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2019年03月18日(月)更新
「M&A」で、会社を売る側・買う側が押さえておくべきポイント ~ その1 ~
早いもので今年もまもなく年度末を迎えます。来年度の計画も具体化していることと思いますが、そんな中、今回は私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会の参加者から寄せられた、ちょっとシビアな質問にお答えしてみました。
「M&A」は、我々中小企業にとっても、決して他人事ではありません。実際に行動に移すかどうかは別として、経営のひとつの視点として、ぜひ一緒に考えてみてください(#^^#)
== 質 問 ==
今後、日本でもM&Aがますます増えていきそうですが、M&Aについて、押さえておくべきポイントを教えてください。
== 回 答 ==
ご質問の通り、これから中小企業を中心にM&Aは相当な数で起きると思います。今回の質問の主旨は、そんな環境の中で、これからM&Aをする側、される側がどんなところを押さえておいたら良いか、ということだと思います。何事にも言えることですが、特にM&Aは売る方も買う方も準備が重要ですので、そこを重点的に解説したいと思います。
== 解 説 ==
まず、会社を売る側から順番にその準備や心構えを解説すると、以下の3つが重要なポイントとなります。
さらに言うと、事業計画書や理念等がしっかりまとまっていることも重要です。
その理由は、会社を買収する側から見て考えれば分かると思いますが、会計情報はもちろんのこと、顧客リストがしっかり管理されていることで、そのリストを活かせる会社から見ると非常に価値のある会社(=高い値段で買っても良い会社)になるということです。
一昔前に外資系証券会社が日本の証券会社を凄い値段で買っていた時期がありましたが、彼らは、会社を買うというよりも、顧客データや顧客の情報を高い値段で買っていたと話していました。
そして、ビジネスのフロー図やマニュアルについてですが、これらは企業のレベルやスタッフのレベルを如実に物語っています。仮に会社を売ると決めたら、まずは焦らず売る時期を決めて、こういった項目をしっかり完成させることが重要だと思います。
同じ業種で業績、例えば売上利益でも、一方は優秀な企業に高い値段で売れ、一方は買い手すら付かない、というケースに分かれるのは実はこういった項目がしっかりまとまっているかいないかで決まるということです。
特に、上場会社が企業の買収に入る場合は、絶対にこういった項目をしっかり見ますので高い値段で自社を売りたい場合は必須です。これらは、とても重要ですので、必ず参考にしてくださいね。買う方の準備は、次回解説しま~す。(@^^)/~~~
私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
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「M&A」は、我々中小企業にとっても、決して他人事ではありません。実際に行動に移すかどうかは別として、経営のひとつの視点として、ぜひ一緒に考えてみてください(#^^#)
== 質 問 ==
今後、日本でもM&Aがますます増えていきそうですが、M&Aについて、押さえておくべきポイントを教えてください。
== 回 答 ==
ご質問の通り、これから中小企業を中心にM&Aは相当な数で起きると思います。今回の質問の主旨は、そんな環境の中で、これからM&Aをする側、される側がどんなところを押さえておいたら良いか、ということだと思います。何事にも言えることですが、特にM&Aは売る方も買う方も準備が重要ですので、そこを重点的に解説したいと思います。
== 解 説 ==
まず、会社を売る側から順番にその準備や心構えを解説すると、以下の3つが重要なポイントとなります。
1) 会計的な面がしっかりまとまっていて、分かりやすい状態になっていること。
2) 顧客リストや見込客リストなどがしっかり管理されていること。
2) 顧客リストや見込客リストなどがしっかり管理されていること。
3) ビジネスのフロー図や業務マニュアル等がしっかりできていて、説明しやすく
なっていること。
なっていること。
さらに言うと、事業計画書や理念等がしっかりまとまっていることも重要です。
その理由は、会社を買収する側から見て考えれば分かると思いますが、会計情報はもちろんのこと、顧客リストがしっかり管理されていることで、そのリストを活かせる会社から見ると非常に価値のある会社(=高い値段で買っても良い会社)になるということです。
一昔前に外資系証券会社が日本の証券会社を凄い値段で買っていた時期がありましたが、彼らは、会社を買うというよりも、顧客データや顧客の情報を高い値段で買っていたと話していました。
そして、ビジネスのフロー図やマニュアルについてですが、これらは企業のレベルやスタッフのレベルを如実に物語っています。仮に会社を売ると決めたら、まずは焦らず売る時期を決めて、こういった項目をしっかり完成させることが重要だと思います。
同じ業種で業績、例えば売上利益でも、一方は優秀な企業に高い値段で売れ、一方は買い手すら付かない、というケースに分かれるのは実はこういった項目がしっかりまとまっているかいないかで決まるということです。
特に、上場会社が企業の買収に入る場合は、絶対にこういった項目をしっかり見ますので高い値段で自社を売りたい場合は必須です。これらは、とても重要ですので、必ず参考にしてくださいね。買う方の準備は、次回解説しま~す。(@^^)/~~~
私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
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