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2018年11月05日(月)更新

ビジネスを成功させるために大切な「3つ」のこと ~ その2 ~

早いもので、今年のカレンダーも残り2枚となりました。経営者のみなさんは、年末に向けてますます忙しい日々が待っていると思いますが、こんな時期こそ思考を深め、来年に向けての策をしっかり練りたいところです。

というわけで、今回も前回の続きの回答です。あなたなら、どんな答えを出しますか? よかったらご一緒に考えてみてください。

== 質 問 ==

ビジネスを成功させるために大切なことを「3つ」挙げるとしたらどのような項目になりますか? 石原先生のお考えとその理由をお聞きたいです。よろしくお願いします。

== 回 答 ==

ビジネスを成功させるために大切なこと“べスト3”という質問なので、ちょっと真剣に考えてみました。せっかくなので順番も付けるとすると、

 1)ビジネスモデルの精度
 2)プロダクトアウトではなくマーケットインの思考
 3)経営(決断と行動)のスピード

ということになりました。

== 解 説 ==

この度いただいた質問“ビジネスを成功させるために大切なことは?”に対し、回答に3つの項目を挙げ、せっかくなので順番も考えてみました。今回は2つ目の「プロダクトアウトでは無くマーケットインの思考」についてです。

プロダクトアウトの意味は、“自分の作りたいモノを作って売ろうとすること・自分の良いと思ったことをサービスにすれば喜んでもらえる(=売れる)と考えてサービスを展開すること”の総称です。分かりやすく言うと自分目線で良いと思った商品やサービスをマーケットや顧客に提供することですね。

これに対して、マーケットインとは、自分の考えでは無く、顧客の望むモノを作る、顧客に喜んでもらえることを調査してサービスを展開するというように、自分目線では無く、マーケット目線、顧客目線で商品やサービスを考えて提供することです。これ、どちらが成功するかと言うと、絶対にマーケットインの思考を持ったビジネス展開です。

これに反して、極まれに、プロダクトアウトで成功する場合がありますが、それはその作品等が、アートや芸術などのレベルに達した場合のみで、一般的な商品やサービスでは、難しいと思います(p_-)

このマーケットインとプロダクトアウトですが、分かっていてもなかなかできないことが多く、マーケットインで作っていると本人が思っていても、結果はプロダクトアウトだということが意外に多いですから、最初は特に自分のやっていることを客観的に見る、気を付けて観察する必要があると思います。

・・・・・・まあ、売れ行き次第で分かりますが(-_-;)

ちょっと例を挙げますが、昔大ヒットした商品に、「便座の取っ手」がありましたが、ご存知ですか? 新潟の主婦の方が創ったそうですが、トイレの便座に後付けで貼ることで、何だかきれいな感じがして大ヒットしました。その当時、印税が山ほど入ったそうです(^_^)/

このヒットを見て、トイレメーカーが便座に取っ手を付けましたが、全然不評、一体化したらきれいな感じがしないわけですね(-_-;)

主婦の方は、見事なマーケットインの発想で考えて発明、これに対してメーカーは、全くマーケットインの発想が無く、プロダクトアウトの発想で便座と一体化した商品を作ってしまったということです。

この主婦の方はお見事ですが、こんなちょっとした工夫もマーケットインの発想があれば、生まれてくるわけです。マーケットインとプロダクトアウト、ぜひこの違いを理解して、マーケットインの発想を身に付けてほしいのですが、その為の練習法をアドバイスしておきます。

それは、世の中でヒットしたモノやサービスをたくさん観察することです。なかなか難しいですが、分かれば、売れなかったモノやサービスも探して学習することも同時にやると良いと思います。

私は、こういった学習や訓練をたくさん積んで来ているので、商品やビジネスを見たらすぐに「あ!これはマーケットインの発想で作っているから売れるよね!!」とか「う~ん、これは激しいプロダクトアウトだから、厳しいよね」というように判定できるようになっています。

ぜひ理解すると共に、判定できるようになってほしいと思います。また来週に続きます(@^^)/~~~


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2018年10月22日(月)更新

ビジネスを成功させるために大切な「3つ」のこと


日毎に秋も深まりますが、「実りの秋」を満喫していらっしゃいますか? 今回は私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会に参加してくださった方からの質問にお答えしてみました。あなたなら、どんな答えを出しますか? よかったらご一緒に考えてみてください。

== 質 問 ==

ビジネスを成功させるために大切なことを「3つ」挙げるとしたらどのような項目になりますか? 石原先生のお考えとその理由をお聞きたいです。よろしくお願いします。

== 回 答 ==

ビジネスを成功させるために大切なこと“べスト3”という質問なので、ちょっと真剣に考えてみました。せっかくなので順番も付けるとすると、

 1)ビジネスモデルの精度
 2)プロダクトアウトではなくマーケットインの思考
 3)経営(決断と行動)のスピード

ということになりました。

== 解 説 ==

まずは、各項目を順番に解説していきたいと思います。

1)ビジネスモデルの精度、についてですが、何故この項目が1番なのかというと、長年コンサルタントをしていて“ビジネスは努力だけで成功するモノでは無い”と強く思っているからです。

