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2012年05月25日(金)更新

デザインやアート感覚をどうビジネスに取り入れるべきか

あっという間に5月も月末です。折しもちょっとおもしろい質問が届いたので、今回は2週続けて「Q&A」バージョンでお届けします。
 
デザインやアート的なセンスは、これからの時代の経営者に欠かせない要素になっていくと思います。よかったら参考にしてください(*^_^*)
 
 
== 質 問 ==
 
これからはビジネスにもデザインやアートのセンスが必要である、という意味のことが書かれている文章を度々見かけます。この分野には、なにやら大きな可能性が秘められているように思えます。石原先生の発言の端々にも、アートの素養のようなものを感じられます 
 
実際のビジネスの場において、アート的なセンスはどのように活用されるべきものなのでしょうか? 服装や髪型にこだわったり、企画書もデザイン性や遊びの要素をより強調したものにするくらいは実践しているのですが、それ以上のことは思い浮かびません。
 
石原先生のお考えや実際の事例などがありましたら、教えていただけますでしょうか? よろしくお願いします。 
 
== 回 答 ==
 
これからの経営にデザインやアートのセンスが必要な理由ですが、日本のマーケットが成熟期に入っていて質の向上が求められていること、成功している会社や経営者はデザインやアートのセンスが良いので誰と仲良くなるかでも有利、それから、景気が悪くなると貧富の差が激しくなり富裕層向けのビジネスは絶対にチャンス・・・などという観点からデザインやアートをより重視した方が良いということです。 
 
== 解 説 ==
 
経営にデザインやアート感覚が必要な理由ですが、ベースとしては日本市場がヨーロッパのように発展期から成熟期に入り、消費者の質が全体に向上しているからです。
 
例えば商品は最初“機能が優先されて使われる”のですが、徐々に機能から“形や色なども含めた価値として選ばれ使用される”ようになります。
 
身近なモノ(商品)として、携帯電話が分かりやすいですが、最初は携帯して話せるという機能がよろこばれて普及しましたが、話せることが当たり前になると、+デザインが良いかなどが理由でどの機種が良いかということに消費者の購買理由は移って行きましたよね(^_-)-☆
 
日本のマーケットは今、どんな商品やサービス(サービスの場合はネーミングや説明資料等にデザインは使われます)においてもデザイン性が必要と言えると思います。
 
最近話題を一気に集めている「東京スカイツリー」も、夜ライトアップされると圧倒的に綺麗ですよね。あの洗練されたデザインは、もはやアートの域であり、テレビ塔という機能から考えるとかけ離れています。東京タワーと比べてみても、日本のマーケットで、いかにデザインやアートが当たり前になっているのかなどが良くわかると思います。
 
また、デザインやアートの感覚が経営者に必要な別の理由として、誰と仲良くなるかという場合に、“上”に行くために必要なファクターとなっているということが言えると思います。
 
分かりやすく言うと、イケてる社長さんはみなさんデザインやアート感覚の重要性を知っているので、そういう方達と交流したいのであれば、当然身に付けていないとダメということです。成功するためには、成功者と仲良くなることが早道ですから、この辺は大切ですよね(^_-)-☆
 
さらに最後の理由として、成熟したマーケットでは貧富の差が激しくなり、富裕層はより豊かになっていきますから、この層が大きな市場になることが上げられます。
 
富裕層はデザインやアート=“値段の無い世界”に生きているといっても過言ではないので、このマーケットに商品やサービスを売りたいのであれば、当然、そういう知識やセンスは持ち合わせていないとダメということですね。
 
・・・と、ざっくり説明しましたが、こんな理由から少しずつでもこういう世界に触れることが必要だと思います。意識して、知識や感性を磨いていきたいものですね(*^^)v
 
 
いかがでしょうか? あなたはどうお考えになりますか(^^♪ 私の発行する週刊メールマガジン、『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。 
 
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2012年05月18日(金)更新

経営者の考える「コミュニケーション力」とは

新緑の美しい季節ですが、今年入社された新人さんたちも、すくすくと成長しているでしょうか? 今回は「学生・社会人との毎週一問百答」から、以前、挙げられていたこんな質問を取り上げてみました。よかったら参考にしてください(*^_^*)
 
== 質 問 ==

私はこれから就職活動をはじめます。新卒採用で重視される能力が8年連続で「コミュニケーション力」であるという記事をよく見かけるのですが、経営者の皆さんがお考えになる「コミュニケーション力」とはどのようなものでしょうか? 今後の参考のためにも、ぜひご回答いただければ幸いです。

== 回 答 ==

この場合に経営者の言うコミュニケーションとは、おそらく“相手の気持ちを察知できる能力”のことを指していると思います。ただ、これは能力と言うより姿勢が身に付いているかや、そういった性質が性格の中に備わっているかという感じで捉えた方が良いと思うので、日頃からそういう姿勢で生活しているかということに心を配っていただく方が良いと思います。そういう姿勢が身に付いていれば、おそらくどんな会社も欲しがる人物となると思います。 

