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2011年12月22日(木)更新

レディ・ガガならぬレディ・カガ!? 石川県加賀温泉郷の集客戦略

いよいよ暮れも押し迫ってきましたが、今年最後のブログには、先日思わず笑ってしまったこの話題を取り上げてみましょう(*^_^*)
 
石川県の加賀温泉郷が、集客戦略の一環として、地元の女性約60人で「レディ・カガ」なるグループを結成したと言うのです。テレビCMにも登場しているので、すでにご存じの方も多いかもしれませんね。
 
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このCM動画には、日本語版と英語版があり、YouTubeでも話題になっているようですが、BGMにご本家「レディ・ガガ」の曲を日本風にアレンジして使っているところが、またニクイですよね。
 
レディ・ガガさんは、相当の親日家のようですから、ことによったら、本当に加賀に遊びに来ちゃうかもしれませんよ(@_@;) そうなればこの企画は、まさに大当たりですね。
 
誰の企画なのかと調べてみたら、石川県旅館ホテル生活衛生共同業組合青年部加賀支部が立ち上げたプロジェクトのようです。青年部だけあり、アメブロ、Facebook、twitterなどの交流サイトを駆使して、かなりがんばっているみたいです。
 
また公式サイトでは、「レディ・カガに会えるお店」を紹介し、各旅館ではレディ・カガたちのおもてなしを前面に出した宿泊プランを用意しています。ネットとリアルの連動も意識しているようですね。
 
「レディ・ガガ」と「レディ・カガ」。飲み会の席で誰かが発したおやじギャグの香りもしますが(笑)、誰もが一発で覚えてしまうほどのインパクトがあるネーミングですよね。
 
またAKB48のヒット以来、世の中には「女子の団体=売れ線」というイメージが定着していますから、この企画もイイ線いくんじゃないでしょうか。
 
最近つくづく感じますが、もう「機能や性能の高さ」ではモノは売れません。その商品やサービスがいかに人の感情を動かすか・・・とりわけ「おもしろい!」という感情を動かせたら、かなりの確率で成功するはずです。
 
日本人はまじめな国民なので、とかく一生懸命になりがちです。年末の忙しい中ではありますが、たまには肩の力を抜いて、思いっきり「おもしろいこと」を考えてみてください。いきなり目の前が開けたり・・・するかもしれませんよ(@^^)/~~~
 

2011年12月16日(金)更新

これからの時代の「専門性」を考える

今年もいよいよ半月を残すばかりとなりました。経営者のみなさんは、来年の計画を固めていると思いますが、ポッドキャストのリスナーさんから、ちょっとおもしろい質問が届いたので、ご紹介したいと思います。自社の進むべき方向性を考える上での、参考にしていただければと思います。
 
== 質 問 ==

石原先生のポッドキャストを聞いていると、「まず専門家として突き抜けなさい」というお話がありました。私は、ITの技術ではそこそこの技術を持っていると思っています。ただ、一人社長でずっと現場をやっていますので、早くこの状態から抜け出したいとも思っています。
 
また先生は、「1社5業種」ぐらいにしなさいともおっしゃいます。もっと会社が大きくなった将来のことだと思いますが、マーケットリサーチする際に、自分の専門分野をどこまでどのように意識すればよろしいでしょうか? また、専門家として突き抜ければ、マーケットリサーチなど必要なくなるのでしょうか?

== 回 答 ==

今の状況を考えるとITという専門分野の他に、まずはもう一つ専門性を持つといいですね。その専門分野は、ITとなるべく遠いところの分野が良いと思います。ITの専門でよかったですね(*^_^*)

== 解 説 ==

ひと昔前の右肩上がりの経済状況であれば、専門性のある分野で何か確固としたモノ(技術や知識・・・etc)を持っていれば十分に生きていけたのですが、今の様な経済状況になると一つの専門分野だけで生きていけるのは、その分野の第一人者というタイトルを持った人だけ・・・ほぼ1人しか生きていけないという感じになっています。
 
