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2015年03月20日(金)更新

三越伊勢丹HDが幼児教育事業に参入!? ワンランク上の「cocoiku(ココイク)」とは

このところ一気に春めいてきましたが、この春から、三越伊勢丹ホールディングスが、未就学児を対象にした教育サービスに参入するのをご存じでしょうか?
 
世界に通用するクリエイティブな人材を育てるべく、美術・映像・ダンス・インターネットといった65種類のカリキュラムを揃えた「cocoiku(ココイク)」は、3歳~6歳児を対象に、一般的な習い事の枠を越えて展開するようです。
 




さすが、ファッションの世界で先進的な提案を続けてきた伊勢丹新宿本店によるプログラムだと思いますが、料金は10回で6~7万円と少し高めの設定で、ワンランク上の層を対象にした事業であることがよくわかります。
 
ご存じのように、日本はますます少子高齢化が進みますが、他社と十分差別化できるプログラム内容であれば、結構人気を呼ぶかもしれませんね。
 
しかし、それよりもっと大きなメリットは、同社がこの事業に参入することで、クリエイティブな世界に関心があり、経済的にも多少のゆとりがある親たちを集められることでしょう。感性や情報感度の高い親世代を顧客化できれば、本体である百貨店事業にも良い影響が出てくるはずです(*^_^*)
 
私が主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の今月の勉強会は、「企業の未来をつくる多角化・事業化のススメ その1」というテーマでお話したのですが、ビジネスの寿命が短くなっているこの時代に、本業だけで生き残れる企業は極めて少ないと思います。
 
そうした視点でこの事例を眺めると「なるほどなぁ~」と思えてきませんか? 経営者の一番大切な仕事は「会社の未来を創ること」です。本当の意味でクリエイティブな社長という仕事を、思う存分楽しめるようになりたいですね(@^^)/~~~