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2016年11月28日(月)更新

ビジネスに欠かせない「交渉力」をつける訓練とは!?

早いもので、今年もまもなく師走を迎えますが、これからの時代、経営者に欠かせないのは「スピード感」と「交渉力」だと思っています。
私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会では、常にそんなことを話しているのですが、初めて参加した方から、「もっと具体的に教えてほしい」という質問が届きましたので、今回はその質問にお答えしてみました(*^^)v
 
== 質 問 ==
 
先日、『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会に初めて参加させていただき、これからのビジネスに「交渉力」が欠かせないことは十分理解できたのですが、同時に自分には交渉力がないことを痛感しました。
 
そこで、交渉力をつけるためには、どんな訓練(?)をしたらよいものか・・・具体的な実践法を知りたいです。よろしくお願いいたします。
 
== 回 答 ==
 
何よりも自分の意志で人を動かすことに興味を持つこと、そして誰のモノやサービスでも良いので一日に最低一人はクロージングすることを必須の目標にすることです。
 
== 解 説 ==
 
勉強会に参加され“交渉力”の重要性に気づき、同時にご自身にその重要な交渉力が無いことに気づかれたことはとても良かったことだと思います。
 
私も監査法人の関連会社に勤めていた時に、あなたと同じように“将来経営者になるなら絶対に交渉力を身につけないとダメだ!”と気づき、努力し始めました。
 
私の場合は、思い切って“経営者を相手に高額な企業研修を販売する”という仕事に転職する道を選びましたが、こんな大胆な方法はさすがにお勧めしませんので、私が思う交渉力のつく方法を教えすると・・・。
 
まずは“自分の意志で人を動かす!”ということに意識と関心を強く寄せることをお勧めします。
 
意識や関心を強く持つと、アンテナが立ち、周りの状況から“人を動かすとかモノを売るとか交渉力に関する情報”がどんどん入ってくるようになると思います。
 
これまでと同じ会社、同じ顧客、同じ活動をしていても、アンテナが立つ(=変わる)ことで入ってくる情報は180度変わるはずなので、絶対に実行してください。
 
次にお勧めするのが、一日一人で良いので、クロージングすること!
 
売るモノは何でも良いです。あなたの会社のモノでなくても構いません。誰のモノでもサービスでも、今TVで流れている商品でも構いません。あなたが儲けるとかで無く、本でもおすすめ映画でも構わないので、誰かに何かを勧めて相手に買わせる(=お金を払わせる)ことを実行に移してください。
 
最初は一緒にコンビニに行った人に「これすっごく美味しいから買ってみたら?」みたいなことで構いませんから、とにかく実行に移し、だんだんと難易度を上げていってください。
 
交渉のスタートはまずは営業なので、また、こちらの意志で人が本当に動いたかどうかを計る上でも、モノを買わせるという行為は一番結果が分かりやすいので、これを毎日実行に移すことが最大のトレーニングになると思います。
 
あ、上手く行ったらなぜ上手く行ったのか? 行かない時はなぜなのか? 毎日考えてスキルを上げていくことが重要なので、日々の反省と振り返りは忘れないでくださいね。
 
実はこれ、本当に私がやった方法です。結果として、すごい交渉力が身につきました。
ぜひトライしてみてください。すっごく実力がつくと思いますよ(@^^)/~~~
 
 
私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。 
 
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
 
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2016年11月21日(月)更新

電子部品が「カワイイ」!?

早いもので今年も師走が近づいてきました。年々時間の速度が増していくように思えますが(笑)、それに引っ張られるかのように、モノの価値観も日々変化しているようです。
 
最近、秋葉原の電気街に女性客が増えていると聞いて、一瞬「??」とひっかかったのですが、電子部品販売店の「aitendo(アイテンド)」は、“カワイイ”という新規軸で、電子工作の世界に女性客を呼び込もうと懸命です(@_@)
 

 
近年、秋葉原にはオシャレなカフェなども増え、女性の姿が増えたのに目を付けた同店は、簡易デジカメなどを自分で工作できる部品にカラフルな色を付けるなど、遊び心&カワイイを切り口に、女性の来店客を増やす工夫を始めたのだそうです。
 
一般的には緑色をしている基盤も、同店には赤・黄・紫などの品揃えがあるほか、人気の発光ダイオード(LED)も豊富な色を取り揃え、さらには、女性店員を増やして、入店しやすさ、話しかけやすさを狙っているみたいです。
 
 業界に長く身を置くと、なかなか新たな価値基準を見つけにくいものですが、経営者がふだんから「ありえないモノを組み合わせる」など、柔軟な発想の訓練を積むことで、自社の価値は何倍にもアップする可能性があります。
 
秋の夜長・・・この事例を参考に、楽しく頭の体操をしてみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~
 

ボードメンバープロフィール

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石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

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