩方と並んでプロフィールまでが公開されています。
 
今後はデジタルデバイス普及への対応や、同局の番組とSNSとの連携強化という重責を担うほか、これまで高島アナ、生野アナ、加藤アナ、三田アナらが担当してきた「パンシリーズ」を引き継ぐそうですよ(*^_^*)
 
先日、六本木の「ニコファーレ」にて、入社式と称したお披露目会が行われたのですが、ネットでは「いつの時代のCGだよ!」「初音ミクをちょっとは見習えよ!」などといったお怒りの声もチラホラみられるものの(笑)、話題提供という点ではそれなりに期待できるのではないでしょうか。
 
それにしても、「ボーダーレス社会」とはよく言ったもので、人間とキャラクターの垣根が、どんどん無くなっていくのを感じませんか? これまで人気タレントやアイドルたちが務めていた役割を、これからはCGを含めたキャラクターが担う時代が、もうすぐそこまで来ているように感じます。
 
考えてみれば、キャラクターたちは年も取りませんし、スキャンダルも起こしません。現に、キティちゃんの誕生は1974年のこと。11月1日生まれだそうなので、人間であれはすでに37歳です(+_+)  こんな年齢まで文句も言わず、稼ぎ続けてくれるアイドルは、そうそういませんよね(笑)。
 
もちろん、キャラクター開発を安易に考えてはいけませんが(決して、素人考えで決めてはなりません)、これからの時代のひとつの選択肢として、ぜひ頭の片隅にでもストックしておかれてはいかがでしょうか(@^^)/~~~


2012年05月11日(金)更新

「アップル・ストア」はティファニーの2倍!? 米小売業販売効率調査

ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしたか? 連休中にとある新聞記事に目が留まったので、今日はその話題を取り上げたいと思います。
 
それは、日本で言うなら「坪効率」に当たる調査結果を発表した記事だったのですが、アメリカの調査会社「エイシムコ」が米国に本社を置く小売業(レストランを除く)約160社を対象に、各社の2010年第4四半期から11年第3四半期末までの総売上高を基に、「平方フィート(約0.092㎡)当たり売上高」を調査したものでした。
 

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その結果、堂々一位に輝いたのは米アップルストア。平方フィート当たりの売上高は年間5,626ドル(約45万円)で、2位のティファニー(2,974ドル)の約2倍! 平均的な店舗の約17倍にも達する数字だそうです(@_@。 しかも、前年同期と比べた増減率でも、アップルは49.1%増と、やはりトップの成績です。
 
上の画像は、ニューヨーク市5番街にあるアップル・ストアですが、なんともカッコイイですよねぇ~(*^_^*) 経営戦略には、「商品」をブランド化する道と「企業そのもの」をブランド化する道がありますが、アップルはその両者に成功している稀有な存在だと思います。
 
惜しまれつつも他界した創業者のスティーブ・ジョブズ氏が、たった一代でここまでやり遂げてしまったことには、敬意を表さずにいられません。「追悼ブログ」にも書きましたが、ジョブズ氏が「デザイン」を経営に持ち込んだことで、ビジネス界が大きく変わったと思っているからです。
 
「デザイン」こそ、世界に通じる”言語”です。アップル製品をお持ちの方はご存じでしょうが、同社の製品には「取扱説明書」がありません。シンプルなイラストが描かれた紙が入っているくらいで、他社製品にあるような分厚い操作マニュアルなどないのです。
 
もちろん、説明なしでも「感覚」で使える製品力の高さもありますが、製品の価値は「伝える」ものではなく「伝わる」べきものであると、ジョブズ氏は考えていたのではないでしょうか。
 
こういうコンセプトでものづくりをしているからこそ、アップルの製品はあっという間に地球サイズで広がったのだと思います。「iPhone」や「iPad」などの新製品が出る度に、世界中のアップル・ストアの前には、徹夜の行列ができ、話題になりますよね。
 
折りしも、新緑の美しい季節です。「経営は一代でここまで行ける!」・・・この事例に刺激を受けつつ、思いっきり発想を拡げていきましょう(@^^)/~~~

2012年01月13日(金)更新

東京スカイツリー VS 東京タワー 物件の価値を上げるのはどっち?