== 解 説 ==

回答したように、この場合の「コミュニケーション力」は、おそらく“相手の気持ちを察知できる能力”のことを指していると思います。
 
ただ、能力と言うと、それが出来るなら能力はあるということになり、ちょっと変な感じもするので、もう少し詳しく解説すると、“相手の気持ちを察知する”ことが日常的に習慣化しているとか、性質や性格の一部になっているような方を採用したいので、表現上こういう言い方を取っていると考えた方が良いと思います。
 
理由は、やろうと思えば出来るということと、そういう考えや姿勢が自然に身に付いていていつも取れているというのでは、状況が全然違っているからです。
 
人のために何かしてあげられる状況があった時に、やろうと思えばできるという人は、例えばやってあげたんだから何か見返りを求めたりするかもしれませんが、普段から性質として人の気持ちを察知して生活している人は、そんな見返りはきっと求めたりすること自体が思考になかったりする・・・と、それくらい違っているかもということですね(^_-)-☆
 
これから就職活動をはじめる学生さんには、ぜひ、この辺りのことを覚えておいていただくと良いと思います。
 
就職活動に際して、経営者のいう、この場合の「コミュニケーション力」は、面接の時に注意して何とかなるという感じのものではなく、日常的にこういう姿勢が身に付いている人を採用したいということです。
 
ですから、面接に向けての努力ではなく、日ごろから性質や性格から変えるべく意識することが大切だと思います。
 

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2012年05月11日(金)更新

「アップル・ストア」はティファニーの2倍!? 米小売業販売効率調査

ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしたか? 連休中にとある新聞記事に目が留まったので、今日はその話題を取り上げたいと思います。
 
それは、日本で言うなら「坪効率」に当たる調査結果を発表した記事だったのですが、アメリカの調査会社「エイシムコ」が米国に本社を置く小売業(レストランを除く)約160社を対象に、各社の2010年第4四半期から11年第3四半期末までの総売上高を基に、「平方フィート(約0.092㎡)当たり売上高」を調査したものでした。
 

201205111130_1.jpg

 
その結果、堂々一位に輝いたのは米アップルストア。平方フィート当たりの売上高は年間5,626ドル(約45万円)で、2位のティファニー(2,974ドル)の約2倍! 平均的な店舗の約17倍にも達する数字だそうです(@_@。 しかも、前年同期と比べた増減率でも、アップルは49.1%増と、やはりトップの成績です。
 
上の画像は、ニューヨーク市5番街にあるアップル・ストアですが、なんともカッコイイですよねぇ~(*^_^*) 経営戦略には、「商品」をブランド化する道と「企業そのもの」をブランド化する道がありますが、アップルはその両者に成功している稀有な存在だと思います。
 
惜しまれつつも他界した創業者のスティーブ・ジョブズ氏が、たった一代でここまでやり遂げてしまったことには、敬意を表さずにいられません。「追悼ブログ」にも書きましたが、ジョブズ氏が「デザイン」を経営に持ち込んだことで、ビジネス界が大きく変わったと思っているからです。
 
「デザイン」こそ、世界に通じる”言語”です。アップル製品をお持ちの方はご存じでしょうが、同社の製品には「取扱説明書」がありません。シンプルなイラストが描かれた紙が入っているくらいで、他社製品にあるような分厚い操作マニュアルなどないのです。
 
もちろん、説明なしでも「感覚」で使える製品力の高さもありますが、製品の価値は「伝える」ものではなく「伝わる」べきものであると、ジョブズ氏は考えていたのではないでしょうか。
 
こういうコンセプトでものづくりをしているからこそ、アップルの製品はあっという間に地球サイズで広がったのだと思います。「iPhone」や「iPad」などの新製品が出る度に、世界中のアップル・ストアの前には、徹夜の行列ができ、話題になりますよね。
 
折りしも、新緑の美しい季節です。「経営は一代でここまで行ける!」・・・この事例に刺激を受けつつ、思いっきり発想を拡げていきましょう(@^^)/~~~

ボードメンバープロフィール

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石原 明 氏

経営コンサルタント。日本経営教育研究所代表、僖績経営理舎株式会社代表取締役。

現在、「成功哲学」「売れるしくみづくり」「成長のための組織づくり」「プロ経営者の育成」などをテーマに中小企業から大手企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する『高収益トップ3%倶楽部』には全国延べ3,500社が参加。

2万人の読者を抱えるメールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』や独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。毎週金曜日に配信する人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は年間ダウンロード回数が650万回を超えている。主な著書に『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)や『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』(サンマーク出版)、『すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは、<三人称>で考える。』(アスペクト)、 『トップ3%の人だけが知っている仕事のルール』(中経出版)などがある。

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