ビジネス書には、よく努力すればどんなことでも成功する、まわりがその努力を認めてくれる・・・と書かれていたりしますが、商業活動としてのビジネスですから、あなたの商品やサービスについて、いくら努力をしても、誰かが気に入ってお金を出して使ってくれたり、買ってくれない限り、売上は上がりませんから成功はできないわけです。

ですので、方向違いの努力をいくら一生懸命繰り返しても、成功は絶対にありません。

努力したら成功するというのは、努力してお客様が気に入ってくれるようにビジネスのやり方や値段、サービスなどを変更していった=ビジネスのモデルを修正していった結果、成功したと考えるべきです。

逆にビジネスモデルの精度が良ければ、言い方はストレートですが本当になんの努力も無しに成功するケースはたくさんありますし、本来ビジネスを組み立てる際にはそれをゴールにするべきだと思っているからです。

私の顧問先の企業には、こういうレベルの企業がたくさんあり、今日面談していた社長さんも“経営は科学だから正しく設計すれば必ず成功する”とさらっと言っていました。事実、今まで真剣に努力したことはほとんど無い!と言っていました。

もちろん、実際には設計した通りに行かないので、トライして修正、またトライして修正と、設計したモデルをチューニングしていくわけですが、当たりが見えたら後はスムーズに成果に繋がっていくと話していました。

ということで、ビジネスの成功で一番大切なことはそのモデルの精度だと思います。ビジネスモデルの精度が高いと、経営全体が最高に効率化して無駄な費用や時間が軽減し、不必要な努力をしなくても良くなるからです。

これ、どういうことか解説しますね。会社を経営していく上でかかる費用にはどんなものがあるかと言うと、採用費用、教育費用、営業費用、宣伝広告費用、代理店開発費用・・・etc.と、かなりたくさんありますよね。

ビジネスモデルの精度を上げると、こういった費用を全て引き下げることができるということです。

ビジネスモデルの精度が高いと、採用の際に優秀な入社希望者が集まりやすくなり、応募が増えるので、応募者が入社に意欲的になり、採用効果が上がります。当然、短時間で採用が終わるので時間の短縮になり、関わるスタッフの人件費も減少します。

ビジネスモデルの精度が高いと、基本社員を教育するための費用が下がる・・・場合によっては教育そのものが必要なくなります・・・こちらも、時間短縮、コスト軽減ですよね。

ビジネスモデルの精度が高いと、販売が楽になりますので(上記と同様な理由で)営業費用、宣伝広告費用、代理店開発費用、も全て下がります。

場合によっては担当する人員も減らすことができるので、経営がもの凄いレベルで省力化するわけです。

以上が、ビジネスモデルの精度が上がれば、ビジネスが上手くいくという理由ですが、裏を返すと、例えば採用が上手くいかないのは、採用のやり方よりも、「根本的にビジネスに魅力が無い=ビジネスモデルの精度が低い」と言えるわけです。

同じ理由で、教育が上手くいかない、営業の成果が上がらない、広告効果が出ない・・・等も、実はそれぞれの方法が悪いというよりも、ビジネスモデルの精度が低い(=ビジネスに魅力が無い)と言えるということです。

これが、ビジネスで成功するのに一番大切なのは“ビジネスモデルの精度”だと、私が思う理由です。ビジネスモデルの精度が高いと、最高に効率的な経営ができるということです。これ、分かりやすいですよね(*^^)v

この回答はさらに続きますが、次回は、プロダクトアウトとマーケットインのお話をしたいと思います(@^^)/~~~


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2018年10月15日(月)更新

「働き方改革」をどう考えるか

10月に入り、時間のスピードがますますアップしているかのようです(#^^#) このままでは、あっと言う間に今年も終わりそうですが(笑)、今年のキーワードのひとつ「働き方改革」について、こんな質問が届きました。あなたはどうお考えでしょうか? 