今年2012年の話題のひとつは、東京スカイツリーの開業です。墨田区界隈も大きく様変わりすることでしょうが、そんな中、ちょっとおもしろい調査結果に目が留まりました。
 
不動産総合情報サービスのアットホーム株式会社が、昨年末に発表したアンケート結果なのですが、「東京スカイツリー VS 東京タワー 住まいの眺望に関するアンケート調査」と銘打ち、それぞれのタワーが不動産物件に与える価値を調査したのです。
 
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「自宅から東京スカイツリーや東京タワーの夜景が見えると物件の価値があがるか?」の問いには、約6割の人が「上がると思う」と答え、女性においては約7割がYesだったそうです。
 
「自宅から見えるなら?」の問いには、東京スカイツリーを選んだ人が2割超、約5割の人は東京タワーを選んだようで、「眺望」から言えばスカイツリーより東京タワーの人気がまだまだ高いということがわかったようです。
 
おもしろいのは、その夜景の価値を数値化したところなのですが、平均で東京スカイツリーが月額7,176円、東京タワーが月額9,233円と出ました。つまり、東京タワーの夜景が見えるなら、家賃が1万円高くてもOKだと、多くの人が言っているわけですね(*^^)v
 
また、アンケートの最後には、「東京スカイツリーや東京タワーの夜景を一緒に見たい有名人」なんて設問もあったりします。女性では新垣結衣と綾瀬はるか、男性では福山雅治と向井理が人気のようです。
 
この調査結果をどうビジネスに活かすのかはともかく、設問のセンスにはちょっと感心してしまいました。上の画像をクリックすると、同社のニュースリリースに飛べるので、ぜひ目を通してみてください。
 
以前もお話したことがあるかと思いますが、企業が発信する情報の切り口として、「ランキング」と「アンケート結果」はテッパンなんです。しかしご存じのように、今は多くの企業がこの手法を使っていますから、ありきたりの内容では見向きもされませんよね。
 
その点、このアットホームの切り口は、圧倒的に冴えてます(*^_^*) この事例を参考に、自社ならどんな「ランキング」や「アンケート調査」ができるか・・・あれこれ楽しみながら発想を広げてみてください。
 
もしかしたら今年の年末あたりには、この経営者会報ブログの会員さんが仕掛けた「◎◎大賞」や「××ベストテン」が大きな話題になるかもしれませんね。楽しみにしています(@^^)/~~~
 
 
 

2011年10月28日(金)更新

走るトイレ!? TOTOの『トイレバイク ネオ』1,400km走行中

住宅設備機器メーカーの TOTOが、かなりおもしろいプロモーションを展開しているのをご存じでしょうか? 企業のブランディングや宣伝広告にこんな方法あったのかと、ちょっと参考になるのでご紹介しましょう。
 
バイクの座席部分に、従来の節水便器に比べて68%の節水を実現した同社の最新型トイレ「ネオレスト」の形状を模したものを据え付け、後部には巨大なトイレットペーパー状のオブジェが付いている『トイレバイク ネオ』が、本社のある福岡県北九州市から東京までの約1,400kmを約1ヶ月かけて走行するというユニークな企画なのです(@_@;)
 
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今月(2011年10月)6日に北九州市のTOTO本社を出発し、毎日「今日はここに居ます!」と、サイト上のマップやブログで報告しているので、近所の人がひと目見ようと集まってきたりして、かなり話題を呼んでいるようですが、twitterなど「リアルタイム」のツールと親和性の高い企画ですよね。
 
こんなインパクトのあるバイクが目の前を通ったら、思わず携帯カメラで撮影したくなりますし、twitterやFacebookに書き込みたくもなるでしょう。まさに、ネットとリアルを繋ぐ発想です(*^^)v
 
