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2011年04月08日(金)更新

B級グルメがNYで人気!?

震災以後の日本は、いろいろな意味で世界各国から注目される存在となっていますが、ここ最近、ニューヨークで人気を集めている“日本食”をご存じでしょうか?
 
日本でも「B級グルメ」「ご当地グルメ」などと呼ばれて親しまれている、やきそば・焼き鳥・うどんなどなど・・・“日本発のファーストフード”が流行に敏感なニューヨーカーたちの熱い支持を受けているというのです(@_@;)










国内でもB級グルメの人気は高く、「B級ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会(通称:愛Bリーグ)」が2006年から開催している「B級グルメグランプリ(通称B-1グランプリ)」は、回を重ねるごとに白熱し、昨年(2010年)の厚木大会では、その経済効果が36億円あったと算出されているようです。
 
その人気がニューヨークに飛び火したかのように、今、讃岐うどんの「温や」、博多の人気ラーメン店「一風堂」、炉端焼きの「アブリヤ キンノスケ」などのお店には、周辺の企業のニューヨーカーたちが続々と来店するのだそうです。
 
近年、世界的な健康志向の高まりから、ヘルシーなイメージの高い日本料理は注目を集めてはいましたが、懐石料理のような繊細な味付けを、失礼ながら外国の方が本当に理解できるのだろうかという点には、疑問を抱かずにいられませんでしたよね(――;) 
 
しかも、どの国でも日本料理店はそれなりに高価です。大都市ニューヨークでも、リーマンショック以後、高級日本料理店は軒並み打撃を受けているそうですよ。
 
そこでタイミングよく登場したのが「B級グルメ」というわけですが、そもそも「B級グルメ」こそ、本来ニューヨーカーたちに愛されるべき味ではなかったのだろうかと思えてなりません。そのうえ、お財布にもかなりやさしいですしね(*^^)v
 
ここしばらく、日本国内での大規模イベントは開催しづらい状況になりますから、このピンチをチャンスに変えるべく、今こそ日本文化としての「B級グルメ」を、もっと積極的に輸出すべきなのかもしれません。
 
「縁日」のような日本っぽいイベントも、海外では相当ウケると思います。誰か勇気を持って「B級グルメイベント in NY」を試してみる人はいないでしょうか?
 
それはともかく、こういう時期こそ経営者は視野を拡げ、屈強な大和魂を持って、積極的なチャレンジを続けてほしいものです(@^^)/~~~