== 質 問 ==

今とても話題になっている「働き方改革」について、石原先生は経営者あるいはコンサルタントというお立場でどう考えていますか? 教えてください。

== 回 答 ==

私は、最近、気が付いたら日本人は世界でも有数の働いていない民族になっているのではないかと考えていて、“働き方改革”は、短時間で効率の良い仕事をするための起爆剤になるのでは? とかなり積極的に考えています。

== 解 説 ==

「働き方改革」は、基本残業や休日出勤の禁止ということで進んでいます。ちょっと前までは、日本人と言えば、世界でも有数のハードワークな民族というイメージで“エコノミーアニマル”などと言われていた時代があり、私などもそのハードに働く世代の名残をいっぱいに受けて仕事をしていた人間なので、残業は当たり前! 休日出勤は当然! という体質を有しています(笑)。

また、ハードに長時間働くことで得られる能力や、人間的な成長は何ものにも代え難い素晴らしい贈り物と考えています(p_-)

ところが、近年、人材不足・労働者不足の傾向を追い風に、たくさん働くことを要求する企業に対しては、ブラック企業というネーミングまでついてしまって、労働者を擁護する動きが盛んになり、これが社会問題化し、残業禁止、休出禁止の流れになりました。

私は、このような流れからとても気になっていることがあります。それは、こういった社員や労働者擁護の動きにつられて、日本人がどんどん働かなくなってきているのではないか? ということです。

あるいは、真剣に働くことに対しての軽視とか、成長意欲の欠如、果ては無気力化などにも影響が出ているのではないかと思います。

そして、いつしか、あのハードに働いていた日本人が、世界でも有数の働かない民族になっているのではないかと・・・とても残念に思っていました。

そこに、最近叫ばれている“働き方改革”の流れが来たわけですが、私はこの流れを利用して“短期間に集中して働き、効率を上げるチャンス”と捉えて、企業の改革に活かした方が良いと考えています。

残業は禁止、でもこれだけの仕事はその日のうちに絶対に完了してくださいね・・・と超前向きに明るく、経営者が社員に伝えればいいわけですね(^.^)

そもそも基本は、仕事の効率を上げれば残業しなくても良くなる・休日に出勤して仕事をしなくても大丈夫になるわけなので、経営者がそれをしっかり社員に伝えるべきだと思います。

私の顧問先では、この流れに沿って、その仕事には平均どれ位の時間が必要かなどの目安をつけ、工場のように、時間当たりの生産性を図ろうと取り組んでいる会社もあります。

残業の多い社員には、毎日の業務日報を提出してもらって、改善を検討する。そのためには、最近のテクノロジーなども上手に取り入れる工夫もアドバイスしています。

要は、経営者の働き方改革に取り組む姿勢がどうか? ということになりますが“働き方改革”は、こういう風に積極的に活かすべきだと考えています。よかったら、参考にしてください(@^^)/~~~


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2018年10月05日(金)更新

「日本発ユニコーン企業」の作り方

この秋は台風や地震が続き、いささか落ち着かない様相ですが、こんな時こそ意識を深め、「この先どう進むべきか」をじっくり考えたいものです。

今回は私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会に参加してくださった方からの質問にお答えしてみました。あなたなら、どんな答えを出しますか? よかったら一緒に考えてみてください(#^^#)

== 質 問 ==

『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会に参加して、石原先生のお話を生でお聴きすると、自分の中のビジネス魂がムクムクと刺激されます(笑)。

ぜひ私も「日本発ユニコーン企業」を作りたいと思うのですが、そのために必要なことを教えてください。

== 回 答 ==

この質問に真面目に答えるとしたら、今「ユニコーン」となっている企業の実情を知ることが必要です。そのためには、まず、順番として、IPOについてしっかり情報を集めることが必要です・・・ということになりますね。

== 解 説 ==

私が本を出版したいと思った時に、最初に取った行動は、出版についてできる限りの情報を集める・知るということでした。出版関係の仕事をしている人がいたら、いろいろ根ほり葉ほり質問して、知らないことをどんどん無くす努力をしました。

本を出版して著者となっている人がいた時も同様で、そもそもなぜ出版に至ったのか? きっかけはどんなことだったのか? 出版が決まった時にどんなことをしなければならないか? 出版までの実際の行程はどう行われるのか? 契約はどうなるのか?・・・などなど、大勢の人に、たくさんたくさん質問して、出版について自分の方向性が固まり、納得できる計画が立てられるようになるまで、情報を集めるという行動を取りました。

出版が決まったら、今、売れている本をいろいろな角度から研究して、自分なりの売れる本の仮説を立てて、本作りについて自信を持てるようになっていきました。

と、このように、何か初めてのことをしようと思った時には、それについてできるだけ多くの情報を集め、自信を持って成功までの計画が立てられるようになることが重要です。

今回の質問は、日本発ユニコーン企業を作りたいということなので、回答したように今現在のユニコーン企業についてなるべくたくさんの情報を知ることです。もちろん、そのためには、まずあなた自身がIPOについて、しっかり知識を持つことが重要だと思います!