そもそも「TOTO TALK」プロジェクトは、「TOTO GREEN CHALLENGE」をはじめとする同社の環境保全に向けた取り組みを多くの人に知ってもらうことを目的として、2009年から実施しているものですが、バイクの燃料には、家畜の排せつ物や生活排水などから生成されたエコなエネルギー「バイオガス」を使用して、環境に配慮しているようです。
 
ネットでは、動力は「○○○そのものじゃないのか」などと話題になっているみたいですが(笑)、もしかしたら、そんな話題づくりも想定した上での企画じゃないかなんて、深読みしてしまいます。
 
それはともかく、こんなユニークな企画が採用されるとは、同社経営陣の頭の柔らかさに、ちょっと感心してしまいました。たとえ大企業であっても“発想力”が問われる時代になっているなぁと、つくづく感じます。
 
「トイレバイク ネオ」は、広島、岡山、京都、箕面、四日市、静岡、沼津を経て、11月2日に東京都世田谷区の『TOTO テクニカルセンター』に到着する予定だそうです。もし遭遇できたらラッキーですね(^_-)-☆
 
この事例を参考に、自社でもできるユニークなプロモーションのあり方を、アレコレ発想してみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~


2011年08月08日(月)更新

自社商品の本当のユーザーは誰!? 経営者は「リサーチ力」に磨きをかけよう!

最近私がびっくりしていることのひとつは、日本では「正確なリサーチ」なしにビジネスを始める会社があまりにも多いことです。海外の企業と比べても、そこにはリサーチというものに対しての大きな認識の違いが存在します。
 
このあたりのことは、以前、私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会でたっぷりお話したので、よかったらこちらの「勉強会ダイジェスト」をお読みいただきたいのですが、どうやらその業界でプロになればなるほど「素人の意見」を聞けなくなってしまうようですね(――;)
 
しかし、時代は大きく変化しています。たとえば、今、公園を一番利用しているのは、どんな人たちだと思いますか?
 
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イメージ的には「そりゃ、子どもたちでしょ!」と答える人が多いと思いますが、試しに近所の公園をよーく観察してみてください。・・・そこには高齢者の姿のほうが多いと思います。
 
国土交通省による休日の利用者数を年齢別にみると、今から45年前の1966年度には5歳以下の幼児が22%、65歳以上の高齢者は6%だったのに対し、07年度には幼児が13%まで減り、代わりに高齢者が14%まで増えているのだそうです。
 
また最近では、公園にこれまでのすべり台やジャングルジムに代わって、「健康遊具」なるものが設置され、それを利用して専門の指導員が運動のしかたをレクチャーする「うんどう教室」という講座が、50~80代の方々を対象にして行われるようにもなっているみたいです。公園は高齢者にとって「無料のスポーツジム」と化しているのです(*^_^*)
 
一方、こんな面白いデータもあります。今、最も食パンを食べているのは「60代の女性」であるという調査結果が出たそうです(@_@;) こちらは、製粉協会と製粉振興会が実施した「小麦食品にかかわる生活者調査」ですが、20代~60代の男女、約34,000人の食生活を調べたものです。
 
食パンを食べる頻度を聞いたところ、首位が60代女性の42%、続いて60代男性の40%。一方、20代の男女では、共に2割の人しか食パンを食べていないことがわかったのです。同協会では、20代に朝食を自宅で食べる人が少ないのが理由かもしれない、と分析していました。
 
この調査結果を聞いて、あなたはどう感じましたか? 公園の利用者は子どもとその母親が中心、食パンを食べているのはほぼ若い人・・・うっかり、こんな感覚を持っていませんでしたか?
 
これがもし、自社商品のユーザーに対しての感覚だったらどうでしょう? もしかしたら、30代の女性向きに開発していた商品が、「かわいいからお友達にプレゼントしたい」という理由から、60代女性に爆発的に売れているかもしれません。
 
今の高齢者層は感性も若いですし、可処分所得も高いですから、ここがメインユーザーになっている業界も少なくないと思います。
 
それはともかく、過去の経験や思い込みだけで仕事をすることは、本当に怖い時代になりました。外資系企業が参入してきて、正確なリサーチの元に、お客さんを根こそぎ持っていってしまうかもしれませんよ(――;)
 