なので、回答の様に何かもう一つ専門分野の開拓をされた方がいいのですが、ご自分の場合、今の専門がITということなので、非常に有利だと思います。
 
理由は、今どんなビジネスを立ち上げようとしても必須でITが関わってくるからです。ITの知識や技術をすでに持っていて活かせるようになっているということは、それだけでかなりのインセンティブを持っていると言えます。
 
私は、独立志望の若い人達に「今、独立するのなら、強烈なリアル営業を学ぶか、ITの知識を持つかのどちらかは絶対にクリアーした方が良い」とアドバイスしています。
 
IT技術者の方がこれに気付いていないのがなんとももったいないのですが、起業にはすごく有利なのです。
 
では、他の分野の専門性の見つけ方ですが、あなたの場合なら、絶対にITと遠い分野、業界としてITに関心がないとか遅れているという分野でプラスαの専門性を目指すと良いと思います。
 
ITが得意だと、他の分野を探す時にも何かITがらみで・・・という感じで思ってしまう方が多いのですが、簡単に移行できる分野にはそれだけライバルも多く、突出することや市場を独占することは難しいと考えるべきです。
 
それに比べて、ITとかけ離れている分野に進出すれば、ほぼあなたのひとり勝ちになる可能性が高いということです。
 
私の顧問先にも、弁護士で不動産知識がすごくある方や、ITの専門家で会計の能力が非常にある方などがいますが、いずれもすごく成功しています。
 
方向性としてはこんな感じです。ぜひ、何かプラスαになる専門分野を持つようにしてみてください。他の方がこれをするより絶対に成功しやすいですよ(*^_^*)
 

いかがでしょうか? あなたはどうお考えになりますか(^^♪ 私の発行する週刊メールマガジン、『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。 

これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
 
また、オフィシャルマガジン『石原明の不定期情報通信』をご希望の方は、コチラから読者登録ができますので、ぜひこの機会にご登録ください。様々な切り口から“経営脳”に刺激を与える内容を配信しています(*^^)v


2011年12月09日(金)更新

ベストセラーが“リアル”に登場!? 「丸の内タニタ食堂」来月オープン

年末が近づいてきましたが、今年も様々なランキングが発表されていますね。先日も、トーハンが「2011年 年間ベストセラー」を発表していましたが、昨年の第3位からランクアップし、今年の総合第2位に輝いたのが『体脂肪計タニタの社員食堂 500kcalのまんぷく定食』です。
 
ちなみに総合第1位は、嵐の櫻井 翔くんの主演でドラマ化された『謎解きはディナーのあとで』ですが、それにしてもタニタの本はどのくらい売れたのでしょう? シリーズ累計で450万部近いという話も聞きますが、2年連続でベストセラーランキングに入る本はそうそうありません。
 
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同社には毎日のように、「一般人は社員食堂を使えないのか?」とか「せめて試食できるスペースを作って欲しい」といった問い合わせや要望が寄せられたそうですよ。そればかりか、多くの食品会社や外食産業が、アプローチをかけていたことでしょう。
 
その中から、レストラン事業のパートナーとして選ばれたのが、大阪の「株式会社きちり」です。同社は首都圏と関西圏にカジュアルレストランを展開する外食チェーンで、20代~30代の女性をメインターゲットに、和食の「KICHIRI」や「いしやまハンバーグ」などを運営しています。
 
1998年の創業以来増収を続けているようですが、今年度、これまで培ってきた店舗デザインやマネジメント、資金調達から人材活用までの店舗運営のプラットホームをパッケージ化し、飲食店の開業・運営支援事業をスタートしました。「丸の内タニタ食堂」は、このプラットホームを活用する初のケースとなるようです。
 
来年1月、丸の内の国際ビルヂング内にオープンするこの食堂では、「日替わり定食(800円))と「日替わりスペシャル定食(900円)」が食べられるようです。いずれも、一食当たりのカロリーを500Kcal前後に押さえ、塩分も3g程度に抑えられているのだとか。
 