・・・と、ここまではごくごく一般的な回答です(#^^#) もちろん、模範的でとても正しい回答だという自信はありますが、IPOという特殊な状況を考えるともう少し専門的な回答も必要だと思ったので、史上初! 同じ質問に違った角度から2つ目の回答をすることにします(*^^)v

ということで2つ目の回答ですが、アメリカで今話題の中心にいるのが、ネット企業の4強『GAFA』で、グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾンです。ビックデータをこの4強が寡占化しているということで独占禁止法に触れるのではないかと問題にすらなっています。

それから中国はテンセントとアリババが2強で、この4+2=6社の世界的巨大企業がビッグデータだけでなく、ビジネスもほぼ寡占化しつつあります。

どういうことかというと、この4+2強は、お金・人材・情報・ネットワークを全て持っているので、小さなベンチャーが面白いビジネスを創りあげても簡単にスグに真似することができるということです。

真似されたら「あっ!」という間に抜かれていってしまいますから、ビジネスを教えてあげて終わる・・・とも言えるわけですね(-_-;)

この4+2強は、簡単には真似ができない、または、できなくはないが時間がかかると思ったら、どうするかというと、次の選択肢として、買収に掛かります。

この場合、買収金額も半端無いので、また彼らが本気になり時間をかければ真似できるので、意志の弱いベンチャー経営者はすぐに軍門に下るというか、最近のベンチャーはいかに4強に買ってもらうかを考えて事業を立ち上げるような状況にあります。

簡単に真似できない、買収も難しいとなったら、彼らは最後の手段=選択として何をするかというと、出資できないかと言ってくるわけです。少なくともユニコーンベンチャーを立ち上げようとしたら、その位(出資の依頼を受ける位)のビジネスを考えなければならないわけです。

アマゾンが立ちあがった時には、アマゾンはいなかった、フェイスブックが立ちあがった時にも、フェイスブックはいなかったわけで、だから当時はユニコーンという言葉は無かったのですが、4+2強のユニコーン企業が今よりもずっと簡単にできたわけですよね。

ということで、ビジネスはどんどん難しくなり、ユニコーン企業を創ろうとするときには、これらの企業を意識することが、最重要事項となります。

中途半端なビジネスは、真似されて終わる、買収される、ということも考慮に入れて事業を創っていかなければならないと理解することが重要だということです。

私は、アジアに隣接していて、アジアよりも先を行っている日本は、そういう意味ではかなり面白い位置づけ、すなわち真似できない要素を入れてビジネスを立ち上げるチャンスを持っていると思います。ぜひ、参考にしてください(@^^)/~~~


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2018年10月01日(月)更新

台風や地震など災害に対し、経営者が取るべき対策とは

この週末は台風24号に翻弄されましたが、みなさんご無事でしょうか? さて、早いもので今日から10月。そろそろ来年を視野に入れた動きをしていきたいところですが、タイムリーにこんな質問が届きましたので、みなさん一緒に、考えていただけるとうれしいです(#^^#)

== 質 問 ==

最近、台風や地震など災害が頻繁に起きていますが、経営者はこういった緊急時にどんな対策を取るべきでしょうか?

== 回 答 ==

台風や地震などの災害に関して、めったに起きないと考えるか、今後も起きる可能性があると考えるかでまったく対応が違います。あなたはどう考えますか?

== 解 説 ==

それにしても、最近、本当にたくさんの台風や地震などの災害が発生しますよね(p_-)

しかも、台風の規模がこれまでとまったく違う!・・・関西空港が高潮で水没し、タンカーが高速道路に激突、交通機能がマヒするなんてちょっと映画の世界みたいな想像を超える状況に、思考が一瞬停止するかのような状況が起きました。

実際、うちの顧問先の社長さん宅の2階の窓ガラスに瓦が飛んできて割れ、雨と風が家中を吹き荒れ、庭の結構大きな植木が折れ、おまけに停電したので、キャンプのようだと連絡も来ました・・・(-_-;)

そこに、北海道の地震が重なって北海道はブラックアウト、いったいこれから日本はどうなるのか? という状況でした。

こういう状況ですから、当然顧問先の社長さんとの会話も「台風凄かったよね」とか「被害どうでした?」などの話になりました。

ここでとても勉強になったことは、やはり歴史の長い会社はこういった災害に対して普段から対応策がしっかりできている・・・過去の体験から状況に合わせて組織が自然に動いているというほど、経営者や社員さん達の意識の中に暗黙知レベルで対応策が備わっていることでした。

そもそも、会社や店舗を選んだり、立てる場所の選定に、水害や地震などが来ても災害に合わない・被害が一番少ない場所を選ぶ・・・という思考が自然に備わっているわけです。

分かりやすい例で言うと、今回ニュースで高級車が50台以上海水に沈んで台無しになったと話題になりましたが、そもそもそういった場所に店舗を作ったり、車を保管することは、絶対ないそうです(p_-)