何も、高額の費用を投じてリサーチ会社を使え、という話ではありません。リサーチの第一歩は、「自社の顧客の声を生で聞く」ことから始まります。もう一度初心に戻って、目の前のお客さんの声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~


2011年07月22日(金)更新

お寺でヨガ!? 今「寺ヨガ」にブームの兆し

好奇心旺盛なうちの女性スタッフから聞いたのですが、最近「寺ヨガ」なるものが流行ってきているらしいですね。なんと、お寺の本堂の中で「ヨガ」をするのです。
 
試しにネットで「寺ヨガ」と検索してみると、いろいろなお寺さんのページや、体験者のブログにヒットします。知らないだけで、結構あなたのご近所のお寺もでもやっているかもしれません。
 
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うちのスタッフは東上野の「明順寺」というところで体験してきたらしいですが、お線香の香りに包まれつつ、ご本尊を前に「ヨガ」をするという体験は、なかなかディープだったようですよ。
 
なんでも、元々は住職さんご自身が腰痛を患っていたとかで、前々から「ヨガ」に関心はあったそうですが、忙しい毎日の中ではなかなかヨガ教室に通うことも叶わず、「だったらヨガの先生をお呼びしたらどうか」と思いついたのだとか。まさに「逆転の発想」ですね(*^^)v
 
最初の頃は、先生とご住職とその奥様のたった3人・・・などという日もあったそうですが、どこで嗅ぎつけたのか、いつしかメディアの知るところとなり、新聞や雑誌に取上げられたり、FM局から取材が来たり、朝のワイドショー番組からタレントさんが体験レポートに来たりもしたようです。
 
そんなこんなで、今では予約するにも「2~3ヶ月待ちは当たり前」の状況。10月までは毎回「満員御礼」だそうです(@_@;) もちろん、自主的な宣伝は何もしていないのに、です。
 
その昔、お寺は地元住民の心の拠り所でもあったのでしょうが、近年、観光地以外でお寺を訪れたことがあるでしょうか? もちろん、そのお寺の檀家さんであれば別ですが、正直なところ檀家さんの高齢化といった問題もあり、年々お寺を訪れる人は減ってきているという現状があります。
 
そう考えると、この「寺ヨガ」は、お寺に若い女性を呼ぶには、最高のしかけですよね!(^^)! なぜ女性がいいかといえば、「男性は女性が連れて来るから」と、そのご住職もおっしゃっていたそうですよ。まさに、そのとおりだと思います。
 
もちろん、ここのお寺の場合は、前述のとおり、集客のために始めたわけではありませんから、そこがまたいいんです。結果的に「しかけ」として機能していても、こんなふうに純粋な理由で始めたことは、簡単に陳腐化せず、長続きするのが世の常です。
 
考えてみれば、お寺だけに限らず、中小企業でも代々受け継がれてきた「資産」をお持ちの会社は、結構あるんじゃないでしょうか。蔵なども含めた古い建造物、あるいは骨董品や美術品の類・・・自分たちには「見慣れたモノ」だとしても、外部の人には魅力的に映っている場合が多々あります。
 
この「寺ヨガ」のように、自分たちのフィールドに、これまでとは違った層の人たちを上手に呼び込むしかけ・・・何か思いつかないでしょうか? そこからまた、新たなビジネスの可能性が開いていくかもしれませんよ(@^^)/~~~
 
 
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ボードメンバープロフィール

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石原 明 氏

経営コンサルタント。日本経営教育研究所代表、僖績経営理舎株式会社代表取締役。

現在、「成功哲学」「売れるしくみづくり」「成長のための組織づくり」「プロ経営者の育成」などをテーマに中小企業から大手企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する『高収益トップ3%倶楽部』には全国延べ3,500社が参加。

2万人の読者を抱えるメールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』や独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。毎週金曜日に配信する人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は年間ダウンロード回数が650万回を超えている。主な著書に『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)や『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』(サンマーク出版)、『すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは、<三人称>で考える。』(アスペクト)、 『トップ3%の人だけが知っている仕事のルール』(中経出版)などがある。

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