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2008年05月09日(金)更新

ハーゲンダッツが1個千円のアイスクリームを発売!?

突然ですが、「今日は何の日」だかご存じですか? 今日5月9日は「アイスクリームの日」なのだそうです。何でも、明治2年に横浜の馬車道通りで、日本で初めてアイスクリームを販売したことにちなんでいるようですが、そのアイスクリームの日に、「ネット限定」で発売されるとんでもないアイスクリームがあるんです(@_@;)

ヘブンリースプーン

その商品とは、ハーゲンダッツジャパンの超高級アイスクリーム「ヘブンリースプーン」というもので、同社いわく「テレビを見ながら食べるのではなく、クラシック音楽でも聴きながら、究極のアイスクリームを味わってもらいたい」と話しています。

なんと、この商品の開発にあたっては、構想から5年の歳月が流れているようです。稀少な原材料を調達し、究極の味を目指したのだとか。今回発売される味は2種類なのですが、「ダージリン」味には、世界3大銘茶のひとつであるインドのダージリン地方の茶葉を使用。そのなかでも、無農薬生産で、なおかつ、マスカットのような香りが強くなる「夏摘み」の茶葉のみを厳選するというこだわりようです。

一方、「カカオ」味には、味わい豊かな上に酸味も感じ、抜けるような香りが特徴のマダガスカル産のカカオを使用。カカオ豆だけで作られたカカオマス(チョコレートの原料)に、ハーゲンダッツのミルクを組み合わせたようです。
気になる価格はといえば、「ダージリン」が6個セットで6千円の限定3千5百セット。「カカオ」が6個セットで5千円、限定2千5百セットを、本日正午よりネットオンリーで発売開始したみたいです。こんなふうに、高額アイスを数量限定で発売するやり方は、日米欧市場で商品展開するハーゲンダッッツ社にとっても、世界初の試みだと言います。

果たしてその結果はいかに・・・しばし注目をしてみたいところですが、いずれにしても、今の時代、このくらい突き抜けた商品開発をしないと、本当の意味での「ブランド力」が守れなくなっているのかもしれません。

失礼ながら、いくら同社が「高級路線」を守ろうとしていても、今やコンビニで手軽に買えるわけですから、そのありがたみも徐々に薄らぐというものです。そんななかで、自社のブランドの高級イメージを本気で守りたいのであれは、それ相応の覚悟が必要だということです。

この事例を参考に、自社のブランド戦略を今一度見直してみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~