また、大阪の飲食店チェーンのオーナーで、1店舗の外装が台風で飛んでしまい2週間営業ができなかったという創業経営者は「先生、これって毎年台風が来るってことですよね!」「うちは、それも見越して今、対策会議をし、経営計画を見直しています」と言っていました。

彼は、非常に優秀な経営者なので、自然にこういった思考が働くのですが、今後全ての経営者に必要な思考だと思います。参考にしてください(@^^)/~~~


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2018年09月21日(金)更新

店舗経営におけるネットとリアルを考える

「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉どおり、すっかり秋めてきましたね(#^^#) さて、今回も私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会に参加してくださった方からの質問にお答えしてみました。あなたは近年の「ネット」と「リアル」をどうお考えでしょうか?

== 質 問 ==

先日お聞きした石原先生のお話の中で、ネットより店舗の方が強い、ネットが世の中を変えるという思考的な思い込みで、心理的に負けているが、現実にはネットよりもリアルの方が遥かに強い、ネットも利用すればもっと成功しやすいというお話に衝撃を受けました。もう少し解説をお願いできれば幸いです。

== 回 答 ==

消費全体からネットとリアルの売上げの差、そしてそれぞれの特性を確認すれば、その理由はハッキリ分かると思います。私は最近、ネットは不便、リアルはとても便利だと思っています。

== 解 説 ==

ネットの流行から、私たちは今後の消費は全てネットに置き換わるというイメージを強く持ってしまいましたが、その後、何年経っても消費におけるネットの割合が約12%前後を超えない、という現実に直面し、一時期私達が描いてしまった“ネットはリアルより強い”というイメージは、だんだんと変わって来ています。

また、ネットでの購入理由は、1)値段 2)ここにしかない、が90%位ということは、値段を見て毎回購入先を変える顧客が対象となるために、リピート客を作ることがほぼ不可能に近い・・・もしくは、リピート客を作るには常に最安値を維持するかポイントをたくさん出して実質最安値を継続するしかないという現実があり、売れば売るほど(長くビジネスをやろうと思えば思うほど)利益が少なくなっていかざるを得ない…など、ネットでの販売の難しさも露出するようになってきました。

この流れに追い打ちをかけているのが、ネットに掲載されているモノの多さと、気が付くとあっという間に時間が経ってしまうほどの検索の煩雑さです。

私達は、ある一定の数の中からだったら、選ぶことは楽しい作業となりますが、選ぶ対象が多くなるにつれ、苦痛を感じたり、急にめんどくささを感じるようになっていきます。

検索によって延々にPCやスマフォの画面を見続けるのも大変ですから、自然と“これなら専門家に聞いた方が楽かもしれない”という、思考が自然に起こってくるのではないかと思います。

この流れに対して、私は、もともと店舗にはその商品やサービスの専門家が居て、顧客の質問や要望に適切に答えてくれるという便利さを再確認する顧客が、意識的にまた無意識的に、だんだん増えて来るのではないかと思います。お店側も、この辺りのことをしっかり顧客に対して話すと良いと思いますが・・・。

モノを購入する場合のトータルのコスト=どれにするか選んで決めて購入する際に、商品の値段以外にどれ位の時間をかけているか、その使った時間や疲労度も金額換算し、購入のトータルコストと言う観点に立つと、店舗で専門家に聞いた方が圧倒的に得(楽)であるという説明をした方が良いと思います。

お店で買ったらイカシタ定員さんがコーディネートもしてくれて、ジャケットやベルト、靴や鞄もいっぺんにまとめて購入することができるし、良いモノがあったら継続して教えてくれる、連絡をしてくれたりするわけですよね。

どうですか、こう考えると、ネットよりも実店舗の方が100倍も素敵な買い物ができると思いませんか? 店舗側の方達が一度こういう事をしっかりと思い出し、失った自信を取り戻すべきだと思っています。

私は、最近、ネットは一時期の流行だったのではないか? と思っているほどです。参考にしてください(#^^#) (@^^)/~~~


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2018年09月03日(月)更新

事業継承や相続について教えてください

9月の声を聞くと、すっかり秋めいてきましたね(#^^#) 今年の夏は本当に暑かったので、そのお疲れが出ないよう、体調管理に気を配ってください。
 
さて、今回は私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会に参加してくださった方からの質問にお答えしてみました。よかったら、参考にしてください。
 
== 質 問 ==
 
私はとある企業の後継者(社長の息子)なのですが、事業継承や相続を考えると不安でたまりません。関連書籍なども買ってみるのですが、最後まで読めた試しがなく(笑)・・・大変甘えたお願いですが、今からやっておくべきことを、わかりやすく教えていただけないでしょうか? 石原先生の説明は、なぜかすんなり頭に入るのです。どうぞ、よろしくお願いいたします。
 
