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ビジネスに効く「文章力」を身につける法

投稿日時:2009/06/19(金) 15:05rss

今回は「Q&A」バージョンでお届けしますが、今回は最近ものすご~く増えている質問にお答えしたいと思います。今時のビジネス界では、「文章力」こそが武器になるのかもしれません。


== 質 問 ==

ブログを書くのにすごく時間が掛かります。文章力を身に付けるには、どうしたらいいのでしょうか? 教えてください。


== 回 答 ==

文章力を身に付けるには、自分の書きたい文章のタッチや展開の仕方、また、読者の引き付け方などにおいて参考になる文章を見つけ、それを真似するのが一番早くて有効な方法だと思います。そのためには自分が“書きたい文章のイメージを決める”ことが重要ですね。

== 解 説 ==

実は、こういう質問(=文章を上手に書きたいとか、文章力を身に付けたいなど)は、最近すご~く多いのです。情報化社会になって、マーケティングを展開する上で、『ソフトタッチのコミュニケーション』 がますます重要になってきているので、これはある意味当然かもしれません。

ちなみに、『ソフトタッチのコミュニケーション』とは私が造った言葉なのですが、相手に会わずに行う、主に文章を使ったコミュニケーションの手法のことで、ニューズレターやメールマガジン、またはブログなども『ソフトタッチのコミュニケーション』ということになります。

反対に、会って行うコミュニケーションは『ハードタッチのコミュニケーション』で、従来の営業活動には、ほとんどこの手法が使われてきました。このあたりの理解を深めたい方は、私の著作「営業マンは断ることを覚えなさい」を参照してください(*^^)v

では、文章はどうしたら上手くなるかということですが、これに関しては、みなさん案外いいアイディアが思いつかないようです(ーー;) これは、結論からいうと上手な文章にたくさん触れて慣れてしまうのが一番だと思います。

ですから、まず最初に、これは上手いなぁ~とか、納得できる、関心するという文章をたくさん探して読むことをお勧めします。

どういう(誰の)文章を参考にすればいいかと言えば、数年単位で売れ続けている本などは文章体や理論構築、ストーリーの展開など、かなりの水準を超えているという証拠なので、そういう本(またはその著者の本)は良い見本になると思います。

これ、たくさん読んでいくと“上手いなぁ~”から“こういう文章が書きたい!”という感じで目標とする文章の形が見えてくると思いますので、それをまず意識して探して欲しいと思います。

漠然と上手くなりたい・・・では、実は方向がないので、いつまでたっても上手くならないのです。それに、これでは練習できないですよね(ーー;) なので、こういう文章を書けるようになるぞ!という目標を見つける・決めることが重要なんですね。

さて、ではこういう文章の目標が定まったら、どうするかですが、本や文章の内容から離れて、客観的に書き方や理論構築、言い回しの手法などに集中し、焦点を合わせて観察することです。

なるほどぉ~、この言い回しは使えるなぁ~とか、この前振りが後で大きく影響するのか、カッコイイ~って感じですね(*^_^*)

それで、何か文章を書いてみる、見本と比べる・・・こんな繰り返しをしていけばいいと思います。「講演」も基本こんな形で上達することができると思います。ぜひ、参考にしてください。

いかがですか? 私の発行する週刊メールマガジン、『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。

これまでのQ&Aも「バックナンバーにたくさんあるので、興味があればぜひ覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~

ボードメンバープロフィール

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石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

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