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2018年07月06日(金)更新

採用と組織の「血」の入れ替え方について教えてください

今年も下半期がスタートしましたが、いくらIT技術が進化しても、経営の悩みは結局のところ「人の問題」に行きつくようです。そこで、今回はこんな質問を取り上げ、私なりの視点で回答してみました。あなたなら、どうお答えになりますか? よかったら、一緒に考えてみてください(*^^)v
 
== 質 問 ==
 
今の時代の採用と組織の「血」の入れ替え方について教えてください。経営の悩みは結局「人」の問題に行きつくので、石原先生はどうお考えなのか、お聞かせいただければ幸いです。お答えしにくい質問かと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします!
 
== 回 答 ==
 
採用難を、社内体質を変える程度の問題ではなく、根本的な事業の見直しや新規事業立ち上げに活かすくらいの変革がお勧めです。
 
== 解 説 ==
 
特に最近、採用に関していろいろ質問が来ますが、各社・各方面でこれだけ採用が難しくなると、単に採用をどうするかというよりも、根本的な経営のやり方まで考えないと解決はしないと思います。
 
実際にウチの顧問先でもリクルート等の採用会社を数年に渡って入れ替えながら使ったり、複数の採用プラットフォームと言われる会社に登録してアドバイスを受けたり、ネット上(社内ブログやSNS等)でこんなコンテンツを作れば効果があるなど、やり倒した会社がありますが、ことごとく成果に繋がらず、苦労している会社がたくさんあります。
 
そういう意味では、今回質問された方はこの辺りが良く分かっていて、「血の入れ替え」という表現はちょっと凄いですが“このくらいのことまでやらないといけない!”という覚悟のほどを感じます。
 
採用に向けて企業の変革をどこまでやらないといけないかというと、採用のために、社内体質を変えるとか、コミュニケーションを良くするとか、若者に好かれる・興味を持ってもらえるような取り組みをする・・・etc.レベルの話では無く、もはや根本的に事業そのものを将来性・発展性があり、給与を今の30~50%増しに出し、なおかつ、若者にも人気のある職種に変える、それができなければ、そういった新規事業を立ち上げるくらいの改革が必要だと思います。
 
これ実行するのは大変ですが、理由は簡単で、毎年毎年採用に苦労するのであれば、その仕事が発展することは考えにくく、採用を考えなくても、事業の入れ替えをしなければならない時期に来ていると考えられるからです。
 
そういう意味では、採用難が事業変革や新規事業立ち上げのきっかけとなるという感じでしょうか?
 
こういう問題(既存事業の見直し)はどこかで踏ん切りをつけないといけないわけですが、それを促してくれるのが採用ということですね。そんな理解をしていただけると、思考を全体に持っていけると思います。参考にしてください(@^^)/~~~
 
 
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