== 回 答 ==
 
継承する企業の大きさやビジネスの強さ、それから継承者の方の能力によって継承の形も違えば、準備しなければならないことが違います。継承対策は全て個別対応なのですが、考えるヒントを少し出しますね。
 
== 解 説 ==
 
今回の質問は事業継承についての質問ですが、いろいろな経営相談の中で、一番難しいのがこの事業継承についての質問です。その理由は、全てが個別の状況であるために、セオリー化がほとんど不可能だからです。
 
継承と言う立場(当事者)で、いろいろ本を読んでみてもなかなかピンとこないで、どの本も最後まで読めなかった!・・・というのも、ある意味正しいと言えば正しくて、一般論では答えが出せない=役に立たない=読めなくなってしまうわけですね(-_-;)
 
ということで、なかなか難しいわけですが、継承を踏まえてどんな企業でも必ずやっておかないといけないことを幾つかアドバイスしておきます。
 
もちろん、アドバイスの結果何をするべきかは、先に述べたように個別の問題になりますので、そこは理解の上で・・・共通項目をあげますね。
 
まず確認すべきこと、継承する会社の(継承時の)予想 株価の確認です。後継者がそれを買い取るための資金が必要になるからです。
 
株価に関しては、継承時の株価が高い場合は会社が優秀ということなので、継承してからは楽、株価が低い場合は買い取る金額は安いので資金の手当は楽ですが、会社が優秀とはいえないので、継承してからは大変・・・というパラドックスがありますね。まず、この状況をどうするか? 考えてくださいね(p_-)
 
次が、自分が継承してから10年経って残っている事業と残っていない事業を考えることです。基本は、10年経っても残っている事業を残し、無くなる事業はやめる方向で経営判断する・・・ですが、ここで問題になるのが事業が単一で10年経ったら無くなる可能性が濃厚な場合・・・これ、いろいろな判断に迫られますね。
 
最後が、継承した時に、事業を自分が先頭に立ってやらないといけないか? NO2や番頭レベルの人がいて、社内にどっぷり関わらなくても良いか?・・・です。
 
今後、ますます経営者が現場にいる会社は衰退に向かいますから、このチェックは大切です。現場を任せられる人がいる場合は、絶対に深入りしない方が良いですが、問題はそういった人がいない時です。さて、どうするか?
 
こういう感じで自分自身でも項目をあげていくと、(ご自身が)実際に事業を継承する時のヒントになりますね。こんな感じで考えてみてください(@^^)/~~~
 
 
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2018年08月17日(金)更新

今後の東南アジアの成長とビジネスの可能性

お盆休み明け・・・いかがお過ごしでしょうか? さて、今回は東南アジアでのビジネス展開に関する質問にお答えしました。よかったら参考にしてください(*^^)v
 
== 質 問 ==
 
海外の事業展開に関する質問です。現在カンボジアでホテルを1店、カフェを2店経営しております。おかげさまで売り上げは好調で、カンボジアだけでなくフィリピンやタイでもさらなる展開を考えております。
 
個人的には今後ますます東南アジアの成長が楽しみなのですが、石原先生の視点での東南アジアの成長やビジネスの可能性をお話いただけると幸いです。ご意見を参考に今後の戦略に生かしたいと思っております。よろしくお願いいたします!
 
== 回 答 ==
 
東南アジアでのビジネス展開ですが、事業規模が小さいのであれば、場所を考えて展開すれば成功の可能性は極めて高いと思います。特にホテルや飲食での成功は日本で事業を起こすよりもずっとやりやすいと思います。問題は規模を拡大するフェーズに入った時で、その時の方法は、かなり考えた方が良いと思います。
 
== 解 説 ==
 
成熟したマーケットで、なおかつ少子高齢化した日本では、新規にビジネスを立ち上げたり、今のビジネスの規模拡大を図るのは、今後ますます難しくなってくると思います。
 
「日本の飲食店は世界一レベルが高い・・・」これは海外から日本に来てビジネスしている方の感想ですが、なぜ? と聞いてみると「とにかく、どこのお店に行っても美味しくてびっくりする」とのことです。これは全体のクオリティーが高いということです。
 
飲食店がこの感じですから、おしなべて分かるように、日本では、いろいろなビジネスがかなり高いレベルで乱立しています。
 
顧客は既にそれぞれ気に入ったお店や会社とコミュニケーションを取り、顧客化された関係にある中で、少しずつ人口が減っていくわけですから、こんなマーケットに新規で戦いに挑むのは、相当ハードルが高いということですね(-_-;)
 
これに比べると、タイは別として平均年齢が若く、人口がどんどん増えて行く東南アジアの国々は、飲食店やホテルなど、ビジネスのレベルがまだまだ成熟していないので、ライバルが非常に少ないわけです。
 
