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「わからない人に教える」ときに心がけること

投稿日時:2017/03/17(金) 15:34rss

暑さ寒さも彼岸までと言いますが、本格的な春の訪れまでもう少しですね♪ 4月から新入社員を教える立場にある人も多いと思うので、今回はこんな質問を取り上げてみました。
 
== 質 問 ==
 
自分ではわかっていることを、わからない人に教えるというのは難しいことなのでは? と思っています。業務量が多いのでマニュアルを作成しておくとか、書類の見本を準備しておくとか・・・そういったことではなく、教えていく側の立場として、私の姿勢であったり、どんな心構えでいたらいいのか・・・など、ぜひアドバイスをいただけないでしょうか? よろしくお願いいたします。
 
== 回 答 ==
 
このような状況で教えることはかなり難しいし、気が滅入ることもあると思いますが、自分を成長させる機会と捉えると相手がなかなか成長しない状況でも苦痛なく指導を続けることができると思います。
 
== 解 説 ==
 
今回は、私を例に取って回答してみたいと思います。ずっと昔(会社に勤めていた時です(-_-;))の話ですが、この方と同じように、自分にとっては簡単なことなのに、当時の部下がなかなか覚えられない、できるようにならないという時期がありました。
 
何度話しても理解してくれない・・・できるようにならないので、この方と同じように作業手順書やマニュアルを作ったりしたことを思い出しました(-_-;)
 
何度教えても理解されないと“ムッ”としますが、その時に、ふと思った考えがきっかけで、その後の私の能力をかなり伸ばすことができました。
 
それは、こんなに理解の遅い・・・というか、分かってくれない相手に物事を教えることができたら、“大抵の人には簡単に教えることができるようになるだろう”と思い直し、ならば、この機会にいっぱい研究してしまおう・・・と考えたのでした。
 
それから、変わらないということを前提として、サンドバックを叩く感じで、こういったら分かるのか? こんな例え話だったらどうか?・・・ナド、いろいろ試していきました。
 
私の場合は相手がとても手強かったので、付き合っている時間もたくさん取れたことを覚えています。
 
結果として、説明能力が飛躍的に伸び、一つのことを何通りにも話せるようになった、相手に伝わらなくてもまったくイライラすることがなくなり、忍耐強くなった、理解力のある人には一回で物事が伝えられるようになり、他の人達がどんどん仕事を進めてくれるようになったなど、たくさんの良いことが得られたのを覚えています。
 
今の私があるのも、この時のトレーニングの賜物と考えることが多々ありますね!(^^)!
 
いただいた質問から、こんなことを思い出しましたので、みなさんの役に立つと思い回答しました。よかったら、参考にしてください(@^^)/~~~
 
 
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ボードメンバープロフィール

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石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

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