また、社員食堂の雰囲気を出すために、配膳・下げ膳はあえてセルフサービスとし、店舗内のBGMやアロマテラピーにも配慮して「癒しや活力を生み出す空間を提供していく」意気込みだそうでが、店舗内のBGMは『タニタ食堂の音楽』として、CD発売の予定もあるようです(@_@;) 脳波測定や自律神経への影響は科学的に検証済みだとか・・・さすが本業ですよね(笑)。
 
それにしても、「社員食堂」という本業とは違った部分でクローズアップされ、それが新規事業に結びついていくというのは、とってもユニークなパターンだと思いませんか? これまで出版業は、「文化事業」でしたから、本が宣伝に使われたり、実業に結びついていくことを歓迎しなかった部分もあるように感じます。
 
しかしこの事例が成功すれば、優れた出版企画が新しいビジネスを生む・・・という時代になっていくかもしれませんね。「丸の内タニタ食堂」の今後に、注目していきたいと思います(@^^)/~~~
 
 
 

2011年12月02日(金)更新

リストラのタイミングを見極める

師走に入り、さすがに冷え込んできました。寒さが厳しくなると、人間なかなか発展的な思考がしづらくなるものです。今回、かなりシビアな質問が届きましたので、それにお答えしました。
 
リストラが、単なる人員削減に終わるか、それとも“発展への一手”となるかは、経営者の決断ひとつにかかっています。よかったら参考にしてください。
 
== 質 問 ==

売上げが落ちてきていますが、リストラのタイミングがわかりません。経営者として知らないといけない、基本的な考え方を教えてください。また、社員に対して、どのようなことを話したら良いのでしょうか?

== 回 答 ==

ほとんどの場合にリストラの基準となるのは、単月で赤字になってしまってそれが、すぐに改善できないという状況になった時です。優秀な経営者は、赤字になる前にそれを察知して、経営の改善を図ると思います。

== 解 説 ==

リストラに対する基本的な考え方は、単月で赤字になると想定された時に行うのが基本です。これまでの蓄えが充分ある場合などは稀ですが、経済社会におけるお金の意味は「精神や性格を支える要素」ということが多いので、赤字では健全な判断が出来なくなり、顧客満足や経営理念を全うすることができなくなります。
 
その結果もっと経営状態が悪くなり、最悪倒産や廃業という結果になってしまいます。なので、どこかでこのマイナスのサイクルをプラスのサイクルに変えないと、経営がもっと悪い方向に進んでしまうので、単月の収支が赤字化したタイミングで行うのが良いと思います。
 
借り入れなどをしている場合には、返済が健全に出来なくなるといった状況が起こるということは、単月で赤字化しているということなので、借り入れで返済している(生き延びている)ということではダメだということです。
 
経営者がリストラをするタイミングを逸すると、経営はいっきにマイナスに傾きます。そうすると、もっと多くの社員に影響が及ぶわけですから、大変ですが、決断は早くしたほうが良いということです。
 
また、この状況であれば、リストラも退職の勧告をするということではなく、全体の給与を減らすという提案などもできるので、とにかく早く単月黒字を目指したリストラの動きを始めた方が良いと思います。
 
この方法を薦めるのは、通常だとこういう提案をすると会社に対して愛着をそんなに持っていない方や、もともと不満のある方、経営者と合わないと感じている方が辞めるということも多いからです。
 
いずれにせよ、社員さんが会社を辞めるというのは苦しいことですが、会社そのものが無くなれば、今いる社員さんにも影響が及びます。決断は早めにすること、それが一番の経営判断です。
 

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ボードメンバープロフィール

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石原 明 氏

経営コンサルタント。日本経営教育研究所代表、僖績経営理舎株式会社代表取締役。

現在、「成功哲学」「売れるしくみづくり」「成長のための組織づくり」「プロ経営者の育成」などをテーマに中小企業から大手企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する『高収益トップ3%倶楽部』には全国延べ3,500社が参加。

2万人の読者を抱えるメールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』や独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。毎週金曜日に配信する人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は年間ダウンロード回数が650万回を超えている。主な著書に『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)や『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』(サンマーク出版)、『すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは、<三人称>で考える。』(アスペクト)、 『トップ3%の人だけが知っている仕事のルール』(中経出版)などがある。

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