つまり、競争の激しい日本でビジネスを展開するよりも成功の確率は絶対に高いということです。もちろん、東南アジアでビジネスをする場合は、場所の選択が非常に重要で、その国で一番の都会を中心に展開するなどは必須ですね。
 
海外、それも東南アジアで飲食業等をする場合にとても重要なのが、超高級店は別ですが、“日本での理想をあまり持ち込まない”ということだと思います。
 
どういうことかと言うと、そもそも成熟した日本とはマーケットが異なるわけで、なおかつ働く人も現地の方を採用するということですから、日本ではこうだったからこうすべきだ・・・ということは、ほぼ(いや、絶対に)通用しない・・・なので、あまり考えない方が良いということです。
 
今回の質問者の方がカンボジア等で成功しているということは、この辺りをしっかり理解しているか、乗り越えて経営のやり方をチューニングできているのだと思いますが、これが理解できなくて撤退する会社がとても多いようなので、気を付けることとして挙げておきます(p_-)
 
と、いろいろ書きましたが、今回の質問の東南アジアでのビジネス展開の可能性ですが、それぞれの国の発展に合わせて、出て行くタイミングや展開のやり方などはあるにせよ、とても有望で素晴らしいと思っています。というか、なるべくたくさんの企業が東南アジアに出て行くべきだと思っています。
 
事実、そういう思いから私も、昨年からフィリピンやマレーシア、シンガポール等に顧問先企業のマーケットの開発等も兼ねて数回出かけて行って、その発展の度合いを肌で実感、ビジネスの可能性を目の当たりにしています(^.^)
 
また、各国の主要人物(日本人・現地の方)との接触もいろいろ模索しているところです。
その中での今回出て行こうとしているフィリピンはかなり有望だと思います。特に、FC展開などで事業を拡大するのであれば、マーケット的に一番適しているのがフィリピンだと思いますので、そういう観点からいろいろ調査してみると良いと思います。
 
今の感じだと、私もフィリピンには2カ月に一度のペースで行く感じになりますので、いろいろ情報交換しましょうね。リアルな現地情報お待ちしています(@^^)/~~~
 
 
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2018年08月03日(金)更新

今後の日本の「物流」について考える

8月に入り、早めの夏休みに入られる方もいらっしゃるかもしれませんが、今回は日本の「物流」についての質問にお答えしてみました。よかったら参考にしてください(*^^)v
 
== 質 問 ==
 
今後の日本の物流の方向性と地方の物流のあり方について、石原先生の見解をお聴きしたいです。
 
== 回 答 ==
 
物流の競争は鈍化して行くと思います。地方はもっとこの動きが加速すると思いますが、物流業は寡占化 され、社会インフラ化して公共事業のような動きになると思います。
 
== 解 説 ==
 
企業と同じように、国の発生(建国)から発展~衰退の流れを考えた時に、新規に国が生まれ国(政府)がインフラを作り、そのインフラを使っていろいろな企業が生まれ、そこで働く人が消費者となり国の発展の形ができ上がります。
 
国(マーケット)の発展と共に成長した企業の競争が起こり、勝ち組み企業がマーケットを占有していくという流れの中で少しずつ国の成長が鈍化して、右肩上がりの経済からゆっくりと右肩下がりの経済に移行すると、各企業は政府に代わってインフラを提供するようになっていきます。
 
この状態になると、マーケットに対して、例えば今回の質問のように、物流を担う企業は消費者(生活者)の生活が円滑に行われるように考えて、例え利益は上がらなくてもサービスを継続するために寡占化した企業同士が協力し合うような動きをすると思います。
 
これが、企業の政府に代わるインフラ化で、日本でもこの動きが数年すると確実に地方から起こってくると思います。
 
これに対して、国や消費者はどういう対応をするべきかですが、インフラが継続するように(=その企業が倒産しないように)企業を支援する、例えば国は税制面で配慮する、消費者のうち高額所得者は値段以上の金額を出すような形で協力するということになります。
 
物流の値段は毎年少しずつ値上げされるようになったりしますが、消費者は感謝してその値段を払うという協力をする…とかですね。
 
以上、物流業界の未来をちょっと先まで考えてみました。経営者はこういったことも視野に入れ、思考の中に置いておきながら、今の経営(例えば継承問題もそうですね)を考える必要があると思います(@^^)/~~~
 
 
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2018年07月27日(金)更新

「深夜の時間帯のスタッフが採用できない」問題

西日本豪雨から早3週間、台風12号の行方も気になりますが、経営者が今、一番頭を悩ませているのが「採用」の問題ではないでしょうか。今回は「深夜のスタッフが採用できない」というお悩みを取り上げ、私なりの回答を出しています。よかったら、参考にしてください(#^^#)
 
