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2018年10月01日(月)更新

台風や地震など災害に対し、経営者が取るべき対策とは

この週末は台風24号に翻弄されましたが、みなさんご無事でしょうか? さて、早いもので今日から10月。そろそろ来年を視野に入れた動きをしていきたいところですが、タイムリーにこんな質問が届きましたので、みなさん一緒に、考えていただけるとうれしいです(#^^#)

== 質 問 ==

最近、台風や地震など災害が頻繁に起きていますが、経営者はこういった緊急時にどんな対策を取るべきでしょうか?

== 回 答 ==

台風や地震などの災害に関して、めったに起きないと考えるか、今後も起きる可能性があると考えるかでまったく対応が違います。あなたはどう考えますか?

== 解 説 ==

それにしても、最近、本当にたくさんの台風や地震などの災害が発生しますよね(p_-)

しかも、台風の規模がこれまでとまったく違う!・・・関西空港が高潮で水没し、タンカーが高速道路に激突、交通機能がマヒするなんてちょっと映画の世界みたいな想像を超える状況に、思考が一瞬停止するかのような状況が起きました。

実際、うちの顧問先の社長さん宅の2階の窓ガラスに瓦が飛んできて割れ、雨と風が家中を吹き荒れ、庭の結構大きな植木が折れ、おまけに停電したので、キャンプのようだと連絡も来ました・・・(-_-;)

そこに、北海道の地震が重なって北海道はブラックアウト、いったいこれから日本はどうなるのか? という状況でした。

こういう状況ですから、当然顧問先の社長さんとの会話も「台風凄かったよね」とか「被害どうでした?」などの話になりました。

ここでとても勉強になったことは、やはり歴史の長い会社はこういった災害に対して普段から対応策がしっかりできている・・・過去の体験から状況に合わせて組織が自然に動いているというほど、経営者や社員さん達の意識の中に暗黙知レベルで対応策が備わっていることでした。

そもそも、会社や店舗を選んだり、立てる場所の選定に、水害や地震などが来ても災害に合わない・被害が一番少ない場所を選ぶ・・・という思考が自然に備わっているわけです。

分かりやすい例で言うと、今回ニュースで高級車が50台以上海水に沈んで台無しになったと話題になりましたが、そもそもそういった場所に店舗を作ったり、車を保管することは、絶対ないそうです(p_-)

また、大阪の飲食店チェーンのオーナーで、1店舗の外装が台風で飛んでしまい2週間営業ができなかったという創業経営者は「先生、これって毎年台風が来るってことですよね!」「うちは、それも見越して今、対策会議をし、経営計画を見直しています」と言っていました。

彼は、非常に優秀な経営者なので、自然にこういった思考が働くのですが、今後全ての経営者に必要な思考だと思います。参考にしてください(@^^)/~~~


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