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「日本発ユニコーン企業」の作り方

投稿日時:2018/10/05(金) 15:06rss

この秋は台風や地震が続き、いささか落ち着かない様相ですが、こんな時こそ意識を深め、「この先どう進むべきか」をじっくり考えたいものです。

今回は私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会に参加してくださった方からの質問にお答えしてみました。あなたなら、どんな答えを出しますか? よかったら一緒に考えてみてください(#^^#)

== 質 問 ==

『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会に参加して、石原先生のお話を生でお聴きすると、自分の中のビジネス魂がムクムクと刺激されます(笑)。

ぜひ私も「日本発ユニコーン企業」を作りたいと思うのですが、そのために必要なことを教えてください。

== 回 答 ==

この質問に真面目に答えるとしたら、今「ユニコーン」となっている企業の実情を知ることが必要です。そのためには、まず、順番として、IPOについてしっかり情報を集めることが必要です・・・ということになりますね。

== 解 説 ==

私が本を出版したいと思った時に、最初に取った行動は、出版についてできる限りの情報を集める・知るということでした。出版関係の仕事をしている人がいたら、いろいろ根ほり葉ほり質問して、知らないことをどんどん無くす努力をしました。

本を出版して著者となっている人がいた時も同様で、そもそもなぜ出版に至ったのか? きっかけはどんなことだったのか? 出版が決まった時にどんなことをしなければならないか? 出版までの実際の行程はどう行われるのか? 契約はどうなるのか?・・・などなど、大勢の人に、たくさんたくさん質問して、出版について自分の方向性が固まり、納得できる計画が立てられるようになるまで、情報を集めるという行動を取りました。

出版が決まったら、今、売れている本をいろいろな角度から研究して、自分なりの売れる本の仮説を立てて、本作りについて自信を持てるようになっていきました。

と、このように、何か初めてのことをしようと思った時には、それについてできるだけ多くの情報を集め、自信を持って成功までの計画が立てられるようになることが重要です。

今回の質問は、日本発ユニコーン企業を作りたいということなので、回答したように今現在のユニコーン企業についてなるべくたくさんの情報を知ることです。もちろん、そのためには、まずあなた自身がIPOについて、しっかり知識を持つことが重要だと思います!

・・・と、ここまではごくごく一般的な回答です(#^^#) もちろん、模範的でとても正しい回答だという自信はありますが、IPOという特殊な状況を考えるともう少し専門的な回答も必要だと思ったので、史上初! 同じ質問に違った角度から2つ目の回答をすることにします(*^^)v

ということで2つ目の回答ですが、アメリカで今話題の中心にいるのが、ネット企業の4強『GAFA』で、グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾンです。ビックデータをこの4強が寡占化しているということで独占禁止法に触れるのではないかと問題にすらなっています。

それから中国はテンセントとアリババが2強で、この4+2=6社の世界的巨大企業がビッグデータだけでなく、ビジネスもほぼ寡占化しつつあります。

どういうことかというと、この4+2強は、お金・人材・情報・ネットワークを全て持っているので、小さなベンチャーが面白いビジネスを創りあげても簡単にスグに真似することができるということです。

真似されたら「あっ!」という間に抜かれていってしまいますから、ビジネスを教えてあげて終わる・・・とも言えるわけですね(-_-;)

この4+2強は、簡単には真似ができない、または、できなくはないが時間がかかると思ったら、どうするかというと、次の選択肢として、買収に掛かります。

この場合、買収金額も半端無いので、また彼らが本気になり時間をかければ真似できるので、意志の弱いベンチャー経営者はすぐに軍門に下るというか、最近のベンチャーはいかに4強に買ってもらうかを考えて事業を立ち上げるような状況にあります。

簡単に真似できない、買収も難しいとなったら、彼らは最後の手段=選択として何をするかというと、出資できないかと言ってくるわけです。少なくともユニコーンベンチャーを立ち上げようとしたら、その位(出資の依頼を受ける位)のビジネスを考えなければならないわけです。

アマゾンが立ちあがった時には、アマゾンはいなかった、フェイスブックが立ちあがった時にも、フェイスブックはいなかったわけで、だから当時はユニコーンという言葉は無かったのですが、4+2強のユニコーン企業が今よりもずっと簡単にできたわけですよね。

ということで、ビジネスはどんどん難しくなり、ユニコーン企業を創ろうとするときには、これらの企業を意識することが、最重要事項となります。

中途半端なビジネスは、真似されて終わる、買収される、ということも考慮に入れて事業を創っていかなければならないと理解することが重要だということです。

私は、アジアに隣接していて、アジアよりも先を行っている日本は、そういう意味ではかなり面白い位置づけ、すなわち真似できない要素を入れてビジネスを立ち上げるチャンスを持っていると思います。ぜひ、参考にしてください(@^^)/~~~


私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。 
 
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ボードメンバープロフィール

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石原 明 氏

経営コンサルタント。日本経営教育研究所代表、僖績経営理舎株式会社代表取締役。

現在、「成功哲学」「売れるしくみづくり」「成長のための組織づくり」「プロ経営者の育成」などをテーマに中小企業から大手企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する『高収益トップ3%倶楽部』には全国延べ3,500社が参加。

2万人の読者を抱えるメールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』や独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。毎週金曜日に配信する人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は年間ダウンロード回数が650万回を超えている。主な著書に『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)や『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』(サンマーク出版)、『すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは、<三人称>で考える。』(アスペクト)、 『トップ3%の人だけが知っている仕事のルール』(中経出版)などがある。

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