== 質 問 ==
 
採用でいろいろな媒体を利用していますが、深夜の時間帯の人が集まりません。どう情報発信し、紹介すべきか知りたいです。
 
== 回 答 ==
 
採用したい時間帯をしっかり確認して、関連のありそうな人や団体に、ピンポイントでアプローチするのが良いと思います(p_-)
 
== 解 説 ==
 
今回の質問は、なかなかハードルが高い質問というか、解決するのがほぼ無理に近い内容の質問ですよね。
 
これ、質問に対して真正面からお答えすると(媒体を使っての採用ということでお答えするとですね)、方法は一つしかなくて、それでも採用したければ時給や給与を上げるしかありません。
 
深夜という労働条件のキツイ、無理な雇用をするわけですから、それでも来て欲しい、採用したいのであれば、お金で納得してもらうしか方法は無いということです。
 
通常の時給や給与を2~3倍にして求人すれば、あっという間に希望者はたくさん集まると思いますので、その中から良さそうな人を採用すれば良いわけです(p_-)
 
と、媒体を使うとなると、とても簡単に回答は終わります。
 
ただ、おそらく質問された方は、そう簡単に時給や給与を上げられないだろうと思いますので、更にアドバイスを加えると、そもそも、そういった通常の採用媒体を使ってキャッチや文章を変えて採用しようとか、情報発信をして採用しようという手段そのものを見直さない限り、採用は難しいというか、無理なんだともっと早く気付くべきだと思います。
 
・・・このレベルで無理なことは、何をどう工夫しても無理だと早く理解して、媒体を使わないと決心し、手法や方法を見直したり、根本的に採用のやり方を変えないとダメだと、気付くべきだということです。
 
例えば、最近は本当に採用が難しくて、新卒採用のコンサルをやっていた会社が、仕事の依頼は山ほど来るが、成果を出せると思えないので、新卒採用のサービスを廃止すると言っているくらいですからね(-_-;)
 
では、どういう方法が可能なのか? ということですが、お勧めする方法というか、私ならこうするという方法は、採用したい時間帯を再度確認した上で、その時間に働くことがプラスになる方達の層を探して、ピンポイントでリアルに求人する、直接声をかけるという方法が良いと思います。
 
例えば、私が知っているケースを事例として解説すると、海外からの旅行者が多い複数の宿泊施設を24時間体制で管理する人(何かあったら現場に行って対応する人=問題が無い場合は、自由)を探していた会社が採用したのは英語の得意な3人の浪人生でした。
 
受験勉強は自分のペースでできるので、何もない時はずっと勉強出来るわけですし、基本誰かと決めたスケジュールが無いわけなので、トラブル対応は24時間できるわけですよね。
 
互いの利害が一致するとこんな雇用もできるということです!
 
これ、もっと企業としてお互いの利害を一致させた採用の仕組みを構築した会社の例を紹介すると、ある引っ越し会社が主に採用したのが“ライフセーバー(海で人を助ける人)”を趣味の域を超え、もっと真剣にやりたいと思っている人でした。
 
何でも、ライフセーバーの合宿や世界大会は当然ですが真夏に行われ、それに合わせて、できれば最低2週間~1か月くらいは休んでその大会等に行きたいと思っている人達ばかりなんだそうです。
 
なぜこの会社はライフセーバーの方達を大量に採用したかというと、真夏は暑くて引っ越しはほとんど無いからだそうで、夏に長期の休みを出す代わりに引っ越しシーズンの年末や4月にはがっつり働いてもらえると思ったからなんだそうです。
 
おまけに、ライフセーバーの方達はオフシーズンには体を鍛えて夏に備えたいわけですから、ハードな引っ越し作業はとてもありがたいトレーニングとなるそうです。採用強化の為に社内にライフセーバー倶楽部も作ったそうですよ(笑)。
 
互いの利害を一致させる採用というのはこんなイメージです。あなたなら、どんなアイデアを出せますか? ・・・暑い最中ではありますが、脳みそにも良い汗をかいてみてください(@^^)/~~~
 
 
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ボードメンバープロフィール

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石原 明 氏

経営コンサルタント。日本経営教育研究所代表、僖績経営理舎株式会社代表取締役。

現在、「成功哲学」「売れるしくみづくり」「成長のための組織づくり」「プロ経営者の育成」などをテーマに中小企業から大手企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する『高収益トップ3%倶楽部』には全国延べ3,500社が参加。

2万人の読者を抱えるメールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』や独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。毎週金曜日に配信する人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は年間ダウンロード回数が650万回を超えている。主な著書に『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)や『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』(サンマーク出版)、『すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは、<三人称>で考える。』(アスペクト)、 『トップ3%の人だけが知っている仕事のルール』(中経出版)などがある。

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